2022年8月13日(土)に 兵庫県加古郡稲美町国安にある豊臣秀吉の逸話が残り立派な社殿が有名な国安天満神社に行ってきました。
国安天満神社は飛鳥時代の白雉4年(653年)、王子権現として創建されたのが起源と伝わります。
平安時代の寛平5年(893年)、池大明神宮の御旅所であった現在地に遷座されました。延喜元年(901年)、大宰府へ左遷された菅原道真公が道中に立ち寄ったと伝わります。
室町時代の永禄8年(1565年)に再建され「天満神社」と改称しました。江戸時代の元禄14年(1701年)、社殿が現状のように造営されました。
今回実際に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
国安天満神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR神戸線「土山駅」下車、「土山駅」バス停よりバス乗車約6分、「国安」バス停下車、国安天満神社まで210m、徒歩約2分
・JR神戸線「土山駅」下車、国安天満神社まで3.7km、タクシーで約12分
・JR神戸線「土山駅」下車、国安天満神社まで3.3km、徒歩で約44分
自動車を利用
・カーナビに国安天満神社の電話番号「079-492-0741」を入力、または国安天満神社の住所「 兵庫県加古郡稲美町国安539」を入力し検索
駐車場
国安天満神社の境内には普通自動車が10台程度駐車可能な無料駐車場があります。駐車場は国安天満神社の正面鳥居を左に約50m進んだところに入り口があります。土曜日の昼頃に参拝しましたが混雑もなく空いていました。
国安天満神社の参拝と見どころ
国安天満神社の参拝開始
国安天満神社の正面入口の鳥居を通り随神門を潜って境内に進みます。鳥居の奥に見えるのは国安天満神社の社殿です。
随神門の左右には随神(神様)の豊石窓神と櫛石窓神が弓矢と剣を持って鎮座し境内を悪い気から護っています。
社殿の前には天満神社ですので菅原道真公の神使である撫で牛が鎮座しています。右側には手水舎があります。狛犬一対は社殿を悪い気から護っています。
江戸時代に奉納された水盤
手水の水盤は江戸時代に奉納されたもので「正徳元年(1711年) 国岡新村」と寄進した13名の名前が刻まれています。江戸時代に奉納された水盤が現在も使用されているのは珍しく貴重だと思います。こちらの水盤で心身を清めてから参拝へ進みます。
撫で牛
撫で牛は頭を撫でると賢くなり、体の悪いところを撫でると良くなるとされます。ご利益を祈願して参拝者に撫でられており、篤い崇敬や信仰を集めているのがわかります。
成功祈願の座るナスと合格祈願のなでる五角
撫で牛の近くには座って成功祈願するナスのオブジェクトがあり、その後方には上杉鷹山の名言が書かれた看板があります。
手水舎の近くには撫でると合格祈願ができる五角のオブジェクトもあります。
江戸時代造営の立派な社殿
社殿には「天満神社」の扁額がかかり、御祭神には菅原道真公・市杵島姫命・大年神がお祀りされ、ご利益は菅原道真公が学問成就・合格祈願、市杵島姫命が財運向上・諸芸上達、大年神が五穀豊穣、農業守護、諸産業隆昌で知られています。
社殿は江戸時代の元禄14年(1701年)に造営されたもので、社殿は立派で綺麗な姿で維持されています。境内は広く静寂でとても心地よい神域が保たれています。左から拝殿・幣殿・本殿と続きます。屋根には菅原道真公の梅紋がデザインされているのが確認できます。
社殿の周囲に鎮座する境内社
社殿の隣には右から愛宕神社・稲荷神社・八坂神社・大将軍神社と境内社が並び鎮座しています。
こちらには右から八幡神社・大神社・多賀神社・琴平神社が鎮座しています。
豊臣秀吉の逸話が残る御神木
本殿の後方にある御神木(現在は枯れ木)に豊臣秀吉の逸話が残ります。天正8年(1580年)、三木の別所氏を攻撃する際に秀吉は播州一円の寺社の打ち壊しを行いました。国安天満神社の番になるとこちらの御神木から大蛇が出てきました。それを見た秀吉が「捨て置け、捨て置け」と言い付けたので社殿は取り壊しを免れたと伝わります。
縁結社は縁結びのパワースポット
正面鳥居以外に西側にも鳥居があります。
西の鳥居近くにある「縁結社」は縁結びのパワースポットです。縁結びの祈願の手順は、縁結社の水盤前の前にあるハート型の石板の上で2礼2拍手し、1段上って鯉に水を掛けます。その後、ハート型の上に戻って1礼すると願いが成就するといわれていますよ♪
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。
今日の参拝№2#兵庫県加古郡稲美町 の #国安天満神社
今日お詣りした二社は共に敷地も広く、清々しい気持ちになりました。 pic.twitter.com/onaQsuMtLM— しん@神戸 (@GogW0Y3pcWdxUG1) May 26, 2019
おわりに
国安天満神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。境内は広く静寂で、江戸時代に造営された社殿は立派でした。水盤も江戸時代に奉納された貴重なもので現在も利用されています。天満神社ですので社殿には梅紋が見られ、撫で牛は撫でられた跡から篤い信仰を集めていることがわかります。豊臣秀吉の逸話が残る御神木も枯れてはいますがしっかり保存されています。見どころいっぱいの国安天満神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
国安天満神社 | |
住所 | 兵庫県加古郡稲美町国安539 |
電話番号 | 079-492-0741 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR神戸線「土山駅」下車、「土山駅」バス停よりバス乗車約6分、「国安」バス停下車、国安天満神社まで210m、徒歩約2分 ・JR神戸線「土山駅」下車、国安天満神社まで3.7km、タクシーで約12分 ・JR神戸線「土山駅」下車、国安天満神社まで3.3km、徒歩で約44分 ■自動車を利用 ・カーナビに国安天満神社の電話番号「079-492-0741」を入力、または国安天満神社の住所「 兵庫県加古郡稲美町国安539」を入力し検索 |
駐車場 | 境内に普通自動車が約10駐車可能な無料駐車場あり |