2020年11月14日(土)に栃木県日光市にある「日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)」に行ってきました。
世界遺産にも「日光の社寺」として登録されている「日光東照宮」は栃木県屈指の観光スポットです。
「日光東照宮」は、江戸幕府を開いた「徳川家康」公を神格化しご祭神として祀っています。
日本全国に19ある「東照大権現」を祀る「東照宮」の総本社となっています。
「日光東照宮」には豪華絢爛な「陽明門」や、「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な「三猿」、左甚五郎作と伝わる「眠り猫」、その他国宝や重要文化財が多数あります。
今回参拝した際、あまりにも見どころが多くて所々見逃してしまって参拝ルートを行ったり来たりしたので、必見ポイントや見どころをおさえた参拝ルートを徹底解説いたします。
日光東照宮の所要時間ですが、今回の所要時間は約2時間でした。
- 日光東照宮へのアクセス・駐車場
- 日光東照宮の境内図とおすすめ参拝ルート
- 日光東照宮参拝と見どころ紹介
- 表参道(石鳥居まで徒歩5分)
- 石鳥居(五重塔まで徒歩1分)
- 五重塔(東照宮拝観券売場まで徒歩1分)
- 東照宮拝観券購入(表門まで徒歩1分)
- 表門(神厩舎まで徒歩1分)
- 神厩舎(三神庫まで徒歩1分)
- 三神庫(御水屋まで徒歩1分)
- 御水屋(銅鳥居まで徒歩30秒)
- 銅鳥居(経蔵まで徒歩30秒)
- 経蔵(陽明門まで徒歩2分)
- 陽明門(廻廊まで徒歩1分)
- 廻廊(神興舎まで徒歩1分)
- 神興舎(唐門まで徒歩1分)
- 唐門(本社・本殿まで徒歩1分)
- 本社・本殿(祈禱殿・神楽殿まで徒歩1分)
- 祈禱殿・神楽殿(眠り猫まで徒歩1分)
- 眠り猫(奥社まで徒歩15分)
- 奥社(唐門・鋳抜門まで徒歩1分)
- 唐門・鋳抜門(奥社宝塔まで徒歩1分)
- 奥社宝塔(叶杉まで徒歩1分)
- 叶杉(本地堂まで徒歩18分)
- 本地堂
- おわりに
日光東照宮へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
日光東照宮へは「世界遺産めぐりバス」または「路線バス」を利用します。を利用します。
・「世界遺産めぐりバス」は1日の乗降は自由で500円です。
・「路線バス」は片道200円、往復400円です。
「路線バス」の方が100円お得です!
世界遺産めぐりバス
世界遺産めぐりバスは「JR日光駅 みどりの窓口」または「東武日光駅ツーリストセンター」で購入することが可能です。
日光東照宮への最寄り駅は「表参道バス停 」ですが、世界遺産に登録されている「神橋」からの参拝ルートが人気でおすすめです。
・JR日光駅(1A乗り場)で乗車し、「表参道バス停 」または「神橋」下車後徒歩約10分
・東武日光駅(2C乗り場)で乗車し、「表参道バス停」または「神橋」下車後徒歩約10分
路線バス
・JR日光駅(1A乗り場)で「湯元温泉(中禅寺温泉経由)行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分
・JR日光駅(1B乗り場)で「奥細尾・清滝・やしおの湯行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分
・東武日光駅(2A乗り場)で「湯元温泉(中禅寺温泉経由)行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分
・東武日光駅(2B乗り場)で「奥細尾・清滝・やしおの湯行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分
「神橋」の周りには美しい景色やお店も並んでいるのでおすすめです♪
自動車を利用
・カーナビに「日光東照宮駐車場」の電話番号「0288-54-0560」を入力します。
駐車場
日光東照宮には収容台数200台、1回600円で駐車可能な「東照宮大駐車場」があります。
日光東照宮の境内図とおすすめ参拝ルート
日光東照宮の境内図
日光東照宮の境内図です。()に徒歩で次の拝観場所までの移動時間を記載しており、1~22の順番(下図には4~22番が記載)で参拝します。拝観したり写真をとったりゆっくり回った場合で所要合計時間は2時間でした。
1.表参道(石鳥居まで徒歩5分)
2.石鳥居(五重塔まで徒歩1分)
3.五重塔(東照宮拝観券売場まで徒歩1分)
4.東照宮拝観券購入(表門まで徒歩1分)
5.表門(神厩舎まで徒歩1分)
6.神厩舎(三神庫まで徒歩1分)
7.三神庫(御水屋まで徒歩1分)
8.御水屋(銅鳥居まで徒歩30秒)
9.銅鳥居(経蔵まで徒歩30秒)
10.経蔵(陽明門まで徒歩2分)
11.陽明門(廻廊まで徒歩1分)
12.廻廊(神興舎まで徒歩1分)
13.神興舎(唐門まで徒歩1分)
14.唐門(本社・本殿まで徒歩1分)
15.本社・本殿(祈禱殿・神楽殿まで徒歩1分)
16.祈禱殿・神楽殿(眠り猫まで徒歩1分)
17.眠り猫(奥社まで徒歩15分)
18.奥社(唐門・鋳抜門まで徒歩1分)
19.唐門・鋳抜門(奥社宝塔まで徒歩1分)
20.奥社宝塔(叶杉まで徒歩1分)
21.叶杉(本地堂まで徒歩18分)
22本地堂
日光東照宮参拝と見どころ紹介
表参道(石鳥居まで徒歩5分)
1.日光東照宮の表参道入口から境内に進みます
石鳥居(五重塔まで徒歩1分)
2.重要文化財の石鳥居(一ノ鳥居)を通ります。
筑前藩主「黒田長政」公が元和4年(1618年)年に奉納した鳥居で「鎌倉八幡宮」「京都八坂神社」と並び日本三大石鳥居の一つに数えられています。
五重塔(東照宮拝観券売場まで徒歩1分)
3.重要文化財の五重塔です。慶安3年(1650年)に若狭小浜藩主「酒井忠勝」公が奉納した五重塔が焼失し、現在のものは文政元年(1818年)に子孫の「酒井忠進(さかいただゆき)」公によって再建されました。
東照宮拝観券購入(表門まで徒歩1分)
4.東照宮拝観券を購入します。東照宮拝観料は大人1,300円、子供450円です。
東照宮と宝物館のセット券は大人2,100円、子供770円になります。
東照宮拝観料に見どころの「陽明門・三猿・本地堂(鳴龍)・眠猫・御本社」等のすべての拝観料が含まれているのでどちらの拝観券を購入しても問題ありません。
表門(神厩舎まで徒歩1分)
5.券売所で東照宮拝観券を購入後石段を登り、重要文化財の「表門」を通って有料区域へ進みます。
表門は左右に仁王像が安置されていることから「仁王門」とも呼ばれています。
神厩舎(三神庫まで徒歩1分)
6.重要文化財の「神厩舎(しんきゅうしゃ)」です。
神厩舎とは神馬をつなぐための厩舎のことです。
こちらに東照宮で有名な「三猿」の彫刻があります。
「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な「三猿」の彫刻は必見です。
古来より猿は馬の健康を守ると言われており、その為神厩舎に猿の彫刻が施されています。
三神庫(御水屋まで徒歩1分)
7.神厩舎の前方は、すべて重要文化財で左から「上神庫(かみじんこ)・中神庫(なかじんこ)・下神庫(しもじんこ)」が並んでいます。3つを総称して三神庫と呼ばれています。
建物外部は奈良の正倉院を模した校倉造りをしており、内部には1200人分の祭事の装束や道具が納められています。
中でも上神庫の「狩野探幽」が想像で描いたとされる2頭の象の彫刻が見どころです。
御水屋(銅鳥居まで徒歩30秒)
8.重要文化財で豪華絢爛な「御水屋」です。
2020年11月現在、コロナウイルスの影響で使用することはできませんが、こちらで気持ちを清めて参拝へ進みます。
銅鳥居(経蔵まで徒歩30秒)
9.御水屋から参拝路に戻り「銅鳥居」からの景色です。
左に「鼓楼」「回り灯篭」、正面に「陽明門」、右に「鐘楼」があります。
経蔵(陽明門まで徒歩2分)
10.重要文化財の「経蔵」は御水屋の隣にあります。経蔵の右隣に見えるのは鼓楼、回り灯篭です。
陽明門(廻廊まで徒歩1分)
11.国宝の「陽明門」で日光東照宮を象徴する建造物です。
高さ11m、間口7m、奥行き4.4mの楼門です。
508体の彫刻で構成されており、いつまで見ていても飽きないことから別名「日暮らしの門」ともよばれます。
廻廊(神興舎まで徒歩1分)
12.陽明門の左右には国宝の「廻廊(かいろう)」が延びています。
外壁の彫刻は立体感のある見事な花鳥の彫刻で彩色が鮮やかで見ごたえがあります。
神興舎(唐門まで徒歩1分)
13.陽明門を通り左側には重要文化財の「神興舎(しんよしゃ)」があります。
三基の神輿が納められており中央が徳川家康公、左側が源頼朝公、右側が豊臣秀吉公となっています。
唐門(本社・本殿まで徒歩1分)
14.陽明門を通った先に見えるのは国宝の「唐門(からもん)」で、全体が胡粉(ごふん)で白く彩色されているのが特徴です。
江戸時代、唐門を通って昇殿できるのは限られた幕臣や大名のみでした。
本社・本殿(祈禱殿・神楽殿まで徒歩1分)
15.唐門の右前方より国宝の「本社・本殿」へ進みます。本社は見学可能ですが内部の写真撮影は禁止です。権現造で建築された東照宮の最も重要な場所になります。
祈禱殿・神楽殿(眠り猫まで徒歩1分)
16.陽明門を通り右方向へ進むと、左に重要文化財の「祈禱殿(きとうでん)」、右に「神楽殿(かぐらでん)」が見えます。
直進すると国宝の「眠り猫」があります。
眠り猫(奥社まで徒歩15分)
17.国宝の「眠り猫」です。
奥社へ行く途中にあり、看板がなければ気付かなかったかもしれない位小さいです。
三猿と並んで日光東照宮で有名な彫刻の一つです。
左甚五郎作と伝わります。
牡丹の花に囲まれた猫がうたたねしている彫刻です。
一説では「日光」にちなんで、日光をあびてうたたねしている猫を彫刻したとも言われます。
奥社(唐門・鋳抜門まで徒歩1分)
18.眠り猫の彫刻を見て「坂下門」を進むと、徳川家康公の墓所がある「奥社」に到着します。
奥社は傾斜のある石段の上にあり、石段の数は約400段!頑張って登りましょう!
片道約15分です。
重要文化財の「奥社拝殿」です。
将軍のみ昇殿参拝が許された社殿で、御宝塔に参拝する為の社殿です。
唐門・鋳抜門(奥社宝塔まで徒歩1分)
19.奥社拝殿から先に進むと重要文化財の「唐門・鋳抜門」があります。
唐銅製(金・銀・銅の合金)で、扉以外が一つの鋳型で作られていることから別名「鋳抜門」とも呼ばれています。
奥社宝塔(叶杉まで徒歩1分)
20.日光東照宮のご祭神、徳川家康公の墓所で重要文化財の「奥社宝塔(御墓所)」です。
昭和40年(1965年)より公開されており、高さは約5m、8角5段の石の基盤の上に青銅で3段を鋳造し、その上に宝塔がおかれています。
宝塔は元は木造でしたが、のちに石造、そして現在の唐銅製と改められました。
叶杉(本地堂まで徒歩18分)
21.奥社宝塔の側には諸々の願いが叶うパワースポット「叶杉」があります。
樹齢は約600年で、願い事をこの杉のほこらに唱えると願いが叶うと言われています。
人気のスポットで行列ができています。
本地堂
22.奥社から戻って直進した場所に重要文化財の「本地堂(鳴龍)」があります。
本地堂近くには鼓楼や神興舎があります。
お堂の天井に龍が描かれており、龍の絵の下で音を出すと音が共鳴して龍が鳴いているように聞こえることから「鳴龍」とも呼ばれています。
音は天井と床で音が共鳴して鈴を鳴らしたような余韻が 残ります。
最近は案内係の方が鳴龍の説明と、拍子木で音のデモンストレーションをしてくれます。
おわりに
日光東照宮を参拝してみて国宝や重要文化財、眠り猫や三猿の彫刻、本地堂の鳴龍など見どころがたくさんあり素晴らしい観光スポットでした。
ただ拝観しながら、どれをみればよいか、見逃していないか時々混乱しましたので見どころや移動時間や所要時間をまとめてみました。
拝観時のご参考にしていただければ幸いです。
日光東照宮(にっこうとうしょうぐう) | |
住所 | 栃木県日光市山内2301 |
電話番号 | 0288-54-0560 |
拝観日時 | 4月1日〜10月31日:午前9時〜午後5時 11月1日〜3月31日:午前9時〜午後4時 |
拝観料 | 東照宮拝観料は大人1,300円、子供450円です。 東照宮と宝物館のセット券は大人2,100円、子供770円になります。 |
アクセス | ■交通機関の場合 【世界遺産めぐりバス(1日500円)】 ・JR日光駅(1A乗り場)で乗車し、「表参道バス停 」または「神橋」下車後徒歩約10分 ・東武日光駅(2C乗り場)で乗車し、「表参道バス停」または「神橋」下車後徒歩約10分 【路線バス(片道200円)】 ・JR日光駅(1A乗り場)で「湯元温泉(中禅寺温泉経由)行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分 ・JR日光駅(1B乗り場)で「奥細尾・清滝・やしおの湯行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分 ・東武日光駅(2A乗り場)で「湯元温泉(中禅寺温泉経由)行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分 ・東武日光駅(2B乗り場)で「奥細尾・清滝・やしおの湯行き」に約7分乗車し、「神橋」下車後徒歩約10分 ■自動車の場合 カーナビに「日光東照宮駐車場」の電話番号「0288-54-0560」を入力。 |
駐車場 | 収容台数200台の有料駐車場「東照宮大駐車場」あり 1回600円 |