【和歌山県】日本三菅廟の一つで4棟の重要文化財がある和歌浦天満宮!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2023年9月15日(金)に和歌山県和歌山市和歌浦西にある日本三菅廟の一つで4棟の重要文化財がある和歌浦天満宮わかうらてんまんぐうに行ってきました。

日本三菅廟とは「大宰府天満宮北野天満宮」「和歌浦天満宮」の3社を指し、和歌浦天満宮の「本殿」「楼門」と末社の「多賀神社本殿たがじんじゃほんでん」「天照皇太神宮豊受大神宮本殿あまてらすこうたいじんぐうとようけだいじんぐうほんでん」の4棟重要文化財に指定されています。

今回、実際に和歌浦天満宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

和歌浦天満宮の概要

平安時代の延喜元年(901年)、太宰府へ向かうことになった菅原道真公は海上の風波に和歌浦に船を停泊させました。そして現在地である和歌浦天神山(標高約93m)から和歌浦を望み歌を2首詠みました。

「老を積む身は浮船に誘はれて 遠ざかり行く和歌の浦波」
「見ざりつる古へまでも悔しきは 和歌吹上の浦の曙」

その後、康保年間(964年~968年)に橘直幹たちばなのなおもとが大宰府から京都へ向かう途中に和歌浦へ立ち寄り、社殿を造営して菅原道真公をお祀りしたのが創建と伝わります。また橘直幹も以下の歌を詠んでおり、古来より大宰府天満宮、北野天満宮とともに日本三菅廟といわれています。

「和歌の浦の天満宮や日の本の三の名だる一つとぞきく」

天正13年(1585年)の羽柴秀吉による紀州征伐により社殿を消失しますが、和歌山城代の桑山重晴によって復興されました。その後、慶長9年~11年(1604年~1606年)に和歌山城主の浅野幸長によって天神山の中腹に本殿・唐門・拝殿・楼門・東西回廊などが再建されました。寛文4年(1664年)には紀伊徳川家の祖・徳川頼宣より社地の寄進を受けました。

御祭神は主祭神に菅原道真公がお祀りされ、学問成就・合格祈願ご利益で有名です。

和歌浦天満宮へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎南海加太線「南海和歌山市駅」下車、「南海和歌山市駅」バス停よりバスに約20分乗車し「権現前」バス停下車、和歌浦天満宮まで300m、徒歩で約5分

自動車を利用

◎カーナビに和歌浦天満宮の電話番号「073-444-4769」を入力、または和歌浦天満宮の住所「和歌山県和歌山市和歌浦西2丁目1-24」を入力し検索

駐車場

和歌浦天満宮には普通自動車が11台駐車可能な無料駐車場が入口鳥居周辺にあります。金曜日の午後に参拝した時は混雑もなく空いていました
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和歌浦天満宮の参拝と見どころ

和歌浦天満宮の参拝開始

和歌浦天満宮の入口には「和歌浦天満宮」の社号碑が立っています。石造の明神鳥居があり「天満宮」の扁額が掛かっています。鳥居手前と鳥居を潜って左に参拝者専用の無料駐車場があります。
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鳥居を潜ると参道が楼門まで真っすぐ続いています。
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狛牛

参道の両端には菅原道真公の神使である木造の「狛牛」が鎮座しています。牛が神使になったのは①道真公の誕生日や死去日が丑の日であった、②道真公が大宰府へ向かう途中に命を狙われた際に白牛に助かれた、③牛がとまって動かなくなった場所を道真公の墓所としたから、といわれています。

急勾配の石段

和歌浦天満宮の楼門まで約50段ある急勾配の石段があります。石段の石には水を打つと青みが増すので庭石として珍重された紀州青石緑泥片岩)が使われています。石段の中央には手すりがありますのでしっかりつかんで気を付けて上がりましょう。
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巨大鷽鳥

石段の途中、右にはコロナ収束を願ってクスノキで作られた巨大うそがあります。元々はこの場所にクスノキがありましたが枯れ始めた為、アルミ板で作った目や鼻、足などを取り付け、ペンキで色付けされ制作されました。コロナが収束すると伐採する予定とのことです。
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楼門(重要文化財)

楼門は慶長10年(1605年)に再建されたもので、4本の太い丸柱を持ち、一間一戸、入母屋造、本瓦葺の建造物です。昭和10年(1935年)に国の重要文化財に指定されました。
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1階の柱間には板扉があり、2階は三間二間となっています。軒の反りが伸びやかで、朱塗りの美しい楼門は桃山時代の建築様式を今に伝えています。
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和歌の浦の絶景

楼門から来た道を振り返ると和歌の浦の絶景が眼下に広がります。和歌の浦の後方には長峰山脈が連なり、熊野へと続いています。菅原道真公も同じ景色を見たと思うと感動しますね♪和歌浦天満宮15

楼門を潜ると社殿(拝殿・本殿)があります。
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撫で牛

楼門を潜ると左に「撫で牛」があります。撫で牛信仰として知られ、頭を撫でると頭が良くなり、体の悪いところを撫でると良くなるといわれています。
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本殿(重要文化財)

社殿拝殿本殿から構成されています。本殿は慶長11年(1606年)に再建された桁行五間、梁間二間、入母屋造で正面に三間の向拝がついています。
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屋根は檜皮葺き、本殿の周囲は精緻な彫刻が施され各部は極彩色で飾られています。桃山時代建築の特徴をよく示している本殿の施工は紀州根来出身の平内吉政・政信の親子によって行われました。政信は江戸幕府の作事方大棟梁にもなった当代屈指の工匠として知られています。政信の現存作品は和歌浦天満宮のみで大変貴重な建築物です。
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末社の多賀神社(重文)・天照皇太神宮豊受大神宮(重文)・白山比賣神社

本殿の右の末社覆屋内には左から「多賀神社たがじんじゃ」「天照皇太神宮豊受大神宮あまてらすこうたいじんぐうとようけだいじんぐう」「白山比賣神社しらやまひめじんじゃ」が並んで鎮座しています。
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末社・多賀神社本殿(重要文化財)

末社・多賀神社の本殿重要文化財)は慶長年間(1596年~1615年)に建立されました。一間社春日造、檜皮葺で本殿には獏の彫刻や極彩色豊かな色彩を見ることができます。

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末社・天照皇太神宮豊受大神宮本殿

末社・天照皇太神宮豊受大神宮本殿重要文化財)も多賀神社本殿と同時期の慶長年間(1596年~1615年)に建立されました。二間社流造、檜皮葺で一間の向拝が付けられています。
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境内社群

末社の覆屋の前には境内社群があります。
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朱塗りの神明鳥居を潜ると正面に「高富稲荷神社」、左に「住吉神社」、「境内社群の覆屋」が並んで鎮座しています。覆屋の向かいには「白藤龍王・白高大神」がお祀りされています。

楼門を潜り左に進んだ所には「白鳥神社」がお祀りされています。和歌浦天満宮19

御朱印

御朱印は楼門を潜って右にある社務所で頂くことができます。
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おわりに

和歌浦天満宮所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。和歌浦天満宮の入口から楼門へ続く石段は眼前に迫りくるような急勾配で圧倒されます。しかし頑張って上った先からの和歌の浦や長峰山脈の眺望は絶景です。重要文化財の本殿、楼門、多賀神社本殿、天照皇太神宮豊受大神宮本殿は桃山建築を現在に伝える貴重な建築物です。見どころいっぱいの和歌浦天満宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

和歌浦天満宮
住所 和歌山県和歌山市和歌浦西2丁目1-24
電話番号 073-444-4769
営業時間 午前9時~午後5時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎南海加太線「南海和歌山市駅」下車、「南海和歌山市駅」バス停よりバスに約20分乗車し「権現前」バス停下車、和歌浦天満宮まで300m、徒歩で約5分
■自動車を利用
◎カーナビに和歌浦天満宮の電話番号「073-444-4769」を入力、または和歌浦天満宮の住所「和歌山県和歌山市和歌浦西2丁目1-24」を入力し検索
駐車場 普通自動車が11台駐車可能な無料駐車場あり

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