2023年6月18日(日)に神奈川県川崎市川崎区大師町にある「厄除けのお大師さま」として親しまれている川崎大師に行ってきました。川崎大師は通称で正式名称は平間寺といいます。
初詣には明治神宮、成田山新勝寺に次ぐ全国3位の約300万人の参詣者が訪れます。
川崎大師に続く仲見世通りにはお土産屋さんやお食事処が並び、川崎大師の境内にもたくさんの見どころがあります。
今回、実際に川崎大師に参拝してきましたので境内の見どころ、仲見世の観光スポット、御朱印、アクセス・無料駐車場、所要時間をわかりやすくご紹介したいと思います。
川崎大師の概要
平間寺(川崎大師)は平安時代の大治3年(1128年)、この地で漁業をしていた平間兼乗が夢の中で高僧のお告げを受け海中から弘法大師の像を引き揚げました。
それを高野山の尊賢上人が開基供養して創建したと伝わります。
山号は金剛山、院号は金乗院、宗派は真言宗智山派、御本尊は厄除弘法大師です。
皇室から篤い崇敬を信仰を集め、江戸幕府11代将軍・徳川家斉公の厄除け祈願の参拝により、江戸庶民から全国各地に「厄除けのお大師さま」として有名となり現在に至ります。
川崎大師へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎京急大師線「川崎大師駅」下車、川崎大師まで600m、徒歩で約6分
自動車を利用
◎カーナビに川崎大師の電話番号「044-266-3420」を入力、または川崎大師の住所「神奈川県川崎市川崎区大師町4-48」を入力し検索
駐車場
川崎大師には普通自動車が700台駐車可能な無料駐車場があります。無料駐車場は「自動車交通安全祈祷殿」に隣接しており、自動車交通安全祈祷殿から川崎大師までは971m、徒歩で約12分です。
【所要時間40分】仲見世の観光スポット
川崎大師といえば「とんとこ飴」
川崎大師駅から600m、約8分表参道を歩くと「大師仲見世」の扁額が見え、その先に仲見世通りがあります。仲見世通りを歩いているとリズミカルな「とんとこ」という音が聞こえてきます。
この音は長く伸ばした飴を包丁で「とんとことんとこと」とリズミカルに切っている音で「とんとこ飴」と呼ばれれます。川崎大師といえば「とんとこ飴」というほど有名な飴で、仲見世通りに連なる店舗では常時40種類ほどの飴が並んでいます。実演も行われているので見ているだけでも楽しいですよ♪
グルメスポット
仲見世通りを食べ歩きしてみておすすめは『久寿餅本舗 住吉』さんの久寿餅!久寿餅は発酵したでんぷんから作られており、ほどよい弾力ともちもち感がやみつきになりそうで、久寿餅には黒蜜ときなこがたっぷりかかっています♪仲見世通りの中ほどにある「吉田屋」さんの「開運厄除けまんじゅう」も出来たてで食べ歩きに最適ですよ♪店内で食べられるお蕎麦屋さん「松月庵」さんもあり、食事に困ることはないと思います。
【所要時間50分】川崎大師の参拝と見どころ
参拝は大山門から開始
入口の大山門は川崎大師の堂塔伽藍を囲う総門で昭和52年(1977年)に建立されました。大山門の前には「厄除霊場 大本山 平間寺」と書かれた石碑が立っています。
四天王像
大山門の四方には京都の東寺にある四天王像を模して造られた持国天像・増長天像・広目天像・多聞天像が鎮座しています。
門からは見事な大本堂が正面に見えます、浅草寺を思い出しました♪
お水屋
門を潜ると右に立派なお水屋がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。お水屋は昭和40年(1965年)に建立されました。
聖徳太子堂
お水屋の近くにある聖徳太子堂には昭和41年(1966年)に奉納された聖徳太子像がお祀りされています。
清瀧権現堂
聖徳太子堂には京都の醍醐寺より勧請した「清瀧権現」がお祀りする清瀧権現堂があります。
経蔵
第山門を潜り左にあるのは平成16年(2004年)に落慶した経蔵があります。中国最後の木版大蔵経「乾隆版大蔵経」7,240冊が収蔵されており、天井には「飛天」の天井画が描かれ、御本尊の釈迦如来像の正面には巨大な五鈷杵が安置されています。
御本尊がお祀りされている大本堂
大本堂は昭和39年(1964年)に落慶したもので、御本尊の厄除弘法大師がお祀りされています。堂内には不動明王や愛染明王などの諸仏も奉安されています。また勅願時ですので大本堂の屋根には菊花の紋章が見られます。
中書院
大本堂の左には昭和41年(1966年)に落慶した中書院があります。中書院は「光聚庵」「心月庵」と呼ばれる2つの茶室があり、申し込むと利用することが可能です。
唯一戦災を免れた「福徳稲荷堂」
中書院の左には福徳稲荷堂があります。川崎大師の建造物が昭和20年(1945年)の戦災で灰燼と化した中、境内で唯一戦災を免れました。
社殿の前には少し怖い顔をしたお狐様がおられます。
御祭神には倉稲魂神がお祀りされ、五穀豊穣・商売繫盛のご利益で知られています。
不動堂
福徳稲荷堂の左には昭和39年(1964年)に落慶した不動堂があります。ご本尊には成田山新勝寺から勧請した不動明王がお祀りされています。
八角五重塔
不動堂の近くにある八角五重塔は昭和59年(1984年)に落慶されたもので、円に近い八角形は「包容力」と「完全性」を象徴しています。八角五重塔は大山門、大本堂と共に川崎大師のシンボルとなっています。
第55代横綱 北の湖敏満之像
八角五重塔の近くには「第55代横綱 北の湖敏満之像」があります。北の湖敏満氏は川崎大師平間寺檀家で篤く信仰していたことから平成29年(2017年)に銅像が建立されました。
鐘楼堂
像の近くにある立派な鐘楼堂は福島県の旧家より譲り受け移築されました。元旦等の特別な日に梵鐘が打たれています。
山門として利用された「不動門」
不動門も昭和23年(1948年)に福島県の旧家より譲り受け移築されたもので、昭和52年(1977年)に大山門が建立されるまでは山門として使われていました。門の先に見える建物は不動堂です。
御朱印
御朱印は大本堂、不動堂、薬師殿、自動車交通安全祈祷殿の各お堂で頂くことが出来ます。
神奈川県川崎市
川崎大師へ。
御朱印達筆で素晴らしいです。
久寿餅サンデー食べました😆
参道で仏像のガチャガチャやったら欲しいと思った阿修羅像が出ました😆#直書き #御朱印 pic.twitter.com/8PzEJyUQgc— Kazu (@kanmi53) March 5, 2022
おわりに
川崎大師の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約1時間30分でした。境内の建造物は福徳稲荷堂を除いて昭和20年(1945年)の戦災で焼失しましたが現在は再建され往時の姿を見ることができます。仲見世には食べ歩きやランチが出来る店が並び、「とんとこ飴」を作る「とんとことんとこと」と聞こえる音はとても素敵です。無料駐車場も700台駐車可能で車でもアクセスしやすいです。見どころいっぱいの川崎大師に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
川崎大師 | |
住所 | 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48 |
電話番号 | 044-266-3420 |
営業時間 | 午前5時30分~午後6時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎京急大師線「川崎大師駅」下車、川崎大師まで600m、徒歩で約6分 ■自動車を利用 ◎カーナビに川崎大師の電話番号「044-266-3420」を入力、または川崎大師の住所「神奈川県川崎市川崎区大師町4-48」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が700台駐車可能な無料駐車場あり |