2023年5月27日(土)に千葉県千葉市中央区生実町にある本殿に施されている彫刻が見事な生實神社に行ってきました。
生實神社の創建は不詳ですが、天文年間(1532年~1555年)に中世千葉氏の家臣で北小弓城主であった原氏が建立したと推測されています。
御祭神には朝廷により冤罪をかけられた崇道天皇、伊豫親王、藤原吉子、藤原廣嗣、吉備眞備、橘逸勢、文室宮田麻呂、火雷天神(平将門)の8柱で、創建当初は「御霊神社」と称しました。
江戸時代の宝永4年(1707年)、生實神社を崇敬した生実藩4代目藩主・森川俊胤によって社殿(拝殿・幣殿・本殿)が造営されました。社殿は寛保4年(1744年)、安政7年(1860年)に再建、造営されています。
明治4年(1871年)に北生実305戸の鎮守となり、明治43年(1910年)に「生實神社」と改称し現在に至ります。
今回生實神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
生實神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎京成千原線「学園前駅」下車、生實神社まで1.2km、徒歩で約15分
◎JR内房線「浜野駅」下車、生實神社まで2.7km、徒歩で約36分
自動車を利用
◎カーナビに生實神社の住所「千葉県千葉市中央区生実町1550」を入力し検索
駐車場
生實神社には普通自動車が17台駐車可能な無料駐車場があります。駐車場は正面鳥居の右の道に入りすぐの場所にあります。土曜日の午後に訪れましたが混雑もなく空いていました。
生實神社の参拝と見どころ
生實神社の参拝開始
生實神社の入口です。左には道祖神や庚申塔、正面に鳥居、右に「生實神社」と書かれた社号碑があります。
道祖神と庚申塔
道祖神や庚申塔の上には屋根が取り付けられ大切に保存されています。庚申塔には「見ざる聞かざる言わざる」の三猿の彫刻が施されています。
江戸時代奉納の鳥居2基
入口の石造鳥居2基は江戸時代の文化2年(1805年)と文化3年(1806年)に氏子や生実領内地廻り村々の寄進によって建立されました。
御神木と記念碑
鳥居の左には注連縄が掛けられた御神木や様々な記念碑がおかれています。
鳥居を潜ると正面に社殿、右に手水舎があります。
手水舎とポケモン似の石像
手水舎でしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
手水舎近くにある石像です。形状から子持ちのお狐様のように見えますが詳細は不明です。ポケモンのミュウに似ていると思いました♪
勝運向上のご利益で知られる八幡神社
手水舎の隣に鎮座しているのは八幡神社で御祭神に誉田別命がお祀りされています。ご利益は、勝運向上・厄除け・所願成就・交通安全等のご利益で知られています。
安産・子育てのご利益がある子安神社
こちらは子安神社で御祭神に木花咲弥姫命がお祀りされています。ご利益は安産・子育てで知られています。
社殿・御祭神・ご利益
社殿(拝殿・幣殿・本殿)の前では阿吽の狛犬一対が社殿を悪い気から守っています。
社殿の近くには江戸時代の寛政11年(1799年)に作られた貴重な水盤があります。
社殿の周りは歩けるようになっており、本殿の見事な彫刻を間近で確認することが可能です。本殿の胴羽目には千鳥と亀、脇障子には日本神話をモチーフに精緻で見事な彫刻が施されています。御祭神は、崇道天皇・伊豫親王・藤原吉子・藤原廣嗣・吉備眞備・橘逸勢・文室宮田麻呂、火雷天神(平将門)の8柱がお祀りされ、ご利益は厄除け・所願成就・開運・商売繁盛・必勝祈願など様々なご神徳で知られています。
御朱印
御朱印はありません。
おわりに
生實神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。境内は綺麗に整備・維持されており心地の良い神域でした。江戸時代奉納の鳥居2基、水盤、道祖神や庚申塔が大切に保管されていて嬉しくなりました。社殿の精緻な彫刻は見事で周囲から間近で確認することが出来ます。見どころいっぱいの生實神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
生實神社(おゆみじんじゃ) | |
住所 | 千葉県千葉市中央区生実町1550 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎京成千原線「学園前駅」下車、生實神社まで1.2km、徒歩で約15分 ◎JR内房線「浜野駅」下車、生實神社まで2.7km、徒歩で約36分 ■自動車を利用 ◎カーナビに生實神社の住所「千葉県千葉市中央区生実町1550」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が17台駐車可能な無料駐車場あり |