2022年10月7日(金)に宮城県仙台市青葉区宮町にある癌封じのご利益でも知られる延寿院に行ってきました。
延寿院は江戸時代の承応3年(1654年)、仙台東照宮を創建する際にその別当寺である仙岳院の傍院として万治3年(1660年)に創建されました。文政元年(1818年)に発生した火災で焼失し、文久元年(1861年)に再建されたと伝わります。
今回、実際に延寿院に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
延寿院へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎JR仙山線「東照宮」下車、延寿院まで200m、徒歩で約3分
自動車を利用
◎カーナビに延寿院の電話番号「022-233-8544」を入力、延寿院の住所「宮城県仙台市青葉区宮町5丁目6-18」を入力し検索
駐車場
延寿院の参拝者専用の無料駐車場は山門の前にあり、約2台駐車可能です。
延寿院の参拝と見どころ
延寿院の参拝開始
延寿院の入口の山門を潜って境内に進みます。
境内は綺麗に整備・維持されており、参道沿いには石像や石碑が並んでいます。
癌封じのご利益がある疣神尊
鳥居を潜り左に疣神尊があります。疣神尊は淨圓房が羽黒山から背負ってこの地にお祀りしたもので、水疣をとるご利益で知られています。そこから転じて腫瘍をとる(癌封じ)ご利益があるとされます。疣神尊の前には碁石位の石がありますが、この石を借りて疣を撫でると疣が取れ、疣が取れたら借りた石の倍の数を返すと良いと伝わります。
延寿院本堂(仙台市有形文化財)
疣神尊の向かいにあるのは「延寿院本堂」で、文久元年(1861)に再建されたものです。平成8年(1996年)に仙台市有形文化財に指定されました。建物は入母屋造で屋根は浅瓦葺となっており、内部には108枚の板に草花が描かれた格天井があります。御本尊には「阿弥陀如来」と健脚の逸話が残る僧・淨圓房が「淨圓房大権現」としてお祀りされ、足の病など難病を治すご利益があると信仰されています。
延命地蔵堂(仙台市有形文化財)
境内にある延命地蔵堂は慶応3年(1867年)に切妻造・桟瓦葺で建立されたもので、こちらも平成8年(1996年)に仙台市有形文化財に指定されました。お堂の前にはカワラケがあり、お堂から出ている釘にカワラケを通して祈願すると耳が良くなるといわれています。
おわりに
延寿院の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。境内は綺麗に整備・維持されており、江戸時代建立で仙台市有形文化財の延寿院本堂と延命地蔵堂があります。疣神尊は水疣をとるご利益で知られ、転じて癌封じのご利益があるといわれています。仙台東照宮の近くにある延寿院に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
延寿院(えんじゅいん) | |
住所 | 宮城県仙台市青葉区宮町5丁目6-18 |
電話番号 | 022-233-8544 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎JR仙山線「東照宮」下車、延寿院まで200m、徒歩で約3分 ■自動車を利用 ◎カーナビに延寿院の電話番号「022-233-8544」を入力、延寿院の住所「宮城県仙台市青葉区宮町5丁目6-18」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約2台駐車可能な無料駐車場あり |