2022年8月11日(木)に大阪府大阪市北区天神橋にある有名大阪を代表する例大祭「天神祭」で有名で大阪屈指のパワースポット大阪天満宮に行ってきました。地元では「天満の天神さん」と親しみを込めて呼ばれており、学問成就のご利益で有名であることから受験シーズンになると合格を祈願する受験生で境内が賑わいます。
今回実際に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
大阪天満宮の概要
創建は白雉元年(650年)、孝徳天皇が難波長柄豊崎宮を造営する際に都の西北に守護神として「大将軍社」を創建したのが始まりと伝わります。
平安時代の延喜元年(901年)、菅原道真公が大宰府へ左遷される際に大将軍社に参拝し旅の安全を祈願しました。道真公は無事大宰府に到着された後、延喜3年(903年)に亡くなります。その後、天神信仰が広まります。約50年後の天暦3年(949年)、大将軍社の前に7本の松が一夜にして生え霊光を放ちました。それを聞いた村上天皇によって天満宮が建立され、大将軍社は摂社となりました。
その後、大阪天満宮は度々火災で焼失しますが、江戸時代の享保9年(1724年)の「享保の大火」で社殿が全焼し、その後再建されますが天保8年(1837年)の「大塩平八郎の乱」によって再度全焼します。天保14年(1843年)に現在の社殿が再建され、昭和20年(1945年)の戦災も免れ現在へ至ります。
御祭神は菅原道真公で、学業成就・合格祈願のご利益で有名です。
大阪天満宮へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR東西線「大阪天満宮駅」下車、7番出入口より大阪天満宮まで250m、徒歩で約3分
・地下鉄堺筋線、谷町線「南森町駅」下車、4番出入口より大阪天満宮まで350m、徒歩で約5分
自動車を利用
・カーナビに大阪天満宮の住所「大阪府大阪市北区天神橋1-18-19」を入力し検索
駐車場
大阪天満宮には普通自動車が70台駐車可能な無料駐車場が表大門近くにあります。
駐車場は駐車しやすく、参拝時は写真の通り空きがありました。
大阪天満宮の参拝と見どころ
大阪天満宮の参拝開始
大阪天満宮の表大門と呼ばれる門を潜って境内に進みます。門の側には「大阪天満宮」の社号碑が立っており、表大門には緻密な彫刻が施されており見ごたえがあります。
表大門にある十二支の方位盤と彫刻
表大門を見上げると極彩色豊かで十二支が表現されている方位盤があります。西の方角には、本来であれば鶏が描かれていますが代わりに鳳凰が描かれています。これは道真公が叔母と別れて大宰府に旅立つ際、鶏の鳴き声が聞こえると出発しなければならず、鶏の鳴き声は別れを急かすものとして代わりに鳳凰が描かれています。
見事な鳳凰の彫刻も施されていますので是非見てみて下さいね♪
大阪四清水の一つ「天満天神の水」
表大門を潜りすぐの場所に「御神水舎」があります。かつて千日前の「福井の水」、道頓堀の「秋田屋の水」、聚楽町の「愛宕の水」と共に「天満天神の水」と呼ばれる大坂四清水の一つが湧いていましたが枯れてしまいました。平成26年(2014年)に井戸を掘り直して現在も往時の名水を頂くことができます。御神水舎の扉は普段開放されておらず、開放日は毎月1日・10日・25日の3日のみとなります。開放時間は午前9時から午後5時までとなっています。
御神水舎の近くにある手水舎で心身をしっかりと清めて参拝へ進みます。
江戸時代に建立された拝殿・本殿
左が江戸時代の天保14年(1843年)に再建された本殿・拝殿です。写真右側に授与所と手水舎があります。
拝殿・本殿は見事な木造建築でその大きさに驚きます。御祭神に菅原道真公がお祀りされ、学業成就・合格祈願のご利益を求めて参拝者が絶えることがありません。建築物や石燈籠等、至る所で神紋である梅花紋が施されています。
御祭神が菅原道真公ですので、境内に撫で牛もいます。是非探してみてくださいね♪
拝殿前の「梅絵馬掛」には受験合格を祈願した絵馬が所狭しとかかっています。拝殿・本殿の右側には明治37年(1904年)に建立された神楽殿(国登録有形文化財)、明治44年(1911年)に建立された参集殿(国登録有形文化財)、昭和3年(1928年)に建立された梅花殿(国登録有形文化財)があります。
出世・合格祈願のパワースポット「登龍門」
御社殿の東西には「登龍門」と呼ばれる門があります。「中国の黄河上流で鯉などが集まり、多くは登ることはできないが登れば龍になる」という故事が元となっており、屋根の部分には鯉の姿が描かれています。毎年1月から3月の期間に8日間のみ開門され、通り抜けると合格・出世のご利益があるパワースポットとして有名です。
厄除けのご利益がある大将軍社
御社殿の左後方に摂社「大将軍社」が鎮座しています。元々は大将軍社が先に創建され、その場所に天満宮が創建されました。孝徳天皇によって難波長柄豊崎宮の西北に守護として建立された由縁から厄除けのご利益で知られます。小さなお社で見過ごされがちですが大阪天満宮の起源となった神社ですので是非参拝しましょう。
商売繫盛のご利益がある白米稲荷社
御社殿の右後方に鎮座している白米稲荷社です。御祭神は稲荷大神で五穀豊穣・商売繫盛のご利益で知られています。
社殿に内部には奉納鳥居が並び、天井には赤提灯がかかっています。
「狐、天狗の爪とぎ石」と呼ばれる自然石が社殿奥にあり、内部は独特の幻想的な雰囲気があります。
御朱印
御朱印は通常御朱印と期間限定御朱印があり、どちらも初穂料500円になります。授与所は手水舎近くにあります。また梅が刺繍されたオリジナル御朱印帳もあります。
おはようございます。
大阪府 大阪市
大阪天満宮さま⛩『天満の天神さん』と親しまれておられるだけあって、明るく幸福な空気!結婚式が2組、お宮参り多数でした❣️🌈
#御朱印#大阪#大阪天満宮 pic.twitter.com/OQmP7TsecK— Eriko_Uchi (@Eri358Uchi) September 29, 2022
おわりに
大阪天満宮の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。参拝の入口となる表大門には十二支の方位盤と見事な鳳凰の彫刻があり見ごたえがあります。境内には大阪天満宮以前に創建された摂社の大将軍社、大阪四清水の一つ「天満天神の水」、出世・合格祈願のパワースポット「登龍門」、幻想的な雰囲気がある白米稲荷社、江戸時代建立で現存の拝殿・本殿、撫で牛、境内社など必見スポットが多数あります。
見どころいっぱいの大阪天満宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
大阪天満宮 | |
住所 | 大阪市北区天神橋2丁目1番8号 |
電話番号 | 06-6353-0025 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR東西線「大阪天満宮駅」下車、7番出入口より大阪天満宮まで250m、徒歩で約3分 ・地下鉄堺筋線、谷町線「南森町駅」下車、4番出入口より大阪天満宮まで350m、徒歩で約5分 ■自動車を利用 ・カーナビに大阪天満宮の住所「大阪府大阪市北区天神橋1-18-19」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が70台駐車可能な無料駐車場あり |