【東京都品川区】東五反田のビルの中にある雉子神社(きじじんじゃ)!

雉子神社7
2016年12月25日(日)に東京都品川区にある雉子神社(きじじんじゃ)にいってきました。

雉子神社の創建は、室町時代中期頃(1492~1501年)に創建したと伝わっています。

元々は「大鳥明神」と称されていましたが、江戸時代の慶長年間(1596年-1615年)に、徳川三代将軍・徳川家光によって「雉子の宮」を命名されました。

「雉子の宮」と命名された由来は、徳川家光が鷹狩りに来た時、一羽の白雉が社地に飛び入ったのを追って神社を詣でることになったのがまことに奇瑞であることから、徳川家光より「以後雉子宮と称すべし」と命じられた為「雉子宮」と知られるようになりました。

昭和20年(1945年)に東京大空襲で社殿を焼失しますが、戦後に再建され、平成7年(1995年)に現在の社殿をビルの1階に鎮座する形で新築しました。

ご祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)天手力雄命(あめのたちからおのみこと)大山祗命(おおやまつみのみこと)を祀っています。

雉子神社所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約10分でした。

雉子神社へのアクセス

電車でアクセス

・JR・都営地下鉄浅草線「五反田駅」より徒歩約6分
・都営地下鉄浅草線「高輪台駅」より徒歩約7分

雉子神社に到着

「雉子神社」は五反田駅から桜田通りの坂を上ったところにあります。
坂を上っていくと大きな石の鳥居と、大きなイチョウの木が見えてきます。
雉子神社1

「雉子神社」のイチョウは品川区指定天然記念物に指定されており、幹の周りは約4メートル、高さは18メートルもあり、樹齢は150年から200年と推定されています。
樹姿も美しく、今も元気なイチョウで、パワーをわけてもらえそうですね♪
雉子神社2

石の鳥居の両端には、江戸風狛犬が悪い気から神社を守っていました。
雉子神社12

江戸風狛犬は体に巻き付いた毛の流れや、センター分けの毛が特徴で、私的にはとても愛嬌があって好きな狛犬です♪
雉子神社11

石の鳥居をくぐると石段が続いており、ビルの1階部分へと進みます。
雉子神社3

石段を上ると手水舎があります。
ガラス戸を開けて利用し、利用後はガラス戸を閉めます。
注意書きはユニークで「カラスが汚しますので必ずカラス戸をおしめ下さい」とのこと。。
こういうのは好きですね♪
雉子神社5

手水舎の近くには社務所があります。
こちらで御朱印や、お守りなど購入することができます。
雉子神社4

拝殿です。
写真の拝殿の屋根の左側には雉子の姿があります。
神社で片方の屋根だけに雉子の姿がある拝殿は初めて見ました。
拝殿の上方は吹き抜けになっていて、神社に配慮されてビルが建設されたことが伝わります。
京都の市比賣神社(いちひめじんじゃ)も同様の建設方法だったことを思い出しました。
雉子神社6

拝殿の隣には三柱神社がありました。
ご祭神は、国主命・倉稲魂命・埴山姫命の三柱です。
雉子神社9

三柱神社の隣には、ガラス張りの神輿庫が展示されていました。
美しく神輿がライトアップされており、お祭りの時だけでなく、常時美しい神輿がみれるのは嬉しいですね♪
雉子神社10

おわりに

五反田は名前のとおり、かつては農村で緑豊かな場所で、現在とは全然異なる風景でした。
現在はビルに囲まれた都会ですが、現在でも樹齢が150年~200年程度の元気なイチョウが見られたり、社殿はビルを吹き抜けにして配慮されたつくりで、神社への変わらぬ崇敬の思いを感じられたりすることができました。
五反田駅から徒歩ですぐの場所にあるので、是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

場所 東京都品川区東五反田1-2-33
電話番号 03-3441-2331
拝観料 境内無料
交通 ・JR・都営地下鉄浅草線「五反田駅」より
徒歩約6分
・都営地下鉄浅草線「高輪台駅」より
徒歩約7分

コメント