2016年12月25日(日)に東京都港区にある高野山東京別院(こうやさんとうきょうべついん)にいってきました。
高野山東京別院の創建は、江戸時代の慶長年間(1596~1615年)に高野山学侶方の江戸在番所として、浅草にある日輪寺に寄留(きりゅう)して開創されました。
明暦元年(1655年)芝二本榎の地を下賜され、延宝元年(1673年)に「高野山江戸在番所高野寺」として建立されました。
境内には、四国八十八の寺院の砂を集めてその砂を踏みお参りすれば、四国八十八ヶ所をお遍路したのと同じ功徳が得られる「四国八十八ヶ所お砂踏み」があります。
四国八十八ヶ所巡りは、古来のパワースポット巡りで、それを手軽に境内ですることが出来ることからパワースポットとしても有名です。
高野山東京別院の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約30分でした。
高野山東京別院へのアクセス
電車でアクセス
・都営地下鉄浅草線「高輪台駅」より徒歩約9分
・都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」A2出口より徒歩約10分
・都営地下鉄三田線「白金台」より徒歩約11分
高野山東京別院に到着
「高野山東京別院」の入り口である山門です。
山門を入る前に、本堂「遍照殿」に向かって両手を合わせて軽く頭を下げ礼拝してから参拝道を進みます。
山門を通ると前方には「鐘楼」があります。
梵鐘(ぼんしょう)は、法要・儀式の合図として現在も鳴らされています。
鐘楼のまわりは無料駐車場があり、車でも参拝しやすくなっています。
山門を通って右手に進むと、「四国八十八ヶ所のお砂踏み場」があります。
阿波国(徳島)、讃岐国(香川)、伊予国(愛媛)、土佐国(高知)の4つのエリアにわかれており、様々は佇まいや表情をされたお地蔵様がならんでいます。
6月に行われる弘法大師の誕生祭である「青葉祭り」では、本堂「遍照殿」に四国八十八ヶ所のお砂が実際に敷かれてお砂踏みが出来ます。
実際四国八十八ヶ所をお参りするのはとても大変なので、本当にありがたいですね♪
「四国八十八ヶ所のお砂踏み場」の隣には弘法大師がおられました。
お遍路修行は、弘法大師と一緒に巡礼しているという意味の「同行二人(どうぎょうににん)」という言葉があります。
弘法大師と一緒に巡礼する気持ちで「四国八十八ヶ所のお砂踏み場」をまわりました。
境内はとても綺麗に整備されており、お地蔵様もきちんと赤い帽子とよだれかけをしていました。
お地蔵様にまじってかわいいかえるも♪
「四国八十八ヶ所のお砂踏み場」から本堂の「遍照殿」をみたところです。
六地蔵が参道におられ、本堂の前の建物は「不動堂」です。
参道横の六地蔵にお参りして本堂へと進みます。
本堂への途中に「不動堂」があります。
「不動堂」です。
不動明王様が祀られ、護摩壇が設置されており、毎日午前10時頃に不動護摩祈祷会が行われています。
本堂の「遍照殿」です。
名前の由来は、弘法大師の法号「遍照金剛(へんじょうこんごう)」に由来します。
自由に参拝することができ、厳粛な雰囲気が漂っています。
現在の本堂は昭和63年(1988年)に建立されました。
おわりに
高野山東京別院を参拝してみて、東京港区高輪にこんなに大きくて立派なお寺があることに驚きました。
境内は、綺麗に整備されており、本堂はとても荘厳な雰囲気でした。
四国八十八ヶ所は中々難しいけれども、都内にいながら手軽に四国八十八ヶ所巡りが出来る点もとてもありがたかったです。
東京都内からアクセスもしやすく、福を招くパワースポット「高輪神社」や、忠臣蔵で有名な「泉岳寺」、銭洗不動で有名な「黄梅院」、三重塔が美しい「東禅寺」も近くにありますのであわせて参拝されてみてはいかがでしょうか。
場所 | 東京都港区高輪3丁目15-18 |
電話番号 | 03-3441-3338 |
拝観料 | 境内無料 |
拝観日 | 無休 |
交通 | ・都営地下鉄浅草線「高輪台駅」より 徒歩9約分 ・都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」A2出口より 徒歩約10分 ・都営地下鉄三田線「白金台」より 徒歩約11分 ・無料駐車場有 |
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