奈良県生駒市 鎮守の森は古来からのパワースポット!日本有数の古社で往馬大社(いこまたいしゃ)とも称される往馬座伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)

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2018年7月15日(日)に奈良県生駒市にある往馬大社(いこまたいしゃ)にいってきました。
正式な名称は、「往馬座伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)」で、生駒神社とも呼ばれています。
往馬大社は生駒山を御神体として祀られた古社です。
境内は天然記念物である鎮守の森に覆われ、境内全体がパワースポットとなっています。

往馬大社の創建は不明ですが、『総国風土記』の中で、雄略天皇3年(458年)のところに「伊古麻都比古神社」が見られることから創建1550年以上と考えられます。
奈良時代の正倉院の文書にはすでに朝廷との関りがあったことが記載されています。

ご祭神は、創建当初は「伊古麻都比古神(いこまつひこのかみ)・伊古麻都比賣神(いこまつつひめのかみ)」の2柱でした。
中世に八幡5柱氣長足比賣尊(おきながたらしひめのみこと)・足仲津比古尊(あしなかつひこのみこと)・譽田別尊(ほんだわけのみこと)・ 葛城高額姫命(かつらぎたかぬかひめのみこと)・息長宿禰王命(おきながすくねおうのみこと)」を合祀して現在の7柱になりました。

ご祭神の「伊古麻都比古神・伊古麻都比賣神」は「火の神」として古来から信仰されており、歴代天皇の「大嘗祭(だいじょうさい)」においても往馬大社の火きりを納めてきました。
現在も毎年10月の体育の日の前日に「火祭り」が行われ、生駒市第一号の無形民俗文化財に指定されています。

往馬大社所要時間ですが、境内の参詣時間約40分でした。

往馬大社へのアクセス

電車でアクセス

・近鉄生駒線「一分駅」下車、約900メートル・徒歩約11分

駐車場・料金情報

往馬大社の入口横に4台程度駐車可能な無料駐車場があります。
初詣や火祭りの時期以外はほとんど空いていますので駐車可能です。

往馬大社の見どころ

往馬大社の見どころ・おすすめスポットは以下の通りになります。

・天然記念物である鎮守の森
・素晴らしい建築物群
・7つのお社が並ぶ本殿

往馬大社参拝

天然記念物である鎮守の森

往馬大社の入り口です。
大きな幹線道路から街中に入ったところにありますのでとても静かな境内です。
境内全体が天然記念物である鎮守の森に覆われ、パワーに満ち溢れていました
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素晴らしい建築物群

石の鳥居を通ると素晴らしい建築物が並んでいます。
左から「高座」「北座」「管弦楽座」になります。
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左が「南座」です。
正面の石段を登って拝殿・本殿へと向かいます。
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石段右側に手水舎がありますのでしっかりと心身を清めてから進みます。
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石段を登ると楼門前で狛犬が境内を悪い気から守っていました。

こちらは「楼門」です。
2018年は戌年ですのでかわいい柴犬の絵馬が奉納されていました。
正面に見えるのが拝殿です。
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かなりの傾斜がある石段ですので気を付けて登りましょう!
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石段を登りきると正面に「拝殿」が見え、奥に「本殿」が見えます。
境内は静寂で厳かな空間になっています。
左側には社務所があり御朱印がいただけます。
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拝殿の右側に進むと「観音堂」があります。
鎌倉末期から室町初期に作られた雲慶作と伝わる「十一面観音立像」を見ることができますよ♪
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観音堂の隣には「北末社」があります。
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北末社の前には「英霊殿」があります。
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7つのお社が並ぶ本殿

拝殿後方、英霊殿の隣にある本殿では7つのお社を見ることが出来ます。
こちら一帯は一層空気が引き締まり厳かな雰囲気がありました。
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拝殿横には「祓戸社」もありました。
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本殿の左隣にも境内社が並びます。
左側より、「生駒戎神社」「南末社」「稲荷社」「水神社」が並びます。
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おわりに

往馬大社は社全体が天然記念物の鎮守の森に覆われており、古代から受け継がれる自然の風景とパワーを感じることができました。
境内の建築物群も素晴らしく見ごたえがあり、中でも7つのお社が並ぶ本殿は一層厳かな空間になっていました。
往馬大社では秋に有名な「火祭り」が行われることから次回は秋に参拝したいと思います。

往馬大社(いこまたいしゃ)
場所 奈良県生駒市壱分町1527-1
電話 0743-77-8001
休日 無休
拝観料 無料
駐車場 入口鳥居横に4台程度駐車可能な無料駐車場あり。
交通 近鉄生駒線「一分駅」下車、約900メートル・徒歩約11分