【京都府】隠れた紅葉の名所で額縁紅葉が見事な‎蓮華寺！見どころや御朱印、アクセスや混雑状況をご紹介

2018年11月30日（金）に京都市左京区にある京都の隠れた紅葉の名所で額縁に入ったような額縁紅葉が見事な蓮華寺（れんげじ）に行ってきました。

蓮華寺は元は洛中の七条塩小路（現在の京都駅付近）にありましたが、応仁の乱（1467～1477年）以後は荒廃し、江戸時代の寛文2年（1662年）に加賀前田藩の家臣であった今枝近義いまえだちかよしによって祖父・重直しげなおの菩提を弔う為、現在地に再建されました。

山号は帰命山きみょうざん、宗派は天台宗で、ご本尊は釈迦如来が安置されています。
境内には珍しい急勾配の六角形の笠をつけた蓮華寺型石燈篭や、詩仙堂や酬恩庵一休寺を作庭したことで知られる石川丈山作と伝わる池泉観賞式庭園があります。

蓮華寺に紅葉のシーズンに参拝してきましたので見どころや御朱印、混雑具合やアクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

蓮華寺へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・叡山電鉄叡山本線「三宅八幡駅」下車、蓮華寺まで500m、徒歩で約6分
・叡山電鉄叡山本線「八瀬比叡山口駅」下車、蓮華寺まで1.0km、徒歩で約13分
・JR線「京都駅」下車、京都バス17系統「大原行」行きバスに約46分乗車、「上橋」バス停下車、蓮華寺まで50m、徒歩で約1分

自動車を利用

・カーナビに蓮華寺の電話番号「075-781-3494」を入力

駐車場

蓮華寺には普通自動車が6台収容可能な無料駐車場があります。
紅葉のシーズンの午前中に参拝しましたが、駐車場は1台空いていました。

蓮華寺の参拝と見どころ

創建当時の山門

蓮華寺の山門は江戸時代の創建当時のもので、こちらから境内に進みます。

300体もの石仏群

境内に入るとまず石仏群が見え、その数は300体にものぼります。
これらの石仏群はかつて鴨川の河原で埋葬された死者を弔っていましたが、鴨川の氾濫によって埋没していました。
京都市電河原町線の敷設工事の際、埋没していた石仏が発掘された為、ここで供養されています。

石仏群近くの紅葉

蓮華寺の庭園の紅葉も見事ですが、石仏群近くの紅葉も見ごたえがありおすすめです。
また瑠璃光院に比べてあまり知られていないためか参拝も少なく、ゆっくり写真撮影することができますよ♪

違う角度からの紅葉の景色です。境内は紅葉の鮮やかな朱色で包まれています。
私は蓮華寺は京都の中でも屈指の紅葉の名所だと思います！

書院と一体化した庫裏

参道を進むと書院と一体化した庫裏が見えてきます。

こちらで拝観料400円を支払い庭園へ進みます。

石川丈山作庭と伝わる池泉鑑賞式庭園

書院に入ってすぐ江戸時代の寛文年間に作庭された池泉鑑賞式庭園が目の前に広がります。
作庭は詩仙堂や酬恩庵一休寺を作庭したことで知られる石川丈山作と伝わります。

額縁紅葉と奥行きを感じる庭園

蓮華寺の紅葉はどれも見ごたえがありますが、額縁に入ったような額縁紅葉は言葉を失う美しさです。庭園の水は湧き水で透明で美しく、緻密に計算されて配置された船石、亀石、鶴石によって庭園に奥行きが感じられます。

池泉鑑賞式庭園ですので庭園の周囲を歩いて見学することが可能です。
書院から見て右手奥に見えるのは本堂です。

黄檗宗の建築様式が残る本堂

蓮華寺の宗派は天台宗ですが、本堂の建築様式は黄檗宗の僧が関わったことから黄檗宗の建築様式となっています。
本堂の入口の寺額は石川丈山の筆によるもので、内部にはご本尊の釈迦如来像が安置されています。

御朱印

御朱印は拝観受付で書置きのものを頂くことが可能で、納経料は300円となっています。

洛北蓮華寺

加賀前田家の重臣・今枝重直（いまえだ しげなお）が晩年に出家して過ごした地に、孫の今枝近義（ちかよし）がその菩提を弔うために創建した寺院。

特に書院から眺める江戸時代初期の池泉鑑賞式の庭園が有名です。#御朱印#蓮華寺#京都#庭園 pic.twitter.com/BYmYo0KpmB

— まこ 社寺めぐり (@zw5150) February 23, 2022

おわりに

蓮華寺の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。
蓮華寺に参拝してみて、石仏群近くの紅葉はとても鮮やかで幻想的でした。
石川丈山作庭と伝わる池泉鑑賞式庭園は書院から観賞すると額縁に入ったような額縁紅葉を楽しむことができます。
紅葉のシーズンに訪れましたが、参拝者もそれほどおらず京都の隠れた紅葉の名所です。
近くには京都屈指の紅葉スポット瑠璃光院や遊歩道沿いの紅葉が美しい「八瀬もみじの小径」、パワースポット崇道神社もありますので一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。