2021年12月5日(日)に千葉県松戸市平賀にある千葉随一の紅葉スポットで紫陽花も有名な本土寺(ほんどじ)に紅葉の時期にいってきました。
本土寺は別名「あじさい寺」ともいわれ、初夏(5月下旬~6月下旬頃)には境内にある30,000本の紫陽花と6,000本の花菖蒲が境内を彩ります。
秋(11月中旬~12月上旬頃)になると「山もみじ」「大盃」「秋山紅」の3種類1,500本の紅葉が境内を赤く彩るため紅葉の名所として有名です。
創建は建治3年(1277年)、日蓮大聖人の支援者であった当時の領主「曽谷教信」公の協力により法華堂を建立され、その後日朗によって本土寺として開堂供養されました。
本土寺の宗派は日蓮宗で山号は長谷山です。
長谷山本土寺は、東京都大田区池上にある長栄山本門寺、神奈川県鎌倉市にある長興山妙本寺とともに「朗門の三長三本」(さんちょうさんぼん)と呼ばれています。
「朗門」は日蓮の弟子日朗の門流という意味を指し、「三長三本」とはそれぞれの山号寺号にいずれも「長」「本」の字が含まれることによりそのように称されます。
今回紅葉のシーズンに本土寺に参拝してきましたので紅葉の見どころや混雑状況、駐車場等をご紹介したいと思います。
本土寺の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約60分でした。
「本土寺」へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR常磐線「北小金駅」下車北口⇒本土寺まで800m・徒歩約10分
自動車を利用
・カーナビに本土寺の電話番号「047-346-2121」を入力
駐車場
本土寺には無料駐車場がありますが紅葉のシーズンは駐車は難しいです。
本土寺の営業時間が午前9時からで、今回9時に駐車場を確認したところすでに満車でした。
本土寺へ向かうこちらの参道側には1日500円の有料駐車場が複数個所あります。
紅葉のシーズンは有料駐車して本土寺を参拝することをおすすめします。
こちらは参道横の駐車場で午前10時過ぎの光景ですが、まだかなり駐車スペースに空きがあります。
「本土寺」の参拝と見どころ
本土寺参道のお店では無料のなめこ汁やふかしたてまんじゅうが楽しめる
北小金駅から本土寺へ向かい途中の参道では朝とれた野菜や無料のなめこ汁、ふかしたての黒糖まんじゅうや枝豆まんじゅうを食べることができます。
草だんごもおいしそう、紫陽花で有名な本土寺なので紫陽花にデコレーションされたかわいいこんぺいとうも販売されていました。
メディアでも多数紹介されている本土寺の仁王門
北小金駅から徒歩約10分歩くと本土寺の仁王門が見えてきます。
慶安年間(1648年~1651年)に建立された木造瓦葺桜門式の仁王門です。
門の両側には迫力ある仁王像が鎮座されています。
朱塗りの高楼で、山号の「長谷山」の扁額が掲げられています。
仁王門と紅葉は本土寺の撮影スポットとなっておりメディアでも度々紹介されています。
仁王門の中から見る紅葉もまた格別なものがあります。
仁王門から本土寺拝観受付所へ進む参道にも赤い紅葉や黄色の銀杏に彩られ、訪れた参拝者を楽しませてくれます。
紅葉シーズンは拝観料が500円必要
本土寺は通常は拝観料無料(開門午前5時~閉門午後5時)ですが、紅葉の時期(開門午前9時~閉門午後4時30分)は拝観料が500円必要ですので受付を済ませて先に進みます。
境内はとても広く、順路としては左側の五重塔から境内を一周して参拝します。
本土寺の人気の撮影スポット五重塔
五重塔は平成3年(1991年)に建立されました。
五重塔と色とりどりの紅葉の調和が美しく、人気の撮影スポットとなっています。
五重塔の周りは綺麗に紅葉が彩り、色々なアングルから写真を撮ることができます。
まるで燃え上がるような赤ですばらしい紅葉です!
国の重要文化財に指定されている梵鐘
五重塔側にある鐘楼の梵鐘は建治4年(1278年)に鋳造されました。
千葉県で2番目に古い梵鐘で、国の重要文化財に指定に指定されています。
五重塔や鐘楼の紅葉を楽しんだ後は順路に沿って先へ進みます。
本堂周辺の紅葉
五重塔から道沿いに進むと慶安4年(1651年)に建立された本堂があります。
本堂の周辺も紅葉が美しく見ごたえがあります。
秋山夫人の墓所周辺の紅葉
本堂を通過すると水戸黄門としても有名な徳川光圀公を甥に持つ秋山夫人の墓所があります。
この辺りも紅葉が美しく境内を彩っています。
境内を順路に沿って進むと黄色の銀杏や赤い紅葉、そして緑の竹林が目を楽しませてくれます。
竹林を抜けると菖蒲池が見えてきます。
こちらは初夏(5月下旬~6月下旬頃)になると約6,000本の花菖蒲が咲き誇ります。
乳出のご霊水として崇敬を集める乳出の井戸
菖蒲池を抜けると「乳出の井戸」と呼ばれる井戸があります。
日像上人がお生まれになった時に庭先に泉が湧き出て産湯に使ったと伝わります。
その泉がこの井戸であり、井戸の水を飲むと病気が治り乳の出が良くなるご利益から「乳出のご霊水」として崇敬を集め参拝者の行列が絶えませんでした。
「乳出の井戸」周辺も紅葉が美しく、紅葉の撮影スポットとなっています。
近くにある境内を回廊する渡り廊下から見る紅葉も見事です!
像師堂も「乳出の井戸」周辺にありますが、こちらも紅葉とお堂の組み合わせが素敵です。
稲荷堂周辺の紅葉は感動する美しさ
次に見えてくるのが「稲荷堂」です。
写真の通り、色とりどりの紅葉や朱色の鳥居、お狐様やお社などとても素敵な景色です!
実際見てみると感動するほど神秘的な景色で必見です!
弁天堂と弁天様と紅葉
稲荷堂の隣には「弁天堂」があります。
こちらも紅葉と弁天堂の組み合わせが素敵で見ごたえがあります。
弁天堂の近くには弁天様がいらっしゃいます。
弁天様の後方は小高い場所となっており、紅葉が群生しています。
まるで山が燃えているように真っ赤で、背景の青い空との組み合わせが綺麗でした。
弁天堂に参拝してから開山門周辺の紅葉の景色を楽しんで社務所へと進みます。
御朱印は出口付近の社務所
順路に沿って進むと出口付近で社務所が見えてきます。
紅葉のシーズンですが、御朱印の待ちの方はそれほどおらず行列は発生していませんでした。
本土寺の秋限定御朱印
本土寺の秋の紅葉シーズンには秋限定御朱印がいただけます。
なくなり次第終了ですので拝受したい方は早めに参拝すると良いと思います。
通常の御朱印は300円、限定御朱印は500円で、御朱印の受付時間は午前9時~午後4時までとなっています。
松戸市にありますあじさい寺で有名な本土寺様に紅葉🍁を観に行って来ました✨
御朱印は秋限定御朱印で、なくなり次第終了のようですよ💖#御朱印 #御朱印帳 #神社仏閣 #神社仏閣巡り #本土寺 pic.twitter.com/Risafvn1hU— tomoko (@tomoko_1234) December 2, 2019
おわりに
紅葉のシーズンに本土寺に参拝してみてそれほど境内は混んでおらずゆっくり紅葉を楽しむことができました。
境内には紅葉の撮影スポットが多数あり、特に仁王門・五重塔・本堂・秋山夫人墓所付近・乳出の井戸付近・稲荷堂・弁天堂は見事な紅葉でした。
本土寺へ続く参道では朝取れの野菜や無料のなめこ汁、ふかしたてのまんじゅう等をいただくことができます。
見どころいっぱいの本土寺にぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか。
本土寺(ほんどじ) | |
住所 | 千葉県松戸市平賀63 |
電話番号 | 047-346-2121 |
拝観日時 | ・通常;開門午前5時~閉門午後5時 ・紅葉のシーズン:開門午前9時~閉門午後4時30分 |
休日 | 年中無休 |
拝観料 | ・通常は拝観料無料 ・紅葉のシーズンは拝観料500円 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR常磐線「北小金駅」下車北口⇒本土寺まで800m・徒歩約10分 ■自動車の場合 ・カーナビに本土寺の電話番号「047-346-2121」を入力 |
駐車場 | ・無料駐車場あり(紅葉のシーズンは駐車は困難です) ・近隣に1日500円の参拝者用駐車場が複数あり |