鎌倉 鎌倉唯一の尼寺で国の重要文化財多数・竹林や仏殿の十二支装飾彫刻も見ごたえあり!英勝寺(えいしょうじ)

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2017年11月11日(土)に神奈川県鎌倉市扇ガ谷にある英勝寺(えいしょうじ)」にいってきました。

英勝寺は、元々江戸城を築城したことでも有名な「太田道灌(おおたどうかん)」の屋敷跡に建てられ、住職は水戸徳川家の娘が務めてきた鎌倉唯一の尼寺です。
境内の庭は四季折々の花々が目を楽しませてくれますが、特に竹林の美しさで有名です。

英勝寺所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。

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英勝寺の概要・歴史

英勝寺創建は寛永13年(1636年)で、開山は徳川頼房の娘で水戸光圀の姉「玉峯清因(ぎょくほうせいいん)」開基は太田道灌5代子孫で徳川家康の側室であった「英勝院(えいしょういん)」です。
山号「東光山」宗派「浄土宗」になります。

元々この地は太田道灌の屋敷があった場所ですが、文明18年に太田道灌が暗殺され家は没落します。
道灌が暗殺された100年後に徳川家康が関東の支配者になり、多くの寺院や神社の再建や、没落した名家の救済をしました。
太田道灌5代子孫の「お八(のちの英勝院)」も江戸城に招かれ徳川家康の夫人になりました。
お八はその後名前を「お勝」に改め、家康との間に慶長12年(1607年)に市姫を授かります。
しかし市姫は4歳で亡くなってしまい、不憫に思った家康が水戸徳川初代藩主「徳川頼房」の養母とし養育を命じました。
元和2年(1616年)に徳川家康が亡くなった後、お勝は出家し名前を「英勝院」と改めました。
それから20年後、英勝院は菩提寺として大田道灌の屋敷があった場所に寺を開きたいと要望し、徳川家光より許可されます。
寛永13年(1636年)仏殿が完成し、翌年には徳川頼房の娘の小良姫が住職として入寺します。
英勝院は寛永19年(1642年)に亡くなりましたが、創建の経緯より代々の住職は水戸家の娘が務め「水戸御殿」「水戸の尼寺」と呼ばれました。

境内の仏殿山門鐘楼寛永20年(1643年)に建立されたもので国の重要文化財に指定されています。
同時期に建立された祠堂、祠堂門も同じく国の重要文化財に指定されています。

英勝寺は花のお寺として有名で、春は白藤、初夏はあじさい、秋は彼岸花・紅葉、冬は柊・水仙が境内で四季を通じて花が咲き、花の寺として有名です。
境内奥にある竹林も大変有名です。

英勝寺の見どころ

1.国の重要文化財の仏殿、山門、鐘楼、祠堂、祠堂門
2.四季を通じて楽しめる花や竹林
3.仏殿の十二支の装飾彫刻

英勝寺へのアクセス

電車でアクセス

・JR横須賀線「鎌倉駅」から約850メートル・徒歩約11分

英勝寺参拝

英勝寺へは鎌倉駅から徒歩約11分で到着します。
洋風の総門横の開いている場所から中に進みます。
英勝寺が創建された寛永年間の総門は今も残っており、浄光明寺にあります。
英勝寺1

こちらは浄光明寺の総門で、英勝寺が創建された寛永年間の総門とされています。
浄光明寺17

英勝寺の拝観受付で拝観料を納めます。
拝観料は、大人300円で、拝観時間午前9時~午後4時までとなっています。
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境内は綺麗な庭が広がっており四季折々の花が楽しませてくれます。
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重要文化財で袴腰形式の鐘楼

順路に従って歩くとまず鐘楼が見えてきます。
国の重要文化財で、英勝院の一周忌の寛永20年(1643年)に建立されたものです。
鎌倉で唯一とされるスカートを付けたような形が特徴の袴腰形式の鐘楼になります。
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重要文化財で復興された山門

鐘楼の隣には山門があり、こちらも寛永20年(1643年)に建立されました。
大正12年(1923年)の関東大震災で全壊し、資産家の私有地に再建されたものを、平成13年(2001年)に英勝寺が買い戻しました。
その後復興工事を行い、2013年に国の重要文化財に指定されました。
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間一戸二重門で、屋根は入母屋造、瓦棒銅板葺きとなっており、上層には釈迦如来と十六羅漢像が安置されています。
お寺の屋根には反りが多くみられますが、こちらの屋根は反りがなくまっすぐなのが特徴です。
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山門の近くの崖には洞窟が掘られており中に入ることができます。
入口が小さいので入れるのかと思いますが、入ってみると大人の男性が入っても余裕がありました。
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洞窟内には石仏が安置されており、外から遮断された空間で仏様を見ると心が落ち着きます。
洞窟の長さは10メートルもない位の短い洞窟です。
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洞窟の側には聖観音像様がおられました。
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山門の下をくぐり、仏殿へと進みます。
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仏殿の十二支の彫刻は見ごたえあり!

仏殿で、寛永20年(1643年)に建立された国の重要文化財です。
間口・奥行ともに3間で屋根は寄棟(よせむね)、裳階(もこし)付の禅宗様仏堂となっています。
仏殿の小窓は開くことが可能で、内部の様子やご本尊の「阿弥陀三尊像」を拝むことができます。
軒下の蟇股(かえるまた)の十二支の装飾彫刻が見事でしたので全てご紹介します。
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1.子・鼠(ねずみ)
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2.丑・牛(うし)
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3.寅・虎(とら)
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4.卯・兎(うさぎ)
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5.辰・龍(たつ)
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6.巳・蛇(へび)
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7.午・馬(うま)
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8.未・羊(ひつじ)
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9.申・猿(さる)
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10.酉・鶏(とり)
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11.戌・犬(いぬ)
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12.亥・豚(いのしし)
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報国寺を連想する竹林

仏殿から奥に進むと竹林が見えます。
一面緑に覆われていて別世界に訪れたよう。。
報国寺の竹林を思い出します。
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竹林には遊歩道が整備されており竹林の中を散策することが可能です♪
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竹林側にある書院では不定期ですが、月に何度かお茶席が開かれます。
門の前の看板に開催日の連絡があるので興味ある方は是非!
書院から見る竹林も非日常感にあふれていて贅沢な時間を過ごすことができます♪
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おわりに

英勝寺を訪れてみて国の重要文化財に指定された建造物が数多く残っており大変見ごたえがありました。
竹林や境内の四季折々の花も見ごたえがあり、いつ参拝に来ても花が絶えることがなく美しく咲いています。
都会の喧騒やほっと心を落ちつけたい時には英勝寺を訪れてみてはいかがでしょうか。

英勝寺(えいしょうじ)
住所 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1−16−3
電話番号 0467-22-3534
アクセス JR横須賀線「鎌倉駅」から約850メートル・徒歩約11分
定休日 無休
拝観時間 午前9時~午後4時まで
拝観料金 大人:300円

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