【東京都台東区】都内最古のお稲荷様でパワースポットの下谷神社!ご利益や御朱印、アクセス・駐車場をご紹介

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2023年6月5日(月)に東京都台東区東上野にある都内最古のお稲荷様でパワースポット下谷神社したやじんじゃに行ってきました。

今回、実際に下谷神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

下谷神社の概要

下谷神社は奈良時代の天平2年(730年)、上野の忍ヶ岡に峡田領はけたりょう(上野の昔の名前)の稲置いなぎ(土地を治める役職)らが御祭神大年神おおとしのかみ日本武尊やまとたけるのみことをお祀りして創建したと伝わります。

ご利益は、商売繁盛と家内安全で知られています。

平安時代の天慶2年(939年)、関東で平将門が「平将門の乱」を起こしました。天慶3年(940年)、朝廷の勅命により討伐のため藤原秀郷ふじわらのひでさとが相馬に向かう途中、当社で勝利祈願しました。無事勝利することが出来たので藤原秀郷は感謝の意を込めて新たに社殿を建立したといわれています。

江戸時代の寛永4年(1627年)、寛永寺の建立のために山下(現在の岩倉高校辺り)に移転し「下谷稲荷社」と称しました。しかし、土地が狭かったため延宝8年(1680年)に広徳寺前通り(現在の浅草通り)の南側に移転しました(現在地近く)。寛政10年(1798年)、山生亭可楽さんしょうていからくによって江戸で初めて寄席が行われ「寄席発祥の地」として知られています。

明治5年(1872年)、「下谷神社」と改称しました。

大正12年(1923年)、関東大震災により社殿を焼失し仮社殿に遷座しました。

昭和3年(1928年)、関東大震災後の区画整備により東南約50mの現在地に移転し、昭和9年(1934年)に現在の社殿が完成しました。

平成5年(1993年)と平成10年(1998年)の修復を経て現在に至ります。

下谷神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎東京メトロ銀座線「稲荷町駅」下車、下谷神社まで160m、徒歩で約2分
◎JR山手線・東京メトロ(銀座線・日比谷線)「上野駅」下車、下谷神社まで400m、徒歩で約5分
◎都営大江戸線「新御徒町駅」下車、下谷神社まで450m、徒歩で約6分

自動車を利用

◎カーナビに下谷神社の電話番号「03-3831-1488」を入力、または下谷神社の住所「東京都台東区東上野3-29-8」を入力し検索

駐車場

下谷神社には駐車場はありません。近隣のパーキングを利用します。

下谷神社の参拝と見どころ

一の鳥居(大鳥居)

下谷神社の入口には昭和8年(1933年)に建立された朱塗りの大鳥居一の鳥居)があります。戦前に建立され、第二次世界大戦の戦災を免れた貴重な鳥居です。昭和28年(1953年)に補修が行われ現在に至ります。鳥居に掛かる「下谷神社」の扁額の文字は東郷平八郎によるものです。
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二の鳥居

大鳥居を潜るとその先に二の鳥居があります。鳥居の右には「下谷神社」と書かれた社号碑があります。神社を囲む奉納玉垣から篤い崇敬と信仰を集めているのが分かります。
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精緻な彫刻が施された手水舎と色鮮やかな花手水

鳥居を潜り左に手水舎があるのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
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手水舎には精緻な彫刻が施され、色鮮やかな花が水盤に浮かべられた花手水となっています。
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右には舞殿があります。
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神門

社殿の前には立派な神門があります。神門の右手前には「寄席発祥之地」の石碑があります。江戸時代の寛政10年(1798年)、山生亭可楽によって江戸で初めて寄席が行われたので「寄席発祥之地」といわれています。
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神門を潜ると正面に社殿、社殿の前では狛犬が悪い気から神域を守っています。右に社務所があり御朱印やお守りを頒布されています。
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戦前に奉納された狛犬

狛犬は昭和9年(1934年)に奉納された招魂社系の狛犬で、前足は直立に立たせて大きく胸を張り、長い手足を持っているのが特徴です。

社殿・御祭神・ご利益

社殿も狛犬と同じ昭和9年(1934年)に完成したもので、木造で厳かな雰囲気があります。第二次世界大戦の戦災を免れた貴重な社殿で木鼻には精緻な花の彫刻が施されています。拝殿内部には社殿再建時に日本画家・横山大観が描いた龍の天井絵があります。拝観を希望する場合は社務所でお声がけすると昇殿させて頂けます。拝殿での写真撮影は天井絵のみ可能となっています。
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本殿には御祭神大年神おおとしのかみ日本武尊やまとたけるのみことがお祀りされ、商売繁盛と家内安全のご利益で知られています。下谷神社29

隆栄稲荷神社

社殿の左には境内社の隆栄稲荷神社が鎮座しています。御祭神は宇賀魂命うかのみたまのかみで家内安全と商売繁盛の守護神です。伏見稲荷大社を連想させる朱塗りの鳥居が並んでいます。
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鳥居を潜り右に社殿がありますのでしっかりと参拝します。社殿の前にはスリムなお狐様がおられます。
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鳥居を潜って左、社殿の正面には様々な大きさやお姿をしたお狐様がおられますよ♪
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かわいい「願掛けきつね」や「亀・狐のおみくじ」

社殿右の社務所ではかわいい「願掛けきつね」や「亀・狐のおみくじ」があります。
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願掛けきつね(初穂料500円)の体に願いを書いて奉納します。持ち帰ることも可能で、とてもかわいいので悩みますね♪
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亀やきつねがデザインされたかわいいおみくじ(初穂料300円)もおすすめです♪

社務所近くには亀が飼育されています。以前はアヒルのガーちゃんも飼育されており、参拝者を癒していました
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御朱印

御朱印は境内の社務所で「下谷神社」と「隆栄稲荷神社」の2種類頂くことが可能で、初穂料は各500円となっています。
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おわりに

下谷神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。下谷神社の大鳥居は戦前に建立されたもので扁額は東郷平八郎が書いたものです。社殿や狛犬も第二次世界大戦の戦災を免れ残っています。拝殿には横山大観が描いた龍の天井画があります。伏見稲荷大社を連想させる隆栄稲荷神社や、社務所で頒布されている願掛けきつね、亀やきつねのおみくじも素敵でした。見どころいっぱいの下谷神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

下谷神社(したやじんじゃ)
住所 東京都台東区東上野3-29-8
電話番号 03-3831-1488
営業時間 午前9時~午後4時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎東京メトロ銀座線「稲荷町駅」下車、下谷神社まで160m、徒歩で約2分
◎JR山手線・東京メトロ(銀座線・日比谷線)「上野駅」下車、下谷神社まで400m、徒歩で約5分
◎都営大江戸線「新御徒町駅」下車、下谷神社まで450m、徒歩で約6分
■自動車を利用
◎カーナビに下谷神社の電話番号「03-3831-1488」を入力、または下谷神社の住所「東京都台東区東上野3-29-8」を入力し検索
駐車場 駐車場なし、近隣のパーキングを利用

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