2020年1月18日(土)に日本100名城スタンプラリー54番で、大阪府大阪市にある「大阪城(おおさかじょう)」に行ってきました。
大阪城は別名「錦城・金城(金城)」とも呼ばれ、地元では「太閤はんのお城」と親しみを込めて呼ばれることもあります。
大阪城は天正11年(1583年)から慶長3年(1598年)にかけて豊臣秀吉によって築城されました。
豊臣時代の大坂城は複合式もしく連結式望楼型五重天守で外観は黒漆塗りで金色に輝く彫刻が目立たされた豪華絢爛なお城でした。
しかし、慶長20年(1615年)の大阪夏の陣で落城し焼失しました。
元和6年(1620年)から徳川2代将軍「徳川秀忠(とくがわひでただ)」によって豊臣色を払拭する為盛土をし、その上に寛永6年(1629年)に完成しました。
大坂城は度重なる火災により天守を焼失しており、豊臣大坂城1代目天守は落城により30年、徳川大坂城2代目天守は落雷により39年で焼失しました。
現代の天守は昭和6年(1931年)に建造された3代目天守で第二次世界大戦の戦火を逃れ最も長命な天守となっており、国の登録有形文化財にも指定されています。
現在の大坂城には建物遺構(大手門、塀3棟、多聞櫓、千貫櫓、乾櫓、一番櫓、六番櫓、焔硝蔵、金蔵、金明水井戸屋形、桜門)が現存しており、重要文化財に指定されています。
日本100名城スタンプは「大阪城天守閣入口のインフォメーションセンター」にあります。
大阪跡城をゆっくり見学した場合、所要時間は90分でした。
アクセス
交通機関を利用する場合
・JR「大阪城公園」駅から徒歩約10分
・JR「大阪城北詰」駅出口1番から徒歩約9分
・JR「森ノ宮」駅出口1番から徒歩約13分
・OsakaMetro長堀鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク」出口2番から徒歩約6分
・OsakaMetro中央線または谷町線「谷町四丁目」出口9番から徒歩約7分
・OsakaMetro谷町線または京阪本線中ノ島線「天満橋」出口3番から徒歩約9分
車を利用する場合
「大阪城公園」へのアクセスはカーナビにMAPCODE「1 378 013*74」を入力します。
大阪城周辺の駐車場
大坂城周辺には有料駐車場がたくさんあります。
大阪城公園駅前駐車場が60分350円であります。
周辺駐車場も60分350円~、24時間最大料金は1000円位が相場となっています。
大阪城の見どころ
大阪の見どころは以下の通りとなっています。
・迫力ある石垣と豊臣・徳川時代が折衷された大坂城
・天守閣5階の大阪夏の陣図屏風の世界展示
・大阪城に数多く残る重要文化財指定の建造物
日本100名城スタンプ設置場所
日本100名城スタンプは「大阪城天守閣入口のインフォメーションセンター」にあります。
天守閣に登らなくてもスタンプを押すことは可能ですので無料でスタンプを押すことができます。
大坂城見学開始
JR「大阪城公園」から大坂城へ
今回JR「大阪城公園」から大坂城へ向かいました。
途中「大阪城ホール」を通ったのですがすごい行列!
スピッツのライブが当日夜開催されていてグッズ購入者の列でした。
少し歩くと大坂城の東外堀があり、奥に大阪城が見えてきました。
石垣は屈折が設けられていて横から攻撃できる造りとなっています。
大坂城に行く為に青屋門に向かっています。
こちらが「青屋門(あおやもん)」で明治維新の大火で焼失し、陸軍によって改築されましたが、昭和20年(1945年)の空襲で焼失後、昭和44年(1969年)に再建されました。
青屋門を過ぎると大坂城と立派な内堀が見えてきます。
大坂城に行くためには極楽橋という橋を渡っていきます。
極楽橋の近くには写真の大坂城御座船乗り場があり、船の上から大阪城の景色を楽しめます。
約10分間隔で運行されており、料金は大人1500円、小中学生750円です。
大坂城のライトアップ
極楽橋は夜にはライトアップされ雰囲気が一変します!
極楽橋と大坂城と逆さ大坂城、素敵です♪
夜間ライトアップ中は別の世界に迷い込んだような幻想的な感じでした♪
豊臣秀頼・淀殿自刃の地
極楽橋を渡ると山里丸跡があり、豊臣秀頼・淀殿自刃の地の碑があります。
かつてこの場所にあった櫓で自刃したと伝わります。
豊臣・徳川時代が折衷された大坂城
山里丸跡からの大坂城です。
とても威風堂々としていて美しいですね!
1層から4層までは徳川時代風の白漆喰壁とし、5層目は豊臣時代風に黒漆に金箔で虎や鶴の絵が描かれています。
大坂城天守閣入館
大坂城天守閣へは右下の場所でチケットを買って入館します。
料金は大人600円、中学生以下は無料となっています。
天守閣まで行く途中、重要文化財の「金明水井戸屋形(きんめいすいいどやかた)」があります。
寛永元年(1624年)にほられたもので寛文5年(1655年)に天守を焼失した際も被災を免れた貴重な文化財です。
日本100名城のスタンプはインフォメーションセンター
いよいよ大坂城天守に登ります。
入口左側が歩いて登る人用、右側がエレベーターを使用する人用と区切られています。
日本100名城のスタンプは左側から入ってすぐのところにあるインフォメーションセンターで職員の方に声をかけると貸していただけます。
エレベーター待ちの行列が入り口まで伸びていましたが意外と待ち時間は少なく約10分で乗ることができました。
天守閣内は8階建てとなっており、まずは8Fの展望台から大阪のまちを一望します。
正面に見える門が重要文化財の桜門です。
天守閣5階の大阪夏の陣図屏風の世界展示は必見
1階~7階までは展示室になっており中でも5階の大阪夏の陣図屏風の世界展示は大変見ごたえがあっておもしろかったです。
大阪夏の陣を解説した約10分程度のビデオが上映はオススメです!
その他の階の展示はほとんど豊臣秀吉に関するものばかりで大阪での秀吉人気を改めて実感しました。
豊臣時代の大坂城にあった鯱瓦や伏虎のレプリカが展示されていました。
城内には重要文化財が多数あります
天守閣を出て先ほどの重要文化財の「桜門」まで歩いてきました。
桜門の前には「蛸石(たこいし)」と呼ばれる推定130トンもの巨石があります。
大坂城内には他にも巨石をたくさん見ることが出来ますが、今と違い人力なので途方もない労力だっただろうと思いました。
重要文化財の「多門櫓」です、巨石が使用された立派な造りです。
多門櫓を出て左側に見えるのが重要文化財の「大手門」、右側が多門櫓です。
大手門を出たところからの景色です。
左が重要文化財の「千貫櫓(せんがんやぐら)」、右側が多門櫓になります。
今も往時の姿を見ることができるのは嬉しいですね♪
おわりに
大坂城を見学してみてまず大坂城の石垣の立派さと大阪城の天守が3代目で現在の天守が最も長命な天守であることに驚きました。
また大坂城には重要文化財に指定された建築物がたくさん残っていることに嬉しくなりました。
大坂城天守5階で展示されている大阪夏の陣図屏風の世界展示はとてもおもしろいのでオススメです。
夜にはライトアップしてまた違った姿を見せて楽しませてくれる大坂城、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
大阪城 | |
住所 | 大阪府大阪市中央区大阪城1-1 |
スタンプ設置場所 | 大阪城天守閣入口のインフォメーションセンター |
営業時間 | 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分) |
定休日 | 12月28日から翌年1月1日 |
見学料金 | 大人600円、中学生以下は無料 |
駐車場 | 大阪城公園駅前駐車場は60分350円 周辺駐車場も60分350円~ |