2018年9月24日(月)に石川県金沢市尾山町にあるステンドグラスが使われた神門が有名な「尾山神社(おやまじんじゃ)」に行ってきました。
キアマンがはめ込まれた、和・漢・洋折衷洋式の美しい異国情緒漂う神門は国の重要文化財にも指定されています。
創建は明治6年(1873年)で、加賀藩祖「前田利家(まえだとしいえ)」公を祀る為に創建されました。
平成10年(1998年)には前田利家公の正室「お松の方」も合祀されました。
ご祭神は「前田利家(まえだとしいえ)」公と正室「お松の方」です。
尾山神社は金沢城の金谷出丸御殿の跡地に建立されました。
境内には金谷出丸御殿にあった江戸末期作庭の築山池泉回遊式の庭園が現存し、3つの島や趣向を凝らした橋が配置された書院庭園の面影が残っている「神苑」があります。
「東神門」は金沢城で唯一現存する桃山風御殿洋式の門で、旧金沢城二の丸にあった唐門を移築したものです。
敷地内には前田家歴代の藩主が祀られた「金谷神社」や、前田家藩主からの拝領石で触ると健康になるとされる「さし石」、金運アップのパワースポットとして注目されている「金のカエル」のオブジェクト、「前田利家」公像や「お松の方」像があります。
今回尾山神社に参拝してきましたので見どころをご紹介したいと思います。
尾山神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。
尾山神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用したアクセス
・JR金沢の兼六園口(東口)バスターミナル③⑥⑧⑨⑩番のバスに約10分乗車後、「香林坊」駅下車、徒歩約5分。
車を利用したアクセス
・カーナビにMAPCODE「41 529 511*35」を入力。
駐車場
尾山神社には約20台駐車可能な尾山神社専用の無料駐車場があります。
周辺には1時間200円からの有料駐車場があります。
休日だと無料駐車場は難しいですが、周辺にも有料駐車場がたくさんあるので駐車場で困ることはないと思います。
尾山神社の見どころ
尾山神社の見どころ・おすすめスポットは以下の通りになります。
・国の重要文化財でステンドグラスが特徴的な「神門」
・旧金谷御殿の移築物が多数ある「拝殿」
・金運アップのパワースポット「金のカエル」
・前田利家公の像やお松の方座像
・健康アップのパワースポット「さし石」
・前田家歴代藩主がご祭神「金谷神社」
・旧金谷御殿の庭園「神苑」
・金沢城の唯一現存する遺構「東神門」
尾山神社参拝
尾山神社の入口にある神門は街中からでも美しい姿を見ることができます。
遠方から見ると一見神社の神門とはまずわかりませんが、異質で不思議な建物に目を奪われます。
国の重要文化財でステンドグラスが特徴的な「神門」
神社の鳥居と神門の組み合わせも不思議な感じがしますね。
神門は国の重要文化財に指定され、第三層に設置されてる避雷針は日本最古のものになります。
明治8年(1875年)に建築された神門は、和・漢・洋が絶妙な具合で調和し、異色の門となっています。
第一層には戸室石が用いられ、第三層は四面五彩のギヤマン張りとなっています。
第三層にはめ込まれたステンドグラスは日没から夜の22時のライトアップ時にはより一層幻想的な姿となります。
神門のレリーフの至る所に前田家の家紋「梅鉢紋」がありますので探してみるのもおもしろいですよ♪
神門を通ってまっすぐ進むと拝殿があります。
旧金谷御殿の移築物が多数ある「拝殿」
こちらが拝殿で、入母屋造屋根瓦葺となっており、旧金谷御殿から移築された欄間の彫刻等が現存しています。
しっかりと参拝してから進みます。
拝殿には様々なおみくじがありますので運試しするのもおすすめです♪
拝殿から神門を見たところです。
境内の建築物に比べ異色ながらも美しい神門に目を奪われますね。
金運アップのパワースポット「金のカエル」
拝殿横に埼玉県在住の鍛鉄工芸家らが手掛けた鉄のオブジェ「金のカエル」とベンチがあります。
尾山神社はご祭神が前田利家公であることから勝利のご利益がありますが、そこから金運アップのパワースポットでもあります。
金のカエルのベンチに腰をかけると金運がアップしますよ♪
前田利家公の像やお松の方座像
拝殿近くには前田利家公のシンボルとも言える「金鯰尾兜(きんのなまずおのかぶと)」がありました。
前田利家公の像も境内にあります。
利家公は「槍の又左衞門、槍の又左」とも呼ばれた槍の名手で、この像も槍を持っています。
背中に背負っているのは、背後からの矢を防ぐための「母衣(ほろ)」です。
織田信長の家臣時代に「赤母衣衆(あかほろしゅう)」として活躍していました。
こちらは「お松の方座像」です。
「利家とまつ~加賀百万石物語~」の放送後に作られました。
健康アップのパワースポット「さし石」
こちらは古来より触ると健康になると伝わっている「さし石」です。
旧藩主の前田家からの拝領石で、加賀では草相撲と並んでこの石を担いで力比べが行われました。
前田家歴代藩主がご祭神「金谷神社」
摂社の金谷神社で、2代藩主「前田利長」公から17代藩主「前田利建」公までご祭神として祀られています。
また前田家歴代の当主の正室もあわせて祀られています。
旧金谷御殿の庭園「神苑」
こちらは神苑で、旧金谷御殿の庭園でした。
池の島や橋の形は古代舞楽の楽器を模して作庭された地泉廻遊式の庭園となっています。
神苑の水は3代藩主「前田利常」公によって兼六園から高低差を利用し暗渠で引き入れていました。
昭和に入り道路整備等で水路が断絶した為、現在は地下水を池に流しています。
神苑には当初木管で水が引き込まれていましたが、天保15年(1844年)に石の導水管に取り替えられました。
境内には石の導水管が展示されていました。
金沢城の唯一現存する遺構「東神門」
尾山神社東参道の入り口には「東神門」があります。
こちらは旧金沢城の二の丸にあった唐門で唯一現存する金沢城の遺構です。
安土桃山時代風の御殿建築の彫刻が迫力があって見ごたえがあります。
おわりに
尾山神社に参拝してみて、和・漢・洋折衷洋式でステンドグラスが使用されている神門は美しく異国情緒が漂っており見ごたえがありました。
境内に金沢城の遺構として唯一現存する「東神門」や金谷出丸御殿にあった「神苑」も江戸時代の雰囲気を感じることができ見ごたえがあります。
金運アップのパワースポット「金のカエル」や、健康アップのパワースポット「さし石」もおすすめです。
金沢城や兼六園からアクセスもしやすいので是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
尾山神社(おやまじんじゃ) | |
場所 | 石川県金沢市尾山町11-1 |
電話 | 076-231-7210 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
参拝時間 | 24時間参拝可能 授与所は午前9時~午後6時 |
駐車場 | 普通自動車20台程度駐車可能。 |
交通 | JR線「金沢駅」下車、バスと徒歩で約15分。 |