【薩摩国一之宮】鹿児島屈指のパワースポットで竜宮伝説が残る枚聞(ひらさき)神社!見どころや御朱印、所要時間やアクセス・無料駐車場をご紹介

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2018年11月22日(木)、2023年4月7日(金)に鹿児島県指宿市開聞十町にある鹿児島屈指のパワースポットで竜宮伝説が残る枚聞ひらさき神社に行ってきました。

創建は社伝によると和銅元年(708年)に創建されたと伝わり、平安時代に編纂された歴史書『日本三代実録』には貞観2年(860年)に枚聞神社の名前が記載されています。同じく平安時代に編纂された『延喜式神名帳』には「薩摩国穎娃郡 枚聞神社」として式内社に列しています。

創建時は薩摩富士とも呼ばれる開聞岳をご神体とする山岳信仰の神社であったと考えられています。枚聞神社は一番格式が高い神社とされる一の宮で、薩摩藩・島津家歴代藩主からも崇敬を集めました。

本殿は県の重要文化財に指定され、宝物殿には玉手箱とも呼ばれる松梅蒔絵櫛笥まつうめまきえくしげ(国指定重要文化財)が収蔵・展示されています。

御祭神大日孁貴命おおひるめむちのみことを主神とし、その他に5男3女神を配祀しています。交通安全・航海安全・漁業守護のご利益で知られています。

今回実際に枚聞神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益やアクセス、無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

「枚聞神社」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「開聞駅」下車、枚聞神社まで800m、徒歩で約10分

自動車を利用

・カーナビに枚聞神社の電話番号「0993-32-2007」を入力

駐車場

枚聞神社には大きな朱色の鳥居があり、道路を挟んで隣に無料駐車場があります。駐車場は広く駐車しやすく、午後に訪れた際は混雑もなくすぐに駐車できました。
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枚聞神社の参拝と見どころ

枚聞神社の参拝開始

枚聞神社の入口にある一の鳥居を潜って境内に進みます。
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緑豊かな静寂で厳かな境内

枚聞神社の参道の周りは木々に包まれていて静寂で厳かな雰囲気があります。鳥居や建造物は鮮やかな朱塗りで木々の緑に映えて素晴らしい景観です。鳥居の右の一際大きなクスノキはご神木です。
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手水舎でしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
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樹齢800年のご神木

枚聞神社の鳥居近くにあるクスノキのご神木は、樹齢は800年、幹周り7.9m~9.5m、樹高18m〜21mにもなります。
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宝物殿には玉手箱とも称される「松梅蒔絵櫛笥」

宝物殿には松梅蒔絵櫛笥まつうめまきえくしげ(重要文化財)が展示されています。松梅蒔絵櫛笥は玉手箱とも称され、島津義弘寄進と伝えられる鎧や古文書、琉球から伝わった額等が展示されています。入場料は大人100円、子供50円ですので見学をおすすめします。
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玉の井は縁結びのパワースポット

枚聞神社の境内から出て道路に沿って北に約700m北上したところに「玉の井」と呼ばれる日本最古の井戸があります。神話の時代、この辺りは竜宮界で玉の井は竜宮城の門前の井戸であったといわれます。
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龍神の娘であった豊玉姫とよたまひめが朝夕水を汲まれに来ていた井戸で、この場所で夫となる彦火々出見尊ひこほほでのみことと出会いました。その為こちらは縁結びのパワースポットとなっています。
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霧島神宮を連想する社殿建築

宝物殿を直進すると中央に勅使殿が見え、その奥に拝殿幣殿本殿と一直線に並んでいます。
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本殿は慶長15年(1610年)に島津義弘公が寄進し、天明7年(1787年)に島津重豪しげひで公が改築しました。一直線に並ぶ社殿とまわりの樹木のコントラストが見事で、本殿の先には開聞岳も見えます。
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枚聞神社の社殿は総漆塗極彩色の鹿児島地方独特の建築様式で建てられており、霧島神宮を連想させる極彩色と社殿建築様式です。
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お守り

ご祭神の大日孁貴命のご神徳は、交通安全・航海安全・漁業守護です。その為、交通安全のお守りがたくさん用意されており、どれもデザインが素敵です。
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海上安全守も初穂料500円で拝受することができます。
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御朱印

御朱印は境内の社務所で午前8時から午後5時の間で頂くことが可能で、初穂料は300円となっています。開聞岳が描かれたオリジナルの御朱印帳も人気です。
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おわりに

枚聞神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。枚聞神社に参拝してみて、境内は緑に包まれ静寂で厳かな雰囲気がありました。境内全域がパワースポットで、境内を出て北700mにある玉の井も縁結びのパワースポットですので必見です。勅使殿・拝殿・幣殿・本殿が一直線に並ぶ建築様式や朱塗りの鮮やかな社殿は霧島神宮を連想させる優雅な建築物です。宝物殿にある国の重要文化財「松梅蒔絵櫛笥」は必見です。見どころいっぱいの枚聞神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

枚聞神社(ひらさきじんじゃ)
住所 鹿児島県指宿市開聞十町1366
電話番号 0993-32-2007
拝観日時 終日可能
休日 年中無休
拝観料 無料(宝物殿は大人100円、子供50円)
アクセス ■交通機関を利用
・JR線「開聞駅」下車、枚聞神社まで約800m、徒歩で約10分
■自動車を利用
・JR線「開聞駅」下車、枚聞神社まで約800m、徒歩で約10分
駐車場 普通自動車50台収容できる無料駐車場あり

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