【神奈川県】樹齢1000年以上の御神木がある川崎市のパワースポット稲毛神社!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

稲毛神社12
2023年6月18日(日)に神奈川県川崎市川崎区宮本町にある樹齢1000年以上の御神木がある川崎市のパワースポット稲毛神社に行ってきました。

今回、実際に稲毛神社に参拝してきましたので由緒や見どころ、御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

稲毛神社の概要

稲毛神社の創建は不詳ですが、御神木である大銀杏の推定樹齢が1000年以上であることからかなりの古社であったと推測されています。

この地方に動乱が絶えなかった頃、天皇の戦勝祈願をする為に武神である武甕槌神たけみかづちのかみをお祀りして創建したのが起源といわれます。創建当初は「武甕槌宮」と称しました。

景行天皇(在位:71年~130年)が東国巡行の際には稲毛神社で賊難を避けたと伝わり、欽明天皇の時代(在位:539年~571年)には幣帛・七串を奉り経津主神ふつぬしのかみ菊理媛神くくりひめのかみ伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冉尊いざなみのみことの4柱を配祀し長らく勅願所となりました。

平安時代末期にはこの地の領主であった河崎基家かわさきもといえが山王権現を勧請し「河崎山王社」「堀之内山王権現」と呼ばれるようになりました。

鎌倉時代、鎌倉将軍家より社領700石を賜り、源頼朝の命を受けた佐々木高綱ささきたかつなによって社殿が造営されました。

室町時代、足利氏と対立した新田氏と関係が深かった為、社領700石から20石に大きく削られました。

天正18年(1590年)、豊臣秀吉によって天下が統一されると秀吉から社領20石が与えられました。同年、徳川家康が関東移封によって江戸に入ると家康からも社領20石が与えられました。また家康と共に江戸に入った天海僧正からは随神門や神馬等の寄進があったと伝わります。

江戸時代の宝永年間(1704年~1711年)、川崎宿本陣当主で優れた民政家として有名な田中丘隅たなかきゅうぐによって荘厳優雅な社殿が造営されました。川崎宿および河崎七ヶ村の鎮守として篤い崇敬を集めたと伝わります。

明治元年(1868年)、関東へ下降する有栖川宮熾仁親王が当社で休憩した際に「神仏習合に基づいた山王の社名は新政府の神仏分離の方針にふさわしくない」と発言したことから、社名を川崎の旧地名「武蔵国稲毛庄」にちなみ「川崎大神稲毛神社」と改称し、明治中頃に「稲毛神社」となりました。明治6年(1873年)には郷社に列しました。

昭和20年(1945年)に戦災によって社殿を焼失しますが、昭和38年(1963年)に鉄筋コンクリート神明造の社殿が造営され現在に至ります。

稲毛神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎京急本線「京急川崎駅」下車、稲毛神社まで450m、徒歩で約6分
◎JR(東海道・京浜東北・南武)線「川崎駅」下車、稲毛神社まで700m、徒歩で約9分

自動車を利用

◎カーナビに稲毛神社の電話番号「044-222-4554」を入力、または稲毛神社の住所「神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7」を入力し検索

駐車場

稲毛神社には普通自動車が約8台駐車可能な参拝者専用の無料駐車場があります。駐車場は第一京浜の道から境内に入ってすぐのところにあります。「参拝者専用駐車場」入口の看板も出ていますので迷うことはないと思います。
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日曜日の午前中に参詣に訪れましたがほぼ満車でした。ただ参拝の所要時間はそれほどかかりませんので回転ははやく駐車場待ちの混雑は発生していませんでした。
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稲毛神社の参拝と見どころ

表参道から参拝開始

稲毛神社の入口には朱塗りの大鳥居(神明鳥居)が立ち、近くに「稲毛神社」と書かれた社号碑があります。第一京浜沿いに鎮座しており、南側のこちらが表参道になります。大鳥居を潜り、正面に見える注連縄を潜って直進すると社殿へ、注連縄手前で左に曲がると西参道と境内社へ行くことが出来ます。注連縄の右にも境内社があります。
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手水舎と境内社1社

大鳥居を潜り左に手水舎があります。水は張られていませんがこちらで心身を整えて参拝へ進みます。手水舎の奥には境内社の和嶋弁財天社市杵島姫命いちきしまひめのみこと)があり、 国家安泰・航海安全・交通安全・豊作豊漁・音楽の神・技芸上達のご利益で知られています。
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西参道

西参道の入口には「郷社稲毛神社」の社号碑と昭和5年(1930年)に奉納された石造の明神鳥居があります。鳥居を潜り左に境内社があります。
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西参道沿いの境内社4社

奥から浅間神社木花咲夜姫命このはなさくやひめのみこと)、佐佐木神社少名彦名命すくなひここなのみこと宇多天皇うたてんのう佐々木四郎高綱公ささきしろうたかつなこう)、川崎天満社菅原道真公すがわらみちざねこう)、白山神社菊理姫神くくりひめのかみ伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冉尊いざなみのみこと)と並んでいます。ご利益は、浅間神社が縁結び・子授け・安産、佐佐木神社が武道上達・家門隆盛・心身健康、川崎天満社が学問成就・武芸上達・災難防除、白山神社が国家安泰・工事安全・子孫繁栄・五穀豊穣で知られています。
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表参道の境内社4社と合祀殿

表参道の注連縄右には金網で保護された子神社ねのじんじゃと朱塗りの神明鳥居がある大鷲神社(日本武尊)があります。子神社は川崎宿時代の唯一現存する貴重な建物です。
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大鳥神社の右隣には三峰神社・御嶽神社・八坂神社・大神宮・松尾神社・金比羅宮・福田稲荷神社が合祀された合祀殿があります。
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注連縄を潜り右に鎮座するのは掘田稲荷神社宇迦之御魂神うかのみたまのかみ)と第六天神社於母陀流神おもだるのかみ)です。掘田稲荷神社は五穀豊穣・商売繁盛、第六天神社は安産繁栄・技芸上達のご利益があります。
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推定樹齢1,000年の大銀杏の御神木はパワースポット

掘田稲荷神社の隣には推定樹齢1,000年大銀杏御神木があります。東海道の道沿いに鎮座する稲毛神社の大銀杏は安藤広重の『武相名所旅絵日記』にも描かれています。
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また『禺老忠政遊覧記』には「この大銀杏の周囲を回りながら願い事をすると、ことごとく叶う。特に縁結び、子授け、子育て、学問稽古事の向上に霊験があり、参拝者がたえない。」と記載され古来より信仰を集めてきました。昭和20年(1945年)の戦災で損傷しますが、現在も力強い生命力に溢れ、川崎のパワースポットとなっています。根元の祠には龍神様がお祀りされています。
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十二支のブロンズ像

御神木の周囲には昭和61年(1986年)に作られた十二支のブロンズ像があります。とても可愛い像で、自分の干支を通して祈願すると願いが叶うといわれています。

御神木の正面に稲毛神社の社殿があります。社殿の前の鳥居は江戸時代の嘉永2年(1849年)に建立されたものです。
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招魂社系狛犬

鳥居を潜ると胸を張り長い前足をピンと伸ばした招魂社系の狛犬一対があります。

その近くに水が張られた手水舎がありますのでこちらでしっかり心身を清めて参拝へ進みます。

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天地睨みの狛犬

その先には平成3年(1991年)に奉納された「天地睨みの狛犬」があります。躍動感のある阿吽狛犬で左の阿形が地を祓う、右の吽形が天を祓う意味があります。下半身のお願いがある場合は左の狛犬を、上半身のお願いがある場合は右の狛犬を撫でてから参拝します。

社殿・御祭神・ご利益

社殿は昭和20年(1945年)の空襲で焼失した為、昭和38年(1963年)に鉄筋コンクリート造で再建されました。御祭神は主祭神に武甕槌神たけみかづちのかみ、配神に経津主神ふつぬしのかみ菊理媛神くくりひめのかみ伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冉尊いざなみのみことがお祀りされています。武神である武甕槌神・経津主神は勝運向上・厄除開運・病気平癒、菊理媛神・伊弉諾尊・伊弉冉尊は縁結び・夫婦和合のご利益で知られています。
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御朱印

御朱印は社殿右にある社務所で頂くことが可能です。

おわりに

稲毛神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。稲毛神社は川崎の繁華街近くに鎮座していますが緑豊かで静寂な都会のオアシスのような神社でした。参拝者も途切れることなく参詣に訪れ、樹齢1,000年以上と推定される御神木はパワースポットとなっています。境内には数多くの境内社や御神木を囲む十二支のブロンズ像、天地睨みの狛犬、立派な社殿などがあり必見です。見どころいっぱいの稲毛神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

稲毛神社
住所 神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7
電話番号 044-222-4554
営業時間 午前9時~午後5時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎京急本線「京急川崎駅」下車、稲毛神社まで450m、徒歩で約6分
◎JR(東海道・京浜東北・南武)線「川崎駅」下車、稲毛神社まで700m、徒歩で約9分
■自動車を利用
◎カーナビに稲毛神社の電話番号「044-222-4554」を入力、または稲毛神社の住所「神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約8台駐車可能な無料駐車場あり

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