【兵庫県丹波市】紅葉の名所で仁王像が有名な石龕寺!紅葉の見頃や見どころ、御朱印・混雑状況・アクセス・駐車場をご紹介!

石龕寺9
2021年11月20日(土)に兵庫県丹波市山南町岩屋にある兵庫県の紅葉の名所で丹波もみじめぐりの一寺としても有名石龕寺(せきがんじ)にいってきました。
石龕寺は同じ丹波市にある円通寺高源寺とともに「丹波紅葉三山」として兵庫県紅葉の名所として広く知られています。
石龕寺の紅葉の見頃は11月中旬~下旬で、紅葉の見頃に石龕寺へ参拝してきました。

創建は社伝によると用明天皇2年(587年)、聖徳太子が開基と伝わり、現在の石龕寺から800m登った先にある「奥の院」が石龕寺の発祥の地です。
寺号の「石龕」とは石窟・岩屋のことで、石窟内に仏さまを祀ることを意味します。
石龕寺の宗派は高野山真言宗で山号は岩屋山、ご本尊は毘沙門天です。

鎌倉時代の仁治3年(1242年)、仏師定慶によって仁王門と仁王像(金剛力士像)が制作され、それぞれ国の重要文化財に指定されています。

室町時代には足利尊氏の帰依を受け、鎌倉時代から室町時代にかけて隆盛を極めました。
室町幕府第2代将軍「足利義詮(あしかがよしあきら)」が逗留したとも伝わります。

しかし戦国時代の天正7年(1579年)、織田信長の丹波攻略の命令を受けた明智光秀によって攻め込まれ、戦火により建物は仁王門を残して全て焼失しました。

江戸時代に入り徐々に復興が進みますが、宝暦13年(1763年)に現在の奥の院の場所にあった本堂が焼失した為、安永7年(1778年)に現在の場所に移転後再建されました。

平成6年(1994年)、奥の院の復興と鐘楼堂の再建により現在の姿となりました。

今回石龕寺に参拝してきましたので紅葉の撮影スポットや見どころを中心に、混雑状況や駐車場、御朱印をご紹介したいと思います。

石龕寺所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約60分でした。

「石龕寺」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「谷川駅」下車⇒タクシーで石龕寺まで7.3km・約12分

自動車を利用

・カーナビに石龕寺の電話番号「0795-77-0235」を入力

駐車場

石龕寺には乗用車が約50台駐車可能な無料駐車場があります。
ただし紅葉のシーズンは駐車料金300円必要になります。
駐車場から石龕寺までは450m・徒歩約5分かかります。

「石龕寺」の参拝と見どころ

【紅葉の撮影スポット】駐車場から仁王門への参道

駐車場から仁王門・仁王像までは450m・徒歩で約5分かかります。
仁王門までの道沿いには約600本の紅葉が並び、色とりどりの景色を楽しむことができます。
紅葉の撮影スポットとなっています。
こちらは仁王門から駐車場の方を見た景色で、紅葉の道ができています。
石龕寺1

鎌倉時代の仁王像は国の重要文化財に指定

こちらが鎌倉時代の仁治3年(1242年)に仏師定慶によって建立された仁王門と仁王像(金剛力士像)国の重要文化財に指定されています。
日が落ちてくると仁王像はライトアップされ一層迫力があります。
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寺院の境内を口の形が阿形(あぎょう)像と口を結んだ吽形(うんぎょう)像が2体1対で守護しています。
上半身は裸形で、筋骨は隆々し、迫力あるポーズをとっているのが特徴です。
こちらはの阿形像からは怒りが表面から怒りを感じます。
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吽形像からは怒りを内に秘め表情に表しています。
仁王像は寺院の入り口に置かれる為、風雨にさらされる為、状態が良いものは珍しいです。
しかしこちらの像は鎌倉時代に制作されたにも関わらず、とても良い状態で残っています。
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【紅葉の撮影スポット】仁王門から本堂へ続く参道

仁王門を通り、参道を道沿いに進みます。
赤や黄色の色彩豊かな紅葉が参道を覆い見ごたえがあります。
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参道沿いの紅葉を楽しみながら本堂へと進みます。
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【紅葉の撮影スポット】毘沙門堂とも呼ばれる本堂

本堂毘沙門堂とも呼ばれ、安永7年(1778年)に再建されました。
元の本堂は、宝暦13年(1763年)に焼失するまで現在の奥の院がある場所にありました。
写真左手のしめ縄のついた大きな杉はご神木です。
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本堂にはご本尊である毘沙門天が祀られています。
本堂と赤・黄・緑と色彩色豊かな自然との組み合わせが見ごたえがあります。
紅葉の撮影スポットとなります。
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薬師堂

本堂左手には薬師堂があります。
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こちらの周辺も紅葉が美しく色づいていました。
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弁財天信仰が残る焼尾神社

本堂から西の場所には、仁治2年(1241年)に創建された焼尾神社があります。
ご祭神は明治時代に行われた神仏分離によって現在は「市杵島比売命」が祀られていますが、地元ではご祭神を弁財天のする信仰があります。
弁財天は諸芸能上達・知恵・弁財・財福のご神徳があります。
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奥の院は本堂から800m

本堂を正面とし、右側の道を進むと奥の院へ行くことができます。
奥の院への道はかなり険しい獣道で、動きやすい服装は必須です。
傾斜がある登山道を約800m歩くと奥の院に到着します。


奥の院は岩肌に建立されており、本尊の毘沙門の石像が祀られています。

御朱印

紅葉のシーズンには期間限定で「丹波もみじめぐり」の御朱印をいただくことができます。
御朱印は駐車場で書置きがもらえます。
境内内の社務所では書いていただくことも可能ですが平日は不在が多いので日曜日がおすすめです。

おわりに

石龕寺に紅葉のシーズンに参拝してみて、駐車場はそれほど混んでおらず駐車しやすかったです。
駐車場から仁王門・仁王像へつづく道沿いには紅葉が多数植えられており見ごたえがあります。
本堂までの参道にも紅葉が多数あり、色彩豊かな紅葉が参拝者を楽しませてくれます。
境内も紅葉のシーズンで人は多かったですが、それぞれ自分のペースで紅葉を楽しめるくらい参拝しやすかったです。
奥の院へは急な傾斜がある山道を登る必要があるので体力がない方は避けた方が良いと思います。
見どころいっぱいの石龕寺にぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか。

石龕寺(せきがんじ)
住所 兵庫県丹波市山南町岩屋2
電話番号 0795-77-0235
拝観日時 午前9時~午後5時
休日 年中無休
入山料 大人300円、中高生100円、小学生以下無料
アクセス ■交通機関を利用
・JR線「谷川駅」下車⇒タクシーで石龕寺まで7.3km・約12分
■自動車を利用
・カーナビに石龕寺の電話番号「0795-77-0235」を入力
駐車場 仁王門から450m・徒歩約5分の場所に無料駐車場あり
ただし紅葉のシーズンは駐車料金300円必要