2023年2月25日(土)に千葉県習志野市大久保にある豊臣方の武将が大阪から勧請して創建したと伝わる誉田八幡神社に行ってきました。
誉田八幡神社は江戸時代の延宝年間(1673年~1680年)、豊臣方の武将であった市角頼母が河内国古市郡誉田村(現大阪府羽曳野市)の誉田八幡宮を勧請して船橋市夏見に創建しました。しかし農耕に適さない場所だったため現在地に遷座しました。
御祭神は誉田別尊(応神天皇の尊称)で、他の八幡宮と同じく勝利祈願・出世開運で知られ、この他に郷土の産土神として家内安全・厄除・病気平癒等のご利益があります。
江戸時代の安政 2 年(1855年)に本殿・拝殿を改築しました。昭和7年(1932年)に神輿殿、昭和24年(1949年)に神楽殿を新築し現在に至ります。
今回実際に誉田八幡神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
誉田八幡神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・京成本線「京成大久保駅」下車、誉田八幡神社まで750m、徒歩で約10分
自動車を利用
・カーナビに誉田八幡神社の電話番号「047-472-7218」を入力、または誉田八幡神社の住所「千葉県習志野市大久保4丁目5-19」を入力し検索
駐車場
誉田八幡神社には普通自動車が6台駐車可能な無料駐車場があります。土曜日に参拝しましたが車はなく利用しやすい駐車場です。
誉田八幡神社の参拝と見どころ
一の鳥居
誉田八幡神社の入口の一の鳥居を潜って境内に進みます。新しい奉納鳥居で現在も篤い崇敬を集めていることが分かります。参道の両側は駐車場になっています。
二の鳥居
二の鳥居です。鳥居の先は周囲は木々に囲まれて聖性が高まる感じがします。
岡崎型狛犬
鳥居を潜ると岡崎型狛犬が境内を悪い気から護っています。岡崎型はデザインの完成度が高く昭和から平成にかけて多く作られた狛犬型です。
歴史を感じる狛犬
参道を進むと更に狛犬一対が境内を護っています。歴史を感じるこちらの狛犬は流れるような巻き毛と尾の特徴を持っていることから江戸後期頃に奉納された狛犬と思われます。
狛犬の近くに立派な手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。参拝時、境内を掃除されている方や手水舎の綺麗な手ぬぐい等から地元で篤い崇敬を集めていると感じました。
手水舎の隣には写真左から神輿殿、境内末社、社殿(拝殿・本殿)と並びます。
神輿殿
神輿殿は昭和7年(1932年)に新築で建立されたものです。
神楽殿
神輿殿の向かいの神楽殿は昭和24年(1949年)に新築で建立されました。
境内末社
神輿殿の隣には境内末社の天満宮(学問成就)・三峯神社(火防)・春日神社(厄除・交通安全)・蔵王神社(心身安全開運)・稲荷神社(五穀豊穣・商売繁盛)・金比羅神社(海上安全福徳)・疱瘡神社(病気平癒)が鎮座しています。
江戸時代改築の拝殿・本殿
社殿(拝殿・本殿)は江戸時代の安政 2 年(1855年)に改築されました。御祭神は誉田別尊で勝利祈願・出世開運のご利益で知られています。とても静かで落ち着いた神域で心が癒されます。
拝殿の後方にある本殿は奉納玉垣で囲われていますが近くで参拝することが可能です。
江戸時代の宮大工の技術を感じる彫刻
本殿の見どころは江戸時代の宮大工の見事な彫刻です。菊田神社や丹生神社もそうですが見事な江戸時代の彫刻が残る社殿が習志野には多いと思います。おじいさんが「熊手」、おばあさんが「ほうき」を持っているので高砂の「お前百まで(掃くまで)わしゃ九十九まで(熊で)」を表現しています。
こちらの彫刻は武内宿禰が宝珠を得るシーンでしょうか。武内宿禰は宝珠を用いて潮を自在に操り神功皇后の勝利に貢献し、生まれたばかりの誉田別尊(誉田八幡神社の御祭神)を守っていた人物と伝わります。
御朱印
御朱印は正月の三が日限定で書置きの御朱印を頂くことができます。
誉田八幡神社(習志野市大久保)朱◯
ラーメン屋の多い京成大久保駅近くにあります。戦国時代に河内から関東に逃れてきた武将が羽曳野の誉田八幡宮を勧請したのがはじまり。御祭神
神功皇后の子誉田別命です。普段は無人ですが、三が日は書置きの御朱印がいただけます。 pic.twitter.com/9NH9YE1qFq— ちゃぱ (@chapa_env) January 3, 2023
おわりに
誉田八幡神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。境内は綺麗に整備・保守されていて篤い崇敬を集めてることが感じられました。拝殿・本殿は江戸時代の建築物で、本殿の彫刻は江戸時代の宮大工の技術の高さが感じられる見事なものでした。見どころいっぱいの誉田八幡神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
誉田八幡神社 | |
住所 | 千葉県習志野市大久保4丁目5-19 |
電話番号 | 047-472-7218 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・京成本線「京成大久保駅」下車、誉田八幡神社まで750m、徒歩で約10分 ■自動車を利用 ・カーナビに誉田八幡神社の電話番号「047-472-7218」を入力、または誉田八幡神社の住所「千葉県習志野市大久保4丁目5-19」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が6台駐車可能な無料駐車場あり |