【大阪府】『延喜式』神名帳に記載された式内社の津嶋部神社(つしまべじんじゃ)!見どころや御朱印、アクセス・駐車場をご紹介

津嶋部神社16
2023年9月23日(土)に大阪府守口市金田町にある津嶋部神社つしまべじんじゃに行ってきました。

津嶋部神社つしまべじんじゃ創建は不詳ですが、平安時代の延長5年(927年)に編纂された『延喜式』神名帳にも記載が見られる式内社です。

御祭神には安産育児の神様・津嶋女大神つしまめのおおかみ厄払い方除けの神様・素戔嗚尊すさのおのみこと学問の神様・菅原道真公がお祀りされています。

今回、実際に津嶋部神社つしまべじんじゃに参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

津嶋部神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎京阪本線「寝屋川市駅」下車、西口より「京阪守口市駅行」に約15分乗車、「黒原」バス停下車、津嶋部神社まで290m、徒歩で約4分
◎京阪本線「萱島駅」下車、津嶋部神社まで2.8km、徒歩で約39分

自動車を利用

◎カーナビに津嶋部神社の電話番号「06-6901-4763」を入力、または津嶋部神社の住所「大阪府守口市金田町6-15-6」を入力し検索

駐車場

津嶋部神社には参拝者専用駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。

津嶋部神社の参拝と見どころ

津嶋部神社の参拝開始

津嶋部神社の入口の鳥居には宝暦2年(1752年)の銘が入っています。鳥居の中央には『延喜式』神名帳に記載の式内社であることから「式内 津嶋部神社」と書かれた扁額が掛かっています。鳥居の右側には明治5年(1872年)に郷社に列したことから「郷社 津嶋部神社」と書かれた社号標があります。津嶋部神社1

社殿まで石畳が敷き詰められた参道が真っすぐ続き、参道沿いの石灯籠には明和7年(1770年)の銘が入っています。参道の右側に手水舎があります。
津嶋部神社2

かつては「大宮天満宮」と称した

手水舎でしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。手水舎の水盤には「延宝6年(1678年)」と「大宮天神御寶」と刻まれています。寛永10年(1633年)、淀藩主永井尚政菅原道真公を合祀し、江戸時代は「大宮天満宮」と称していました。
津嶋部神社3

樹木に包まれた境内

境内は綺麗に維持・管理されており、推定樹齢400年以上のクスノキをはじめ、ケヤキ、イチョウの大木や、モミジやウメツバキなどの樹林に囲まれた心地の良い神域になっています。参道正面に拝殿、右側には撫で牛と白龍稲荷社、左側には天照皇大宮が鎮座しています。
津嶋部神社10

社殿、御祭神、ご利益

現在の社殿拝殿幣殿本殿)は明治15年(1882年)に造営されたものですが、元禄年間(1688年~1704年)に再建されたものと同規模を誇り、この周辺では最大規模になります。拝殿は入母屋造り銅板葺で唐向拝が付いています。拝殿前の石燈籠には元禄12年(1699年)と「天神宮」の銘が見られます。
津嶋部神社6

ユニークな表情が可愛い阿吽狛犬の台座には天保4年(1833)の銘が見られます。

拝殿からは切妻造り平入の弊殿本殿が繋がっています。本殿には御祭神津嶋女大神つしまめのおおかみ素戔嗚尊すさのおのみこと菅原道真公がお祀りされています。ご利益津嶋女大神つしまめのおおかみ子授かり・安産・育児素戔嗚尊すさのおのみこと厄除け・方除け、菅原道真公が学業成就・試験合格のご利益で知られています。
津嶋部神社15

天照皇大宮

拝殿を正面に右側に鎮座するのは神明造の天照皇大宮です。御祭神には天照大神あまてらすおおみかみをお祀りし、国家安泰・開運招福・諸願成就など幅広いご利益で知られています。
津嶋部神社9

白龍稲荷社

天照皇大宮の正面に鎮座するのは白龍稲荷大神がお祀りされた白龍稲荷社です。2基の朱塗りの鳥居の先に一間社流造・銅板葺の社殿があります。稲荷社は五穀豊穣・商売繁盛のご利益で知られています。
津嶋部神社4

撫で牛信仰

白龍稲荷社の左には「撫で牛」があります。御祭神の菅原道真公の神使である牛は撫で牛信仰で知られ、神牛の頭を撫でると頭が良くなり、自分の体の悪い場所を撫でると治ると信仰されています。津嶋部神社5

若宮天満宮、山王戎神社、厳島神社

撫で牛の左側にも3社の境内社が並んで鎮座しています。写真の右側から若宮天満宮山王戎神社厳島神社になります。御祭神は若宮天満宮が菅原道真公、山王戎神社が大山咋命・恵比寿神、厳島神社が市杵島姫命になります。津嶋部神社13

御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。

おわりに

津嶋部神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。津嶋部神社の境内は綺麗に整備・維持されており、推定樹齢400年以上のクスノキをはじめとして緑に包まれた心地の良い神域でした。境内には江戸時代に奉納された鳥居や石燈籠、水盤や狛犬が現存しています。明治時代に再建された社殿はこの地方で最大規模を誇ります。多くの境内社も鎮座していますのでこちらも必見です。見どころいっぱいの津嶋部神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

津嶋部神社(つしまべじんじゃ)
住所 大阪府守口市金田町6-15-6
電話番号 06-6901-4763
営業時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎京阪本線「寝屋川市駅」下車、西口より「京阪守口市駅行」に約15分乗車、「黒原」バス停下車、津嶋部神社まで290m、徒歩で約4分
◎京阪本線「萱島駅」下車、津嶋部神社まで2.8km、徒歩で約39分
■自動車を利用
◎カーナビに津嶋部神社の電話番号「06-6901-4763」を入力、または津嶋部神社の住所「大阪府守口市金田町6-15-6」を入力し検索
駐車場 駐車場なし、近隣のパーキングを利用

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