2019年11月24日(日)に茨城県久慈郡大子町大字袋田にある日本三名瀑名※のひとつで四段に落下することから別名「四度の滝」と呼ばれている「袋田の滝(ふくろだのたき)」にいってきました。
※日本三名瀑は日本を代表する有名な3つの滝を指し一般的には栃木県日光「華厳の滝」、和歌山県熊野の「那智の滝」、茨城県久慈の「袋田の滝」を指します。
「袋田の滝」は高さ120m、幅73mにもなるとても大きな滝で、平安時代の僧である「西行法師」が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したと伝わります。
春には新緑の緑を、夏には水音で涼を、秋には紅葉でお化粧し、冬には氷結し静寂と四季折々の姿で私たちに深い感動を与えてくれます。
秋に訪れた「西行法師」は「袋田の滝」を見て「花もみち 経緯にして 山姫の 錦織出す 袋田の瀧」と歌を詠んでその魅力を表現しました。
「袋田の滝」は山の奥まったところにあり、有料の歩行者トンネルを通った先にあります。
滝を眺める場所は3か所あり、「第1観瀑台」、「第2観瀑台」、「吊り橋」から「袋田の滝」を眺めることができます。
紅葉の名所として有名な「袋田の滝」は大変混雑し、予備知識なしで観光すると大変な混雑に巻き込まれ滝を眺める前に疲れてしまいます。
また山の奥にあることから足場の悪いところもあります。
今回実際に「袋田の滝」に行ってきましたので混雑の回避方法やおすすめコース、見どころ等を詳しくご紹介したいと思います。
袋田の滝の所要時間ですが、ゆっくり見学した場合で約90分でした。
「袋田の滝」へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR線「袋田駅」下車⇒「袋田駅前駅バス停」乗車⇒約7分(4駅)⇒「滝本駅バス停」下車⇒「袋田の滝」まで約650m・徒歩約8分
・JR線「袋田駅」下車⇒「袋田の滝」まで約3.1km・タクシー約10分
・JR線「袋田駅」下車⇒「袋田の滝」まで約3.1km・徒歩約40分
自動車を利用
・カーナビにMAPCODE「379 634 337*51」を入力
駐車場
「袋田の滝」近隣には無料駐車場が2ヶ所、有料駐車場が3か所(条件によって無料)があります。
■無料駐車場
1.「袋田の滝第1駐車場」 「袋田の滝」入り口まで約1km・徒歩12分。収容台数50台。
2.「袋田の滝第2駐車場」 「袋田の滝」入り口まで約1.2km・徒歩15分。収容台数220台。
■有料駐車場
1.「滝の駐車場根本」 「袋田の滝」入り口まで約450m・徒歩6分。収容台数40台。1回500円。
2.「新滝」 「袋田の滝」入り口まで約350m・徒歩4分。収容台数25台。1回500円(新滝での使用金額によって無料あり)。
3.「滝本屋本店」 「袋田の滝」入り口まで約280m・徒歩3分。収容台数20台。1回500円(使用金額によって無料あり)。
少し歩いてもよければ無料駐車場の「袋田の滝第2駐車場」をおすすめします。
紅葉のシーズンはすぐに「袋田の滝第1駐車場」が満車になってしまうからです。
有料駐車場の辺りはかなり観光客が多くて運転し辛いので運転に自信があれば一番「袋田の滝」にアクセスしやすい「滝本屋本店」ですが、紅葉のシーズンはどこもすぐ満車になるので空いてればどこでもすぐ駐車することをおすすめします。
「袋田の滝」の営業時間・料金
「袋田の滝」の営業時間・料金は以下の通りで、年中無休です。
■営業時間
・5月~10月:午前8時~午後6時
・11月~4月:午前9時~午後5時(紅葉の時期は午前8時30分から営業)
■料金
・高校生以上大人:300円
・小学校・中学生:150円
混雑回避の為のおすすめコース
「袋田の滝」で一番混雑する場所は「第2観瀑台」です。
理由は「第2観瀑台」へ行くためにはエレベーターを利用する必要があり、混雑時には30分以上の待ち行列が発生します。
その為、「第2観瀑台」をいかに早く回るかで待ち時間が大きく変わってきます。
紅葉のシーズンの営業開始時間は午前8時30分からで、混雑の原因の観光バスは午前9時を過ぎたあたりから続々と入ってきます。
朝一番に入場後、一番最初に「第2観瀑台」へ向かうのが混雑回避のポイントです。
■おすすめルートは以下のルートです。
1.「袋田観瀑施設管理事務所(料金所)」⇒2.「第2観瀑台」⇒3.「第1観瀑台」⇒4.「吊り橋」※⇒5.出口へ
※「吊り橋」から出口までのルートは2種類あります。
「吊り橋」を渡らず「袋田観瀑施設管理事務所」へ来た道を帰るルートと、「吊り橋」を渡り山道から帰るルートです。
山道ルートは遊歩道の景色を楽しめますがアップダウンが激しく時間がかかりますのでご都合に合わせてご選択ください。
「袋田の滝」の見どころ・おすすめスポット
紅葉のシーズンは午前8時30分から通行可能
「袋田の滝」に行くためには「袋田観瀑施設管理事務所(料金所)」へ向かい、通行料金を払う必要があります。
道中は写真のような急な上り坂の坂道を登る必要があります。
「袋田観瀑施設管理事務所」はログハウス風の建物で、こちらで料金を支払います。
この時期は通常午前9時からですが、紅葉のシーズンは午前8時30分から通行可能です。
トンネル入り口から「第2観瀑台」へ
料金を支払い「袋田の滝トンネル」を進みます。
まずは「第2観瀑台」へと向かいます。
トンネル入り口から「第2観瀑台」エレベーターまでは約230mです。
「第2観瀑台」へのエレベーター前が一番混雑
ここが一番混雑する場所で、紅葉のシーズンですと30分以上のエレベーター待ち時間が発生することもあります(階段はなく、エレベーターのみ)。
観光客のバスが午前9時過ぎ辺りから入ってきて大混雑となります。
紅葉のシーズンは午前8時30分より営業開始しているので朝一で行くと待ち時間なく進むことができますよ♪
「第2観瀑台」からは「西行法師」の世界が広がる
「第2観瀑台」の景色です。
周辺の山々の木々が赤、黄色、緑と色鮮やかでまるで絵画のよう。
「西行法師」が詠んだ「花もみち 経緯にして 山姫の 錦織出す 袋田の瀧」の通りの絶景が目の前に広がっています。
「袋田の滝」は別名「四度の滝」とよばれています。
「第2観瀑台」からだと滝が四段に落下しているのがよくわかりますね。
スケールの大きさや迫力を感じることができる「第1観瀑台」
「第2観瀑台」からエレベーターをおりてすぐの場所に「第1観瀑台」があります。
トンネル越しに見える「袋田の滝」の白と黒のコントラストがとても綺麗で感動します。
「第2観瀑台」からの景色や山々の彩りの美しさを楽しむのに対し、「第1観瀑台」では「袋田の滝」のスケールの大きさや迫力、マイナスイオンが強く感じられます。
滝の白い糸のような水流と黒い岩のコントラストはあまり他の滝では見たことがなくて迫力同時に美しさを感じました。
次は眼下に見える「吊り橋」に向かいます。
自然の雄大さを感じる「吊り橋」
「吊り橋」からの景色です。
左手に見えるのが「第1観瀑台」です。
間近でみる「袋田の滝」の大きさに驚いていましたが、ここから見ると山々の大きさと迫力に驚きます。
紅葉と山々と「袋田の滝」の全景を眺められる絶景のスポットです。
「吊り橋」から見る「滝川」の景色です、まるで絵画のような景色で素敵ですね♪
プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット「恋人の聖地」として「袋田の滝」が選ばれています。
「第1観瀑台」近くにあり、ここからの景色も素敵でした♪
「多喜乃屋 菊池みやげ店」の「鮎の塩焼き」と「串団子」はおすすめ
観光の後は「多喜乃屋 菊池みやげ店」で食事を楽しみました
頂いたのは「鮎の塩焼き(400円)」「串団子(300円)」。
その場で焼いてくれる鮎や串団子は絶品!
中でも自家製柚子味噌を使った串団子はとても美味しかったのでおすすめです♪
店員さんもフレンドリーでとても素敵なお店でした♪
おわりに
「袋田の滝」に紅葉の時期に混雑を回避しゆっくり楽しみたい場合は、観光バスが続々と到着する午前9時前に「第2観瀑台」から観光することをおすすめします。
「袋田の滝」の絶景スポットは「第2観瀑台」、「第1観瀑台」、「吊り橋」です。
観光ルートは往復同じコースを歩きますが歩きやすいコースと、復路は渓谷の景色を楽しむことが出来ますがアップダウンの激しいコースがあります。
ご紹介したとおり見どころたくさんの「袋田の滝」、訪れる際の参考になれば幸いです。
近くにあるおすすめの観光地
近くには「月待の滝」「龍門の滝」「太平寺」「紅の吊橋」「竜神大吊橋」「花貫渓谷」がありますのであわせて観光してみてはいかがでしょうか。
袋田の滝(ひらがな) | |
住所 | 茨城県久慈郡大子町大字袋田3-19 |
電話番号 | 0295-72-4036(袋田観瀑施設管理事務所) |
営業時間 | 午前8時~午後6時(5月~10月) 午前9時~午後5時(11月~4月、紅葉のシーズンは午前8時30分営業開始) |
休日 | 年中無休 |
料金 | 高校生以上大人:300円 小学校・中学生:150円 |
アクセス | ■電車の場合 ・JR線「袋田駅」下車⇒「袋田駅前駅バス停」乗車⇒約7分(4駅)⇒「滝本駅バス停」下車⇒「袋田の滝」まで約650m・徒歩約8分 ・JR線「袋田駅」下車⇒「袋田の滝」まで約3.1km・タクシー約10分 ・JR線「袋田駅」下車⇒「袋田の滝」まで約3.1km・徒歩約40分 ■自動車の場合 ・カーナビにMAPCODE「379 634 337*51」を入力 |
駐車場 | ・近隣に無料駐車場が2ヶ所、1回500円の有料駐車場が3か所あり(条件によって無料) |