2022年4月30日(土)に京都府亀岡市にある京都で最強の縁結びのパワースポットとして有名な出雲大神宮に行ってきました。出雲大神宮は日本一の縁結びのパワースポットとも言われ、神社の中で社格が一番高い一之宮に指定されており、本殿は旧国宝(現在は重要文化財)にも指定されていました。
今回出雲大神宮に参拝してきましたので見どころやパワースポット、御朱印、ご利益やアクセス、無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
出雲大神宮の概要
出雲大神宮の創建は不詳ですが、社伝によれば元明天皇和銅2年(709年)に初めて社殿が建立されたと伝わります。出雲大神宮は別名「千年宮」や「元出雲」とも呼ばれています。創建から1000年以上であることから「千年宮」、社伝によると島根県の出雲大社が出雲大神宮より勧請を受けたと伝わることから「元出雲」とも称されます。
御祭神は、主祭神に出雲大社と同じ大国主神とその后神である三穂津姫尊が祀られており、ご利益は縁結び・夫婦和合のご利益で知られています。
鎌倉時代末期、または室町時代には『徒然草』で知られる兼好法師によって「丹波に出雲といふ所あり」と出雲大神宮の事が記載されています。
現存の本殿は室町時代の貞和元年(1345年)、足利尊氏によって改修されたと伝わり、建築様式は三間社流造の檜皮葺きで国の重要文化財(旧国宝)に指定されています。
出雲大神宮は平安時代に編纂された『日本紀略』によると「丹波国桑田郡出雲社、名神に預る」と記載が見られるように平安時代から出雲社と呼ばれ、島根県の出雲大社は江戸時代末までは「杵築大社」と呼ばれていました。その為「出雲の神」と言えば出雲大神宮を指しており、その為に日本一の縁結びのパワースポットと呼ばれています。
出雲大神宮へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR線「千代川駅」下車、京阪京都交通バス「JR亀岡駅北口行」乗車約12分(料金200円)、出雲大神宮前バス停下車75m・徒歩約1分
・JR線「亀岡駅」下車、JR亀岡駅前北口のりばから京阪京都交通バス「JR千代川駅行」乗車約12分(料金200円)、出雲大神宮前バス停下車75m・徒歩約1分
・JR線「千代川駅」下車、出雲大神宮まで3.9km、タクシーで約10分
・JR線「亀岡駅」下車、出雲大神宮まで5.9km、タクシーで約12分
自動車を利用
・カーナビに出雲大神宮の電話番号「0771-24-7799」を入力
駐車場
出雲大神宮には普通自動車が50台収容可能な広くて駐車しやすい無料駐車場があります。
土曜日の午前中に参拝に訪れましたが駐車場は半分ほどの空きがありました。
出雲大神宮の参拝と見どころ
出雲大神宮の参拝開始
出雲大神宮の入口にある千年宮鳥居を潜り表参道を直進して進みます。参道の左側には神池があり、辨財天社が鎮座しています。
財運・芸能のご利益がある「辨財天社」
辨財天社の御祭神には宗像大社に祀られている三女神の一人の分霊である市杵島姫命が祀られており、ご利益は商売繁盛、芸能、金運アップで知られています。
幸運を招く「しあわせなでうさぎ」
参道を道なりに進むと一之鳥居前に撫でると幸運を招く「しあわせなでうさぎ」があります。表情やしぐさが何とも言えずかわいいですね♪
石造の明神鳥居である一之鳥居を潜り先に進みます。
鳥居を潜り右側に手水舎がありますので、心身を清めて参拝へ進みます。
社務所でパワースポット磐座へ行く為の手続きを!
鳥居を潜り左側には社務所があります。こちらで御守りや御朱印をいただけます。また御神体山(御影山)のパワースポット磐座へ向かうにはこちらで記帳し、初穂料100円を納めてたすきをかけておく必要があります。御神体山の磐座は必ず訪れておきたいおすすめのパワースポットですのでこちらで手続きを済ませておくことをお勧めします。磐座までは入山入口にある鳥居から約3分で行くことができます。
幸福のパワースポット「真名井の水」
真名井の水はパワースポットである御神体山(御影山)から湧き出ている水で、幸運を招く奇跡の水と呼ばれています。日本水質保健研究所によるとミネラルがバランスよく含まれた健康によい水で、澄み切った綺麗な水のみで見られる正六角形の水結晶も見られることから奇跡の水と呼ばれます。飲用可能で頂いて帰ることも可能ですよ。
縁結びのパワースポット「夫婦岩」
真名井の水の隣には縁結びのパワースポットで御神岩の「夫婦岩」があります。社務所で「縁結びの御守」を授与していただき、一緒についている赤い紐を夫婦岩の縄に結び付けると良縁に恵まれると言われます。よりご縁があるように赤い紐に五円玉を通して結び付けると良いとされています。
拝殿
参道に沿って進むと明治11年(1878年)に建立された拝殿があります。拝殿は入母屋造、妻入、檜皮葺の舞殿形式で建立されています。
本殿(旧国宝・現重文)
拝殿の先に鎮座している本殿は、室町時代の貞和元年(1345年)に足利尊氏によって改修されたと伝わります。
建築様式は三間社流造の檜皮葺きで明治39年(1906年)に国宝に指定され、現在は国の重要文化財に指定されています。朱色が鮮やかな本殿の全体像は春日社へ向かう途中の参道から見ることができます。
春日社・古墳
本殿を正面に右側にある参道を進むと春日社・古墳があります。春日社には建御雷之男神が御祭神に祀られています。春日社の後方にある横穴式の古墳は5世紀~6世紀前半と推定され、古来より神域として信仰を集めていたことがうかがえます。
パワースポット「磐座」
春日社・古墳の隣にあるパワースポット「磐座」です。磐座内は神域で禁足地となっています。実際に訪れてみると神秘的な景色が目の前に広がり、厳かな空間が広がっていました。またパワースポットと呼ばれる理由を体感出来ると思います。
稲荷社・みかげの滝
春日社を正面に右側には稲荷社とみかげの滝があります。稲荷社には伏見稲荷大社と同じ宇迦之御魂神が御祭神に祀られ、五穀豊穣・商売繁盛のご利益で有名です。
みかげの滝には竜神乃神が御祭神に祀られ、古来より周辺地域から篤い信仰を集めてきました。
上の社
稲荷社・みかげの滝から御神体山の方へ進むと江戸時代の文化10年(1813年)に建立された「上の社」があります。御祭神は素戔嗚尊と櫛稲田姫尊で厄除け・夫婦和合のご利益で知られています。
ご神域入口
御神体山から奥に進むとご神域の入口があります。こちらから先に進む為には社務所で初穂料100円納めてたすきをかけておく必要があります。なお参拝後はたすきを頂くことが出来ます。
パワースポット「磐座群」
ご神域入口からパワースポットの磐座群までは約20mです。少し傾斜が急であることと、足元が少し悪いので歩きやすい靴をおすすめします。磐座群がある御神体山(御蔭山)は神々が降臨された場所と伝わり、 御蔭山には御祭神の国常立尊が祀られています。
出雲大神宮の本殿が建立される以前、伝承によると一万年以前から磐座群は鎮座し篤く崇敬されてきました。磐座群内は禁足地となっており、厳かなパワーが感じられる神域です。
笑殿社
磐座群に参拝後、参道から下山すると笑殿社があります。お祀りされている事代主命は商売繁盛のご利益、少那毘古名命は医薬・健康のご利益で知られています。
御朱印
御朱印は社務所で頂くことが可能で、初穂料は300円となっています。
おわりに
出雲大神宮の所要時間ですが、今回ご紹介したスポットをすべて参拝した場合で約60分でした。
出雲大神宮に参拝してみて、春日社近くに鎮座する磐座や入山料を納めた先に鎮座している磐座群は肌で感じられるほど強力なパワースポットでした。
また縁結びのパワースポット・夫婦岩、幸福のパワースポット・真名井の水もあり、出雲大神宮は数多くのパワースポットがある神社でした。
本殿は足利尊氏が改修したと伝わり、旧国宝にも指定された貴重な建造物です。
見どころいっぱいの出雲大神宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
出雲大神宮 | |
住所 | 京都府亀岡市千歳町出雲無番地 |
電話番号 | 0771-24-7799 |
営業時間 | ■平日 午前9時~午後4時 ■土日祝日 午前9時~午後5時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR線「千代川駅」下車、京阪京都交通バス「JR亀岡駅北口行」乗車約12分(料金200円)、出雲大神宮前バス停下車75m・徒歩約1分 ・JR線「亀岡駅」下車、JR亀岡駅前北口のりばから京阪京都交通バス「JR千代川駅行」乗車約12分(料金200円)、出雲大神宮前バス停下車75m・徒歩約1分 ・JR線「千代川駅」下車、出雲大神宮まで3.9km、タクシーで約10分 ・JR線「亀岡駅」下車、出雲大神宮まで5.9km、タクシーで約12分 ■自動車を利用 ・カーナビに出雲大神宮の電話番号「0771-24-7799」を入力 |
駐車場 | 普通自動車が50台駐車可能な無料駐車場あり |