【宮城県】旧国宝で現在は重文の仏像がある龍寶寺(りゅうほうじ)!由緒や見どころ、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2022年10月7日(金)に宮城県仙台市青葉区八幡にあるご本尊の釈迦如来立像が旧国宝で現在は重要文化財龍寶寺りゅうほうじに行ってきました。釈迦如来立像は、出世如来・願掛け如来・子育て如来として古来より信仰されています。

龍寶寺の創建は不詳ですが、奥州鎮守府の将軍・坂上田村麻呂の鐘銘より平安時代に創建されたと考えられています。文治2年(1186年)、伊達家初代・伊達朝宗だてともむね公によって再興され伊達家の祈願寺となりました。

龍寶寺は祈願寺となってから伊達家と共に、中村、梁川、米沢、岩手山と移動し、慶長3年(1598年)頃に仙台初代藩主・伊達政宗公の仙台築城に伴い城北に位置する現在地に移転されました。その後、明治時代まで大崎八幡宮の別当寺となり「龍寶寺八幡宮」と称されました。

江戸時代、藩主より270石を与えられ、頭堂6院・蓮乗院・龍成院・玉頭院・泉照院・東光院・別当坊にも各10石余、八幡宮の別当としての神供料を合わせると480石にも及びました。城下最大の門前町を有し、藩一円に72ヶ寺の末寺を持つ大寺院でした。

今回、実際に龍寶寺に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

龍寶寺へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎JR線「仙台駅」下車、仙台駅西口のバス乗り場10番・15番からバスに乗車し約20分、「龍宝寺入口」バス停下車、龍寶寺まで260m、徒歩で約4分

自動車を利用

◎カーナビに龍寶寺の電話番号「022-234-0005」を入力、または龍寶寺の住所「宮城県仙台市青葉区八幡4丁目8番32号」を入力し検索

駐車場

龍寶寺には普通自動車が約10台駐車可能な無料駐車場があります。金曜日の午後に訪れましたが駐車場は混雑もなく空いていました。
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龍寶寺の参拝と見どころ

山門

龍寶寺境内には四脚門の山門を潜って入ります。山門の前には「真言宗御室派 別格本山 龍寶寺」の石碑が立っています。写真右の道路から参拝者専用の無料駐車場に入ることが出来ます。
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釈迦如来立像(重要文化財)が保管されている「釈迦堂」

山門を潜ると参道左に「手水舎」と「不動堂」、正面に「釈迦堂」、右に「御札・御守下附所」があります。釈迦堂には旧国宝で現在は重要文化財釈迦如来立像しゃかにょらいりゅうぞうが保管されています。仙台藩4代藩主・伊達綱村つなむら公が現在の宮城県栗原市の福王寺から龍寳寺の本尊として勧請しました。鎌倉時代初期の作品で京都府の清涼寺の釈迦如来立像を模刻して造られたと伝わります。釈迦如来立像は寄木造で背丈160.3cmとなっています。龍寶寺1

多宝塔

山門を潜って左奥に見えるのは多宝塔で、伊達朝宗公が龍寶寺を勅願時として再興されて800年を記念して昭和63年(1988年)に建立されました。朱塗りの黄金の相輪が見事な建造物で、内部には大日如来を中心として胎蔵4如来がお祀りされています。元旦にはライトアップが行われます。
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金堂

多宝塔の後方には鐘楼と金堂本堂)があります。
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客殿・稲荷社

本殿の右には「客殿」があり、客殿の左には「稲荷社」があります。
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御朱印

御朱印は境内の御朱印受付で頂くことができます。

おわりに

龍寶寺所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。龍寶寺は大崎八幡宮の隣にある寺院でかつては別当寺でした。境内には朱塗りで黄金の相輪が見事な多宝塔があります。釈迦堂には重要文化財の釈迦如来立像が保管されており、出世如来・願掛け如来・子育て如来として古来より信仰されています。元旦には多宝塔がライトアップされ、釈迦堂の御開帳があります。見どころいっぱいの龍寶寺に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

龍寶寺(りゅうほうじ)
住所 宮城県仙台市青葉区八幡4丁目8番32号
電話番号 022-234-0005
営業時間 午前8時~午後5時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎JR線「仙台駅」下車、仙台駅西口のバス乗り場10番・15番からバスに乗車し約20分、「龍宝寺入口」バス停下車、龍寶寺まで260m、徒歩で約4分
■自動車を利用
◎カーナビに龍寶寺の電話番号「022-234-0005」を入力、または龍寶寺の住所「宮城県仙台市青葉区八幡4丁目8番32号」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約10台駐車可能な参拝者専用の無料駐車場あり

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