2023年2月18日(土)に群馬県渋川市渋川にある渋川八幡宮に行ってきました。渋川八幡宮は伊香保温泉や小野上温泉の近くにある神社で渋川市のパワースポットです。
武田信玄公も渋川八幡宮を崇敬し、元亀3年(1572年)に真光寺に宛てたの文書に渋川八幡宮に8貫文の土地を寄進するという記載が見られます。
今回、実際に渋川八幡宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
渋川八幡宮へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎JR上越・吾妻線「渋川駅」下車、「渋川駅」バス停より「伊香保温泉(渋川四ツ角・佛光山法水寺 経由)」バスに約9分乗車、「八幡前」バス停下車、渋川八幡宮まで130m、徒歩で約2分
自動車を利用
◎カーナビに渋川八幡宮の電話番号「0279-24-0122」を入力、または渋川八幡宮の住所「群馬県渋川市渋川甲1」を入力し検索
駐車場
渋川八幡宮には普通自動車が約70台駐車可能な参拝者専用の無料駐車場があります。土曜日の午後に訪れましたが混雑もなく空いていました。
渋川八幡宮の参拝と見どころ
渋川八幡宮の参拝開始
渋川八幡宮の創建は社伝によると建長年間(1249年~1256年)、渋川義顕が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請して創建したと伝わります。渋川八幡宮の入口には社号標と常夜灯が並び、石造の明神鳥居が建っています。常夜灯の隣には朱色の巨大な破魔矢があります。
鳥居の中央には「渋川大社」と書かれた扁額と大注連縄が掛かっています。鳥居の後方には常夜灯や「宝入船」と呼ばれる巨石が並び、参道が社殿まで真っすぐ続きます。
鳥居を潜り左には江戸時代に造られた水盤と精緻な彫刻が施された石造の龍の吐水口があります。こちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
構え獅子
参道沿いの高い岩の上には阿吽のおしりを上げた構え獅子が鎮座しています。右側には社務所があります。
構え獅子には見事なたてがみや螺髪、唐草模様が見られます。顔や手足が大きくて迫力と可愛さが混在していると思います♪
願かけガエル
社殿の前の巨石の上には数多くの「願掛けガエル」が置かれています。
渋
渋川八幡宮の願掛けガエルをこちらにおいて祈願すると「勝かえる」「若かえる」ご利益が頂けるといわれます。
精緻な彫刻が施された拝殿と幣殿
渋川八幡宮の拝殿・幣殿は明治35年(1902年)に建立され、平成21年(2009年)に瓦葺から銅板葺に改修されました。拝殿の中央には大注連縄が掛けられ随所に精緻な彫刻が見られます。
特に向拝の鶴や松、その後方に見られる故事を倣った一場面の透かし彫りは見事です。
本殿(群馬県指定重要文化財)、御祭神、ご利益
拝殿・幣殿と接続されている本殿(群馬県指定重要文化財)は江戸時代初期にこの地方の豪族であった入沢氏が建立しました。本殿は間口三間、奥行二間の流れ造りで豕子扠首で組まれ、彫刻等に桃山時代の特色が見られます。明治24年(1891年)に萓葺屋根から瓦葺屋根に改修されました。御祭神は誉田別尊(応神天皇・八幡大神)で安産・厄除け開運などのご利益で知られています。
子授子宝石
社殿の周囲は歩いて回れるようになっており、見どころが多数ありますのでご紹介します。社殿の右側に最初に見えるのは「子授子宝石」で、こちらの霊石に祈願するとご利益が得られるといわれています。
旧本殿瓦葺き遺構
順路に従って小高い山を登ると縮尺3分の1の旧本殿瓦葺き遺構があります。最初社殿が地面に埋まっているのかと驚きました。
天満宮
旧本殿遺構の近くに鎮座するのは天満宮です。学問の神様である菅原道真公がお祀りされ、絵馬掛け処には受験や試験合格を祈願する絵馬が掛かっていました。
天満宮から本殿の後方にある石祠が並ぶ参道を進むと祖霊社が見えてきます。
発達稲荷と七福神
祖霊社の近くには発達稲荷と七福神の社殿が並んでいます。商売繁盛・金運向上・健康長寿・子宝・良縁・芸術・学業成就など様々なご利益がありますので参拝をおすすめします。
十二支の姿をした自然石「十二支石」
発達稲荷の近くには「十二支石」が並んでいます。自然に形成された巨石で、十二支の特徴を持っています。石にはそれぞれ干支の動物の絵が添えられているので自分の想像した動物と石が合っているか確認しながら見るのも楽しいですよ♪自分の干支の前で祈願すると様々なご利益があるといわれます。十二支石近くにある建物は神楽殿です。
恵比寿大黒社
神楽殿の近くに鎮座するのは恵比寿大黒社です。御祭神は漁業の神様・恵比寿様と農業の神様・大黒様で、恵比須様は商売繁盛、大黒様は金運向上で知られています。
出雲大社
恵比寿大黒社の右隣りに鎮座するのは出雲大社です。社殿の中央に掛かる大注連縄が特徴で、御祭神は『因幡のしろうさぎ神話』でも知られる大国主大神がお祀りされています。御神徳は良縁祈願・夫婦和合・子授・五穀豊穣・商売繁盛などで知られています。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能で、初穂料は500円となっています。
群馬県渋川市 ⛩️渋川八幡宮です。
市中心部に鎮座する「渋川 総鎮守社」。「日本のまんなかの市」を守護する「八幡様」。「白井城の裏鬼門除け」としての歴史をもつ由緒ある神社です。
御祭神:誉田別命、比売大神、息長帯比売命
ご利益:厄除開運、縁結び、子宝安産御朱印は社務所で拝受できます pic.twitter.com/lMLFzIj57G
— TS (@ts19780322) November 14, 2023
おわりに
渋川八幡宮の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。渋川八幡宮の入口には巨大な破魔矢があり、境内に入る巨大な構え獅子が神域を清浄に保っていました。境内は綺麗に整備・維持されており、本殿(群馬県指定重要文化財)は江戸時代初期に建立された桃山時代の作風が感じられる建築物です。拝殿にも精緻で見事な彫刻が施されおり見ごたえがあります。境内に鎮座する多くの境内社や十二支石、願かけガエル、旧社殿遺構も必見です。見どころいっぱいの渋川八幡宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
渋川八幡宮 | |
住所 | 群馬県渋川市渋川甲1 |
電話番号 | 0279-24-0122 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎JR上越・吾妻線「渋川駅」下車、「渋川駅」バス停より「伊香保温泉(渋川四ツ角・佛光山法水寺 経由)」バスに約9分乗車、「八幡前」バス停下車、渋川八幡宮まで130m、徒歩で約2分 ■自動車を利用 ◎カーナビに渋川八幡宮の電話番号「0279-24-0122」を入力、または渋川八幡宮の住所「群馬県渋川市渋川甲1」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約70台駐車可能な無料駐車場あり |