2021年9月20日(月)に福岡県福岡市東区箱崎にある日本三大八幡(大分県宇佐市の宇佐神宮・京都府八幡市の石清水八幡宮・福岡県福岡市の筥崎宮)のひとつで勝運のご利益が有名なな筥崎宮(はこざきぐう)にいってきました。
筥崎宮は別名「筥崎八幡宮」と呼ばれます。
創建は延喜21年(921年)、醍醐天皇がしたためた「敵国降伏」(てきこくこうふく)の宸筆(しんぴつ)が下賜され、この地に壮麗な御社殿を建立したのがはじまりと伝わっています。
鎌倉時代の蒙古襲来(元寇)の際も神風によって勝利を勝ち取ったことから、厄除け・勝運の御神徳で有名です。
それ以降も、足利尊氏、大内義隆、小早川隆景、豊臣秀吉、黒田長政といった歴史に名だたる武将、藩主の崇敬をあつめました。
境内の楼門や本殿・拝殿、楼門、一之鳥居、千利休が奉納した石燈籠は国の重要文化財にも指定されており、また参道や境内では牡丹や紫陽花美しくが四季を彩ることでも有名です。
秋に行われる「放生会(ほうじょうや)」は、博多どんたくや祇園山笠とともに博多三大祭として有名です。
ご祭神は「応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)」で厄除・開運・勝利のご利益で有名です。
今回筥崎宮に参拝してきましたのでアクセス方法やパワースポット、駐車場や見どころ等をご紹介したいと思います。
筥崎宮の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約1時間でした。
「筥崎宮」へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・福岡市地下鉄「箱崎宮前駅」下車1番出口⇒筥崎宮まで210m・徒歩約3分
・JR鹿児島本線「箱崎駅」下車⇒筥崎宮まで550m・徒歩約7分
・西鉄バス「箱崎」から徒歩約3分
・JR九州バス「箱崎1丁目」から徒歩約2分
自動車を利用
・カーナビに筥崎宮の電話番号「092-641-7431」を入力
駐車場
筥崎宮には筥崎宮に近い宮前駐車場(有料)※と、少し離れたところにある外苑駐車場(有料)※があります。
それぞれの詳細は下記の表をご参照ください。
※境内にある筥カフェを利用した場合、3時間まで無料
※正月・放生会は1日800円の特別料金に変更
宮前駐車場 | 外苑駐車場 | |
収容台数 | 約100台 | 約230台 |
営業時間 | 24時間 | 24時間 |
料金 | 最初60分200円 以降60分毎100円 |
最初60分200円 以降60分毎100円 |
「筥崎宮」の参拝と見どころ
福岡市地下鉄「箱崎宮前駅」で下車し、一番出口を出ると「二之鳥居」が見えます。
参道沿いに進むと「一之鳥居」が見えます。
黒田長政公寄進で重要文化財の「一之鳥居」
こちらが「一之鳥居」で、慶長14年(1609年)に黒田長政公によって建立されたもので、
国の重要文化財に指定されています。
金運のパワースポット「銭洗御神水」
一之鳥居を過ぎると手水舎がありますので、心身を清めて先に進みます。
また、銭洗御神水があり、こちらで金銭を洗い清めて使用すると金運のご利益を授かることができます。
また、お清めしたお金の一部を納めてお守りとする銭洗い金運守りも授与所に用意されています。
銭洗御神水の近くには厄除祈願のご利益がある「お潮井」があります。
お潮井とは真砂のことで、外出の際、身に振りかけて災厄からの厄除を祈願します。
こちらの真砂は持ち帰ることができます。
古来より有名な運気上昇・招福開運のパワースポット「湧出石」
運が上昇すると伝わるパワースポット「湧出石(わきでいし)」です。
こちらの石は触れることが可能で、触れると運気上昇・招福開運のご利益があります。
『筥崎宮縁起絵巻』にも描かれた石で古来より八幡様のパワースポットとして有名です。
「敵国降伏」の扁額が有名な重要文化財の「楼門」
正面に見えるのが国の重要文化財で文禄3年(1594年)に筑前領主「小早川隆景」が建立した楼門です。
手前の筥松はご神木で、筥崎宮のご祭神である応神天皇の胞衣(えな)を納めた筥(はこ)が埋められたと伝わっています。
ご神木前には、福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡などの戦勝祈願の巨大な絵馬がかかっています。
楼門に掲げられている「敵国降伏」の扁額(へんがく)は醍醐天皇の御宸筆と伝わります。
社殿は蒙古襲来により焼失しましたが、再興にあたり亀山上皇が事跡を納められました。
小早川隆景が楼門を造営した時には、亀山上皇の御宸筆を謹写拡大し掲げました。
「敵国降伏」の意味は、力でなく徳の力で勝つという意味を持っています。
楼門は「三間一戸入母屋造(さんけんいっこいりもやづくり)」の「檜皮茸(ひわだぶき)」で 迫力と雄大さを兼ね備えた豪華な建造物となっています。
境内には蒙古襲来の碇石(いかりいし)も残っています。
拝殿・本殿と千利休が奉納した「石燈籠」はすべて重要文化財
楼門の先には拝殿・本殿があり、延喜21年(921年)、大宰少弐藤原真材朝によって建立されました。
現在の拝殿・本殿は、天文15年(1546)大内義隆によって建立されたもので重要文化財に指定されています。
拝殿の右手奥には千利休が奉納したと伝わり、重要文化財に指定されている「石燈籠」もあります。
石燈籠は天正15年(1587年)に豊臣秀吉が九州を平定し、筥崎宮で茶会を催した際に千利休が奉納したと伝わります。
西末社と東末社を忘れずに参拝
西末社には「龍王社(海と空の守り神)・若宮殿(芸能文化の守り神)・仲哀殿(八幡様の親神、家族の守り神)・厳島殿(旅行安全の神)・民潤社(火除の守り神)」が祀られています。
西末社近くには「あじさい苑」があり、毎年6月1日 ~ 30日にかけて100 品種にもなる紫陽花が色とりどりに境内に咲き誇ります。
東末社には「池島殿(手足の守り神)・武内社(不老長寿、健康の神)・乙子宮(子育ての神)・住吉殿(海上交通の守り神)・稲荷社(商売繫盛の神、田畑の守り神)」が祀られています。
御朱印
御朱印は境内の授与所で頂くことが可能で、御朱印の初穂料は500円となっています。
筥崎宮#御朱印 pic.twitter.com/jyHl1NQ0o6
— たなべみか(お山登拝アカ) (@ubusuna1984) July 9, 2020
おわりに
日本三大八幡宮のひとつ、筥崎宮を参拝してみて、境内の楼門や本殿・拝殿、楼門、一之鳥居、千利休ゆかりの石燈籠は見ごたえがありました。
また境内にはパワースポットも多く、古来より有名な運気上昇・招福開運のパワースポット「湧出石」や、金運のパワースポット「銭洗御神水」は必見です。
境内社の西末社・東末社も忘れずしっかりと参拝しましょう。
「花の社」としても有名な筥崎宮に今度は紫陽花の美しい季節に再訪したいと思います。
見どころいっぱいの筥崎宮にぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか。
筥崎宮(はこざきぐう) | |
住所 | 福岡市東区箱崎1-22-1 |
電話番号 | 092-641-7431 |
拝観日時 | 社務所(札所)7時30分~午後5時 ※境内開閉門 午前6時~午後7時 |
休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関の場合 ・福岡市地下鉄「箱崎宮前駅」下車1番出口⇒筥崎宮まで210m・徒歩約3分 ・JR鹿児島本線「箱崎駅」下車⇒筥崎宮まで550m・徒歩約7分 ・西鉄バス「箱崎」から徒歩約3分 ・JR九州バス「箱崎1丁目」から徒歩約2分 ■自動車の場合 ・カーナビに筥崎宮の電話番号「092-641-7431」を入力 |
駐車場 | 有料の宮前駐車場(約100台)と外苑駐車場(約230台)あり ※境内にある筥カフェを利用した場合、3時間まで無料 ※正月・放生会は1日800円の特別料金に変更 |