【兵庫県】パワースポットで日本三奇のひとつ生石神社(おうしこじんじゃ)!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2022年8月13日(土)に兵庫県高砂市阿弥陀町生石にあるパワースポットで「日本三奇」のひとつに数えられている生石おうしこ神社に行ってきました。

日本三奇」とは江戸時代の医者「橘南谿たちばななんけい」が記した書物の中で紹介された3つの奇跡のことで、宮城県塩竈市にある御釜神社の「四口よんく神釜しんかま」、宮崎県高原町にある霧島東神社の「天之逆鉾あまのさかほこ」と並び兵庫県高砂市の「石の宝殿」が日本三奇のひとつに数えられています。

石の宝殿」は神代に天神あまつかみの勅命で大穴牟遅おおあなむち少毘古那すくなひこなの2神が国土経営の為に出雲からこの地に立ち寄り、国を守護する為に 「石の宝殿」の工事を開始しました。工事中、土着の神である阿賀神あがのかみが反乱を起こしたので「石の宝殿」の工事を中止し鎮圧に向かったので未完成に終わりました。その為、現在の形のように宮殿が横倒しになったような姿となりました。しかし、たとえ未完成の状態でも2神は「石の宝殿」で鎮まり、国土を永劫に守護すると言明されたと伝わっています。

創建は社伝によると崇神すじん天皇13年(約2,100年前)、国内で疫病が流行していた時に崇神天皇の夢枕に「石の宝殿」に鎮座されていた大穴牟遅と少毘古那の2神が現れ「吾が霊を齋き奉らば天下は泰平なるべし」と告げられたので現在地に生石神社が創建されたといわれています。

今回実際に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

生石神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR神戸線「宝殿駅」下車、生石神社まで1.8km、徒歩で約24分
・JR神戸線「宝殿駅」下車、じょうとんバス・米田西ルート「ふれあいの郷生石」乗車約7分、「ふれあいの郷生石」下車、生石神社まで500m、徒歩で約7分

自動車を利用

・カーナビに生石神社の電話番号「0794-47-1006」を入力、または生石神社の住所「兵庫県高砂市阿弥陀町生石171」を入力し検索

駐車場

生石神社境内入口付近に普通自動車が約50台駐車可能な無料駐車場があります。土曜日の午後に参拝に訪れましたが駐車場は広く混雑はありませんでした。
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生石神社の参拝と見どころ

生石神社の参拝開始

駐車場のすぐ近くにある生石神社の鳥居です。こちらを潜って坂道を上ると生石神社の詰所・本社(拝殿)があります。坂道の途中にある「浮石資料館」は、土日祝日のみ見学することが可能です。
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鳥居を潜ると右側に手水舎がありますので心身を清めて参拝へ進みます。
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写真の建物が生石神社の詰所です。鳥居から生石神社の詰所・本社(拝殿)までは約20mあります。
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江戸時代建立の絵馬所・詰所・本社(拝殿)

詰所は江戸時代の末期に建立されたもので、その先に同じく江戸時代の天保15年(1844年)に建立された本社(拝殿)、更にその先に「石の宝殿(浮石)」が鎮座しています。
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詰所の前の展望台のような場所は「絵馬堂」で、江戸時代の文化3年(1816年)以降に建てられました。絵馬堂には市指定文化財の算額のレプリカがかかっており、本物は本社の中央の上にあります。目の前には素晴らしい景色が広がっておりおすすめの撮影スポットです。
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「石の宝殿(浮石)」拝観入口

詰所には見事な注連縄がかかり、その先の本社(拝殿)の柱には御祭神の「大穴牟遅命」と「少毘古那命」と書かれた木札がかかっています。直進した先に「日本三奇 石乃宝殿」の看板があり、その後方で拝観料(大人100円)を納めて先に進みます。
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拝観料を納めてまず目に入るのが巨石と注連縄です。入口付近では石が大きくて全体像を把握することはできません。
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古代のミステリーとロマンを感じるパワースポット「石の宝殿(浮石)」

巨石は宝殿山のコブ岩を掘り込み削り出した巨石遺構です。「石の宝殿」と呼ばれ、高さ5.6m、横6.4m、奥行7.4m、重さは465トンとなっています。巨石の底面周囲の溝には水が溜まっており、まるで水面に浮かんでいるように見えることから「浮石」とも呼ばれます。
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石の宝殿の周囲は歩いて一周回ることが可能で、背面に回ると約1.8mの三角の突起を見ることが出来ます。こちらの突起物は屋根の部分と言われ、底面から切り離し突起物を上面にして家の屋根のようにして使用する予定だったといわれています。「石の宝殿」周囲は古来からのパワースポットとなっており、立っているだけでそのパワーを体感することができます。触れることも可能ですのでしっかりとパワーをいただきましょう♪
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上から見る為には石の宝殿側にある山上公園登口の石段から上ります。傾斜が急で少し怖いですが、石段が整備され、手すりもついています。
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家の屋根の形状をしている「石の宝殿」

石の宝殿」を上方からみた光景です。目の前だと大きすぎて全体像が分かり辛いですが、こちらからだと「石の宝殿」が家の屋根のような形状をしているのがわかります。だれが、どのような目的で、いつ作ったのか一切不明です。またこれが完成形なのか、未完成なのかもわかっていません。神代の伝説によると大穴牟遅と少毘古那の2神が建造中に土着の神の鎮圧に向かった為、未完に終わったとされています。
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宝殿山山頂からの絶景

宝殿山山頂には明治42年(1909年)に皇太子だった大正天皇がこの地で陸軍の演習を観閲されたことから「大正天皇行幸之跡」の石碑が建っています。ここからは周囲の絶景を見ることが出来ます。また気持ちの良い風が吹いていて登山に疲れた体を休めるのにもおすすめですよ♪
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末社

境内にある末社は平成23年(2011年)に再建されました。江戸時代の文化元年(1804年)に編纂された『播州名所巡覧図絵ばんしゅうめいしょじゅんらんずえ』によると境内には現在より広域に渡って建物があったと伝わります。
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御朱印

御朱印は境内の授与所で書置きのみ頂くことが可能です。また素敵なデザインのオリジナル御朱印帳もあります。

おわりに

生石神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。生石神社の石の宝殿はだれが、何のために、いつ造ったのかわかっておらず古代のロマンとミステリーを感じました。実際に目にしてみるとその大きさと特異な形に驚きます。周囲はパワースポットとなっており、立っているとパワーを感じることもできました。石の宝殿は上方からだと巨大な全景が見えるのでお勧めです。見どころいっぱいの生石神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

生石神社
住所 兵庫県高砂市阿弥陀町生石171
電話番号 0794-47-1006
営業時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・JR神戸線「宝殿駅」下車、生石神社まで1.8km、徒歩で約24分
・JR神戸線「宝殿駅」下車、じょうとんバス・米田西ルート「ふれあいの郷生石」乗車約7分、「ふれあいの郷生石」下車、生石神社まで500m、徒歩で約7分
■自動車を利用
・カーナビに生石神社の電話番号「0794-47-1006」を入力、または生石神社の住所「兵庫県高砂市阿弥陀町生石171」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約50台駐車可能な無料駐車場あり

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