関東屈指のパワースポット成田山新勝寺の見どころや参拝方法を徹底解説!御朱印や所要時間、アクセスや駐車場もご紹介!

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2020年9月22日(火)に千葉県成田市にある千葉のパワースポットとして有名な成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)に行ってきました。
年間1000万人を超える参詣者が成田山新勝寺を訪れ、正月三が日だけで約300万人の参拝者が訪れる全国屈指の寺院です。

広大な境内には5つの重要文化財や見ごたえのある建築物、2か所パワースポットがありますので、見どころや参拝コース、所要時間をわかりますくご説明します。

「成田山新勝寺」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「成田駅」下車、成田山新勝寺まで約1km、徒歩で約13分
・京成電鉄線「京成成田駅」下車、成田山新勝寺まで約1.3km、徒歩で約17分

自動車を利用

・カーナビで成田山新勝寺を検索

駐車場

成田山新勝寺から徒歩5分圏内に普通自動車がかなり収容できる「弘恵会駐車場」や「門前駐車場」があり、料金は1日800円となっています。

「成田山新勝寺」の参拝と見どころ

成田駅から成田山新勝寺までの参道

JR成田駅、京成成田駅から成田山新勝寺までの参道は江戸時代から門前町として栄え、現在もうなぎ料理やお土産屋、食べ歩きやスイーツのお店が並んでいます。
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参道近くにある成田山薬師堂

成田山新勝寺は平安時代の天慶3年(940年)に東国で起こった平将門の乱を平定する為、寛朝僧正(かんちょうそうじょう)によって創建されました。
成田山新勝寺の本堂は何度か本堂の移築が行われており、参道途中にある成田山薬師堂はかつて現在の大本堂がある場所に承応4年(1655年)に建立され、安政2年(1855年)に現在地に移築されました。
成田山新勝寺の現存最古のお堂で水戸光圀や、初代市川團十郎が参拝したと伝わります。

十二支の彫刻が見事な総門

参道をしばらく歩くと成田山新勝寺の総門が見えてきます。
総門の高さは約15mで総欅(けやき)造りとなっています。
総門の上部には見事な12支の動物の彫刻が施されており、見どころとなっています。成田山2

重要文化財の仁王門

総門を過ぎ、参道を直進すると江戸時代の天保2年(1831年)に建立され、重要文化財に指定されている仁王門が見えてきます。
門の中央で一際目を引く大きな大提灯は昭和43年(1968年)に東京築地の魚河岸講より奉納されたもので「魚がし」の文字が書かれています。成田山5

仁王門を過ぎ、傾斜が急な石段を登ると大本堂と三重塔が目に入ってきます。
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大本堂と重要文化財の三重塔

大本堂手前には香閣(こうかく)が設けられていますので、こちらのお香で身を清めて参拝へすすみます。
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大本堂はよくメディアで取り上げられているため見たことがある方は多いと思います。
大本堂では毎日御護摩祈祷が行われており、階段を上って誰でも入り参拝することができます。
御本尊である不動明王もこちらに安置されています。
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大本堂の右側にある三重塔は、江戸時代の正徳2年(1712年)に建立され、国の重要文化財に指定されています。
相輪の先端までの高さは約25mあり、極彩色や周囲に巡らされた「十六羅漢」の彫刻が見事です。
塔の初層の内部には五智如来が安置されています。
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一切経堂・鐘楼

三重塔近くにある一切経堂 (いっさいきょうどう)は享保7年(1722年)に建立され、成田市指定文化財となっています。
一切経堂の中央の輪蔵(りんぞう)には約2000冊のお経が納められています。
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一切経堂の隣にある豊かな色彩の鐘楼は江戸時代の元禄14年(1701年)に建立されました。
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重要文化財で厄除けのご利益がある釈迦堂

大本堂を正面に左側には、安政5年(1858年)建立でかつての本堂であった釈迦堂があります。
重要文化財に指定されており、総欅造りのお堂には釈迦如来を含む4菩薩が安置され、厄除けのご利益があります。
現在の大本堂の建立にあたり、昭和39年(1964年)に現在の場所に移築されました。
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出世開運のパワースポット出世稲荷

釈迦堂の西側奥に出世開運のパワースポット出世稲荷があります。
ご本尊は荼枳尼天(だきにてん)で、商売繁昌開運成就のご利益があります。成田山12

『出世稲荷絵馬』に名刺をはって出世開運を願うと叶うとされています。
絵馬の初穂料は1000円で、申込は出世稲荷の受付で行います。
出世開運を願った絵馬が所狭しとかかっています。
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重要文化財の額堂

出世稲荷から釈迦堂に戻り、大本堂横の石段をのぼると重要文化財額堂(がくどう)があります。
江戸時代の文久元年(1861年)に建立されたもので、絵馬などがたくさん掲げられていました。
お堂の中央下部分には、成田屋の屋号で有名な7代目市川團十郎の石像が置かれています。
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重要文化財で恋愛のパワースポット光明堂

額堂から先に進むと恋愛のパワースポット重要文化財光明堂があります。
光明堂は元禄14年(1701年)に建立され、大日如来、愛染明王、不動明王が安置されています。
中でも愛染明王は良縁をもたらしてくれる神様で、その為恋愛運アップのパワースポットとして有名です。
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奥之院

光明堂の後方にある奥之院は奥行き約11mの洞窟になっており、正面に不動明王の本地仏である大日如来像が安置されています。
洞窟は通常非公開で、祇園会の期間(7月7日~9日)の3日間だけ洞窟の扉が開放されます。
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平和の大塔

光明堂から境内の奥へと進むと平和の大塔(だいとう)があり、自由に参拝できます。
昭和59年(1984年)に高さ58m、5階建てで建立されました。
大塔のご本尊である不動明王や成田山の歴史の展示があります。
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御朱印

成田山新勝寺では、大本堂、光明堂、釈迦堂、出世稲荷、醫王殿、平和の大塔の合計6種類の御朱印をいただくことができます。
授与料は各300円で、午前8時から午後4時の間でいただくことが可能です。

おわりに

成田山新勝寺所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約1時間30分でした。
成田山新勝寺に参拝してみて、江戸中期から末期の建築で重要文化財の仁王門、三重塔、釈迦堂、額堂、光明堂は見ごたえがありました。
恋愛のパワースポット光明堂や、出世開運のパワースポット出世稲荷もおすすめです。
見どころいっぱいの成田山新勝寺に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
近くにある江戸時代にタイムスリップできる「千葉県立房総のむら」もおすすめです。

成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)
住所 千葉県成田市成田1
電話番号 0476-22-2111
参拝時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・JR線「成田駅」下車、成田山新勝寺まで約1km、徒歩で約13分
・京成電鉄線「京成成田駅」下車、成田山新勝寺まで約1.3km、徒歩で約17分
■自動車を利用
・カーナビで成田山新勝寺を検索
駐車場 近辺に1日800円の有料駐車場あり