【宮城県】仙台市にある徳川家康公をお祀りするパワースポット仙台東照宮!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2022年10月7日(金)に宮城県仙台市青葉区東照宮にある徳川家康公をお祀りする仙台のパワースポット仙台東照宮せんだいとうしょうぐうに行ってきました。仙台東照宮の正式名称は「東照宮」ですが他の東照宮と区別するため「仙台東照宮」と呼ばれています。

仙台東照宮は江戸時代の慶安2年(1649年)に仙台藩2代藩主・伊達忠宗だてただむねが江戸幕府3代将軍・徳川家光に直々に東照宮造営を願い出て、勧請の許しを受けて承応3年(1654年)に創建されました。社殿の造営は約80万人の人手と金2万両、約5年の歳月をかけて行われました。

社地は玉手崎たまてざきと呼ばれ、天正19年(1591年)に徳川家康が葛西大崎一揆の視察を終えて江戸に戻る途中に藩祖・伊達政宗と休息をとった場所であったことから選ばれました。元々この地にあった天神社は東隣に移され、寛文7年(1667年)に榴岡に移されました。(現在の榴岡天満宮)

明治時代に東照宮は藩の管理下を離れたため一時荒廃しますが、氏子の尽力により整備が進められ、明治12年(1879年)に郷社、大正14年(1925年)には県社に列しました。

昭和10年(1935年)の火災で幣拝殿と神饌所を焼失しますが、昭和39年(1964年)に原形で再建されました。本殿唐門透塀すきべい隨神門石鳥居国指定重要文化財に、手水舎は県指定有形文化財に指定されています。昭和52年(1977年)に唐門・透塀すきべいの大修理が行われ、昭和55年(1980年)に本殿の修復工事が行われ現在に至ります。

今回、実際に仙台東照宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

仙台東照宮へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎JR仙山線「東照宮駅」下車、仙台東照宮まで160m、徒歩で約2分

自動車を利用

◎カーナビに仙台東照宮の電話番号「022-234-3247」を入力、または仙台東照宮の住所「宮城県仙台市青葉区東照宮一丁目6-1」を入力し検索

駐車場

仙台東照宮には参道の左に普通自動車が約100台駐車可能な無料駐車場があります。金曜日の午前中に参拝に訪れましたが混雑もなく空いていました。
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仙台東照宮の参拝と見どころ

仙台東照宮の参拝開始

仙台東照宮は大正14年(1925年)に県社に列しましたので「県社 東照宮」の社号碑が立っています。参道沿いには狛犬が鎮座し境内を悪い気から守っています。
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石鳥居(重要文化財)

入口の石鳥居重要文化財)は宮城県最古のものとして知られています。石材は仙台藩2代藩主・伊達忠宗が最高級の石を求めて岡山県から取り寄せた花崗岩から造られています。
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御神橋

鳥居を潜り見えるのは朱塗りの「御神橋」です。境内を流れる小川の上にかかる橋で、創建時にあった橋を元に造られました。春になると周囲にある樹齢100年の桜がこの辺りを彩ります。
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石燈籠(重要文化財)

橋を渡ると随神門まで続く石段沿いに石燈籠重要文化財)が並び、境内には合計38基の石灯籠があります。
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隨神門(重要文化財)

隨神門ずいじんもん重要文化財)は左右には隨神像が鎮座している2階建ての建造物で、大きな屋根が特徴です。隨神門に掛けられた「東照宮」の扁額の文字は江戸時代初期に書かれました。
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手水舎(県指定有形文化財)

隨神門を潜り石段を上ると左に県指定有形文化財の「手水舎」があります。こちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。水盤は石鳥居と同じく岡山県から運ばれてきたものです。
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拝殿

拝殿は昭和10年(1935年)の火災で焼失後、昭和39年(1964年)に原型で再建されました。全国にある東照宮は拝殿・幣殿・本殿を同一の建物で造る権現造りで知られていますが仙台東照宮は拝殿と本殿が分離されているのが特徴です。
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唐門(重要文化財)・本殿(重要文化財)

拝殿後方の柵の向こうに唐門重要文化財)があり、その先に本殿重要文化財)が鎮座しています。唐門は鳳凰、麒麟、獅子の精緻な円形彫刻が施された極彩色豊かな扉で、昭和52年(1977年)に修理が行われました。
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透塀(重要文化財)

本殿の周りは一周約80mの透塀重要文化財)で囲まれています。透塀も唐門と同じ昭和52年(1977年)に修理が行われました。御祭神には東照大権現徳川家康)がお祀りされ、ご利益開運厄除・家内安全・学業成就・商売繁盛・必勝祈願などで知られています。
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御朱印

御朱印は拝殿右にある境内の社務所で頂くことが可能です。
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おわりに

仙台東照宮所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。境内は綺麗に整備・維持されており、重要文化財の石鳥居・石燈籠・隨神門・唐門・透塀・本殿は見ごたえがあります。石鳥居や手水舎は最高の石材を求めて岡山県から取り寄せた伊達文化の粋を感じるもので、隨神門・唐門・透塀・本殿からは当時最高の技術を知ることができます。見どころいっぱいの仙台東照宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

仙台東照宮
住所 宮城県仙台市青葉区東照宮一丁目6-1
電話番号 022-234-3247
営業時間 午前8時30分~午後5時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎JR仙山線「東照宮」下車、仙台東照宮まで160m、徒歩で約2分
■自動車を利用
◎カーナビに仙台東照宮の電話番号「022-234-3247」を入力、または仙台東照宮の住所「宮城県仙台市青葉区東照宮一丁目6-1」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約100台駐車可能な無料駐車場あり

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