【大阪府】梅田キタの繁華街の中ある綱敷天神社!見どころや御朱印、アクセス・駐車場をご紹介

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2022年8月11日(木)に大阪市北区神山町にある嵯峨天皇と菅原道真ゆかり綱敷天神社つなしきてんじんしゃに行ってきました。綱敷天神社は梅田キタの繫華街の中に鎮座する神社で平安時代の創建から約1200年の歴史がある由緒ある神社です。

実際に綱敷天神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

綱敷天神社の概要

創建は平安時代の承和10年(843年)、嵯峨天皇の皇子である源融みなもとのとおるが御祭神に嵯峨天皇をお祀りしたのが始まりです。昌泰4年(901年)、菅原道真が無実の罪で京都から九州の大宰府まで左遷される際にこの地に着いたところ、一本の紅梅が美しい花を咲かせており、この花を観賞する為に船の艫綱ともづなを円座状に敷いて即席の座席として鑑賞したことが綱敷つなしきの名前の由来になりました。

室町時代の暦応3年(1340年)、南北朝の戦災により社殿や神宝等を焼失しました。しかし寛正2年(1461年)に一夜にして七本の松が生い出ると北野天満宮の助力によって社殿が再建されました。

昭和20年(1945年)、大阪大空襲により社殿を焼失しますが、神宝の綱と御影は焼失を免れました。昭和31年(1956年)に社殿が再建され現在に至ります。

御祭神は嵯峨天皇、菅原道真公で、ご利益は天下泰平・書道上達・学業成就・合格祈願のご利益があります。

綱敷天神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・大阪市営地下鉄谷町線「東梅田駅」下車、綱敷天神社まで650m、徒歩で約9分
・大阪市営地下鉄御堂筋線、阪急電鉄、阪神電鉄「梅田駅」下車、綱敷天神社まで750m、徒歩で約10分
・JR線「大阪駅」下車、綱敷天神社まで800m、徒歩で約10分

自動車を利用

・カーナビに綱敷天神社の住所「大阪市北区神山町9番11号」を入力し検索

駐車場

綱敷天神社には参拝者専用駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します

綱敷天神社の参拝と見どころ

綱敷天神社の参拝開始

梅田キタの繫華街を歩くと綱敷天神社入口の石造明神鳥居が見えてきます。玉垣には奉納者の名前が刻まれており篤い崇敬を集めていることがわかります。鳥居横には綱敷天神社と書かれた社号碑が立っています。
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新型コロナウイルスの感染防止の為、手水の使用は中止されていましたが、こちらで心身を清めて参拝へ進みます。
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参道を直進すると社殿、左に喜多埜稲荷神社が鎮座しています。
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戦災を免れた青銅製の狛犬一対

社殿の前には立派な青銅製の狛犬一対が境内を悪い気から守っています。大正4年(1915年)に建立されたもので昭和20年(1945年)の戦災で被災しますが、補修され現在にその姿を伝えています。

嵯峨天皇と菅原道真公がお祀りされている社殿

社殿は御祭神である嵯峨天皇が宿をとられた場所に建立され、その後菅原道真公が大宰府に左遷の際に訪れたと伝わります。その逸話から御祭神に嵯峨天皇と菅原道真公が祀られ、天下泰平・書道上達・学業成就・合格祈願のご利益があるとされます。 綱敷天神社4

社殿の裏には元々小山があり、この辺りを神山町と呼ぶのはその由来の為でしたが、第二次世界大戦の戦災により山がなくなり土だけになりました。しかしその土を社殿の御本殿の盛り土として現在にその名残を現在に留めています。
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末社・喜多埜稲荷大神

末社の喜多埜稲荷大神で、御祭神に宇迦之御魂大神がお祀りされています。ご利益は五穀豊穣・商売繫盛で、特にキタの会社や繫華街の方々から商売繫盛のご利益で篤い信仰を集めています。現在の社殿は昭和37年(1962)に建立され、手前に架かる萬載橋まんざいばしの欄干は安政2年(1855年)に建立され、浪華八百八橋で現存最古といわれる遺構です。

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末社・白龍社

末社の白龍社には白龍大神と猿田彦大神が合祀されています。白龍大神は金運・仕事運アップ、猿田彦大神は道開き・開運・厄除けのご利益で知られます。
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神牛舎と神牛さん(撫で牛)

その隣には御祭神の菅原道真公の由縁から神牛舎があり、神牛さんが鎮座しています。神牛さんで自分の悪いところを撫でると良くなると言われています。
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コロナ禍の為、直接撫でず手をかざすのみにするよう注意書きがありました。境内に神牛さんは2箇所で鎮座していますので探してみて下さいね♪
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御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことができません。(2022年8月11日現在)
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綱敷天神社の御朱印は境内外にある御旅社の授与所で頂くことが可能で、御朱印は綱敷天神社・御旅社・歯神社の3種類、初穂料は各500円になります。

おわりに

綱敷天神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。
綱敷天神社に参拝してみて、キタの繫華街にある神社ですが境内は静寂で落ち着く空間でした。戦災の被災を免れて今に姿を伝える青銅製狛犬や、神山町の由来になった神山の土が御本殿に使用されていたり、喜多埜稲荷大神には江戸時代に建立された萬載橋の欄干が残っていたりと多くの場所でかつての名残を留めていました。
見どころいっぱいの綱敷天神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

綱敷天神社
住所 大阪市北区神山町9番11号
電話番号 06-6361-2887
営業時間 午前6時~午後5時(授与所受付時間は、平日:不定期、土日祝:午前1時~午後5時)
定休日 年中無休(授与所は毎週水曜日が定休日)
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・大阪市営地下鉄谷町線「東梅田駅」下車、綱敷天神社まで650m、徒歩で約9分
・大阪市営地下鉄御堂筋線、阪急電鉄、阪神電鉄「梅田駅」下車、綱敷天神社まで750m、徒歩で約10分
・JR線「大阪駅」下車、綱敷天神社まで800m、徒歩で約10分
■自動車を利用
・カーナビに綱敷天神社の住所「大阪市北区神山町9番11号」を入力し検索
駐車場 駐車場なし、近隣のパーキングを利用

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