2019年1月26日(土)に山形県山形市にある国の重要文化財に指定されている山形県郷土館「文翔館(ぶんしょうかん)」に行ってきました。
文翔館は旧県庁舎及び県会議事堂で、大正5年(1916年)に建築されました。
英国近世復興様式のレンガ造りの建物で旧県庁舎及び県会議事堂は渡り廊下で結ばれています。
旧県庁はレンガ造りで3階建ての建物で、旧県会議事堂はレンガ造り一部2階建てとなっています。
昭和50年(1975年)まで県庁舎として使用されていました。
昭和61年(1986年)から平成7年(1995年)まで保存修理工事が行われ、現在は山形県郷土館「文翔館」として無料公開されています。
大正初期の洋風建築の貴重な遺構として国の重要文化財に指定されています。
また最近知事室がるろうに剣心の映画の舞台になったことでも有名です。
文翔館の所要時間ですが、ゆっくり展示を見学した場合で約1時間でした。
文翔館へのアクセス・駐車場
徒歩でのアクセス
・JR線「北山形駅」下車、山形駅東口より1.5km、徒歩約19分
・JR線「山形駅」下車、山形駅東口より2.1km、徒歩約27分
駐車場
文翔館の北側に40台駐車可能な無料の駐車場があります。
文翔館の見どころ
・英国近世復興様式のレンガ造り「文翔館」
・温かみのあるレンガが特徴「旧県会議事堂」
・優雅さを感じる文翔館入り口
・まるで映画のワンシーン「中央階段室」
・豪華で厳かな雰囲気「正庁」
・山形市内を見渡す「バルコニー」
・漆喰天井やシャンデリアが復元された各部屋
・るろうに剣心の舞台「知事室」
・展示室で山形の歴史や文学を学ぶ
文翔館見学
英国近世復興様式のレンガ造り「文翔館」
文翔館正面からの光景です。
英国近世復興様式のレンガ造りの建物で時計塔の優雅な姿が素敵ですね。
国の重要文化財に指定されています。
温かみのあるレンガが特徴「旧県会議事堂」
文翔館の隣に旧県会議事堂があります。
レンガ造り一部2階建てとなっており、レンガの色が歴史の中にも温かみを感じさせてくれます。
公会堂として講演会や演奏会が行われてきました。
こちらも国の重要文化財に指定されています。
旧県会議事堂から文翔館までは渡り廊下で結ばれています。
雪と文翔館の光景も素敵ですね♪
優雅さを感じる文翔館入り口
文翔館入口からの景色です。
上にバルコニー、時計台が見え、建物からは歴史と優雅さを感じます。
文翔館内部から中庭を挟んで時計塔を見たところです。
複雑で優雅さを感じます、赤レンガや雪景色との調和も素敵ですね♪
開館時間は午前9時から午後4時30分で、休館日は第1・第3月曜日(祝日・休日の場合は翌日)、年末年始となっています。
入館料は無料ですが、これほど立派な建物に入館料無料で入れることに驚きます。
ボランティアガイドもおり、当日でも空きがあれば案内可能ですが、事前に文翔館受付窓口(TEL:023-635-5500)に申し込むと確実です。
まるで映画のワンシーン「中央階段室」
入ると映画のワンシーンのような中央階段室が目に入ってきます。
ガラスは波打っており、当時のものが現存しています。
とても美しい場所で感動を覚えます。
豪華で厳かな雰囲気「正庁」
正庁で重要な会議や辞令交付、訓示等で使用されました。
大理石の飾り柱は当時のまま現存しており、天井のシャンデリア、花飾りのある漆喰天井は復元されたものになります。
豪華で厳かな雰囲気を感じる場所です。
山形市内を見渡す「バルコニー」
バルコニーからの景色です。
雪で見えませんが、バルコニーのタイルは赤と黄色の市松模様で復元されています。
昭和22年(1947年)には昭和天皇がこちらのバルコニーから手を振られました。
漆喰天井やシャンデリアが復元された各部屋
貴賓室で、貴族や国の高官の控室として使用されました。
昭和50年(1975年)までは副知事室として使用されました。
知事の秘書室として使用されていた部屋で、漆喰天井やシャンデリアが復元されています。
高等官食堂です。
床は寄木張りで、天井は食事中の話し声が通るように高く作られたと考えられています。
内部部長室で、天井の漆喰飾りやシャンデリアは復元ですが、寄木や暖炉、カーテンボックスは当時のものが現存しています。
るろうに剣心の舞台「知事室」
知事室で、天井の漆喰飾りは復元されたものになります。
カーテンボックスや絨毯は当時のものがそのまま使用されています。
こちらの部屋が『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最後編』で使用されました。
展示室で山形の歴史や文学を学ぶ
こちらは展示室で、明治時代から現在までの山形の歴史や文学、文翔館の復元の記録があります。
中でも歴史の移り変わりの展示は興味深く見学しました。
おわりに
文翔館を見学してみて、英国近世復興様式のレンガ造りの建物は大正初期の貴重な洋風建築で、国の重要文化財に指定されていました。
現在も保存修理作業によって当時と変わらぬ美しい姿でした。
内部の見学も無料で可能で、歴史と優雅さを感じる中央階段室やるろうに剣心の舞台となった知事室は見ごたえがあります。
山形の歴史の移り変わりを展示している展示室は必見だと思います。
入館料無料で外観も内観も見どころいっぱいの文翔館に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
近くにある里之宮湯山殿神社の参拝もおすすめです。
山形県郷土館 文翔館(ぶんしょうかん) | |
場所 | 山形県山形市旅篭町3-4-51 |
予約電話 | 023-635-5500 |
休館日 | 第1・第3月曜日(祝日・休日の場合は翌日)、年末年始 |
入館料 | 無料 |
営業時間 | 午前9時~午後4時30分 |
駐車場 | 40台駐車可能な無料駐車場あり |
交通 | ・JR線「北山形駅」下車、山形駅東口より1.5km、徒歩約19分 ・JR線「山形駅」下車、山形駅東口より2.1km、徒歩約27分 |