2020年2月21日(金)に日本100名城スタンプラリー76番で、徳島県徳島市徳島町城内にある「徳島城(とくしまじょう)」に行ってきました。
「徳島城」は天正13年(1588年)に阿波国の領主となった「蜂須賀家政(はちすかいえまさ)」によって築城されました。
築城にあたり、「豊臣秀吉(とよとみひでよし)」の命令により、伊予の「小早川隆景(こばやかわたかかげ)」や土佐の「長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)」、比叡山の僧侶が協力しました。
「徳島城」は標高61mの「渭山(いのやま)」に築かれ、城の北には助任川、南には寺島川、東に堀を設けた自然の地形を巧みに利用した平山城です。
城の構造は、山の上に本丸、東二の丸(天守跡)、西二の丸、西三ノ丸、南麓の御殿、西麓の隠居した藩主等が住んだ御殿からなります。
日本100名城スタンプは「徳島市立徳島城博物館入り口付近」にあります。
今回「徳島城」を見学してきましたので見どころ等をご紹介したいと思います。
徳島城をゆっくり見学した場合、所要時間は60分でした。
「徳島城」へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR線「徳島駅」下車⇒徳島城まで550m・徒歩約8分■駅」着⇒■■線「■駅」発⇒「■」着⇒徳島城まで1.0km・徒歩約12分
自動車を利用
・カーナビにMAPCODE「56 262 390*67」を入力
駐車場
「徳島城」には有料駐車場が「徳島城東側駐車場」と「徳島城西・南側駐車場」の2ヶ所あります。
2ヶ所とも料金は同じで1回310円で駐車可能です。
おすすめは「徳島城東側駐車場」で「徳島城」に収容台数も89台と大きな駐車場です。
今回観光で訪れた際も写真の通りかなり空いていました。
日本100名城のスタンプ設置場所
日本100名城スタンプは「徳島市立徳島城博物館の入り口付近」にあります。
「徳島市立徳島城博物館」に入館しなくてもスタンプを押すことは可能です。
「徳島城」の見学と見どころ
今回は自動車で「徳島城」に行ってきました。
「徳島城東側駐車場」に駐車するとすぐに堀と石垣と「数寄屋橋」が見えてきます。
「数寄屋橋」は長さ12m、幅3.5mの太鼓橋で木製の橋が架けられています。
往時をしのばせる木製の「数寄屋橋」
「数寄屋橋」は「徳島城」の鬼門(北東)の場所に位置する「数寄屋門」に渡る為に架けられた橋です。
「数寄屋門」は別名「不明門(ふみょうもん)」とも呼ばれ、城内で凶事の際以外には開かれることはない門でした。
木製の橋が風情があって見ごたえがありますね♪
「数寄屋橋」を渡らず堀沿いに直進すると「鷲の門」が見えてきます。
瓦に蜂須賀家の家紋と鷲が見える「鷲の門」
「鷲の門」は城の南東に位置し、蜂須賀氏が正門として建てました。
幕府に鷲を飼うからと申し立て建造したことから名付けられた門と伝わっています。
廃城令により徳島城が廃城となったあとも門は残っていましたが、昭和25年(1945年)の徳島大空襲によって焼失しました。
平成元年(1989年)に復元されました。
瓦には「蜂須賀家政」の家紋と「鷲」の姿を見ることが出来ます。
風情ある堀川と石垣
「鷲の門」付近から見る石垣と堀川は見ごたえがあります。
石垣の加工具合や積み方の違いは必見!
「鷲の門」を過ぎると「下乗橋(げじょうばし)」と呼ばれる石橋が見えてきます。
藩主が住む御殿へ続く橋で元は木造でしたが現在は石橋となっています。
こちらの見どころは橋の両側の石垣の加工具合や積み方が異なっているところです。
左の石垣は打ち込みハギ、右側は野面積みになっており興味深いですね♪
「下乗橋」を渡ると厳重な守りの構造
「下乗橋」を渡ると枡形となっており石垣や門によって厳重に守られていたことがわかります。
橋の名前の由来は橋の前で篭などの乗り物から降りて渡ったことから名付けられました。
「徳島城博物館」に日本100名城スタンプあり
橋を渡ると「徳島城博物館」と「旧徳島城表御殿庭園」が見えてきます。
「徳島城博物館」の入り口付近に日本100名城スタンプがありますので押印しましょう!
博物館の観覧料は大人300円、庭園の観覧料は大人50円になります。
「蜂須賀家政」公の像
博物館と庭園近くに「徳島城」を築城した「蜂須賀家政」公の像があります。
像から山の方へ進むと本丸跡へ続く石段があります。
標高は61.7mで歩きやすい石段で登りやすかったです♪
天守を代用した「東二の丸跡」
石段を登ると「東二の丸跡(天守跡)」が見えてきます。
創建当初の本丸は元和年間(1615年~1624年)に取り壊され、「東二の丸」に天守を代用した3階建の櫓を構えました。
高石垣と阿波の青石が見られる「本丸東石垣」
「東二の丸跡」から本丸へ向かう途中「本丸東石垣」が見えてきます。
石垣は創建当初のものが現存しており、阿波の青石を利用した高石垣は見ごたえがあります。
「本丸東石垣」側の石段を登りきると「本丸跡」です。
かなり広い敷地であることがわかります。
「弓櫓跡石垣」は見ごたえあり
「本丸跡」を西に直進すると「弓櫓跡」があります。
「弓櫓跡」の見どころは石垣で、側の石段を下ると見ることが出来ます。
左が「本丸跡石垣」、右が「弓櫓跡石垣」になります。
往時の姿を強固な守りを誇った「徳島城」の姿を想像することができます。
またこの辺りに「西二の丸跡」と「西三の丸跡」があります。
「本丸跡」に戻り、「本丸東石垣」と「弓櫓跡石垣」の中間にある石段から下山し駐車場へと戻りました。
おわりに
「徳島城」を訪れてみて、山城の石垣はほとんど現存しており、阿波の青石を利用した石垣は他の城と違った趣がありました。
また「下乗橋」付近の石垣の加工具合や積み方の違いが見ごたえがありました。
石垣以外では再建された建造物「鷲の門」が往時の姿を今に伝えていました。
今回「徳島城」の見学のみで所要時間は約60分でしたが、「徳島城博物館」や「旧徳島城表御殿庭園」を見学する場合、もう少し所要時間が必要になります。
見どころいっぱいの「徳島城」に是非一度訪れて見てはいかがでしょうか。
徳島城(徳島市立徳島城博物館) | |
住所 | 徳島県徳島市徳島町1-8 |
電話番号 | 088-656-2525 |
スタンプ設置場所 | 徳島市立徳島城博物館の入り口付近 |
営業日 | ■月曜日を除く平日、土・日・祝日 午前9時30分~午後5時(入場時間は午後4時30分まで) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は開館) 祝日の翌日 年末年始(12月28日~1月2日) 館内燻蒸作業(6月4日~7日) 特別展開催準備(10月18日) |
見学料金 | 大人300円、高校生・大学生200円、中学生以下は無料 |
アクセス | ■交通機関の場合 JR線「徳島駅」下車⇒徳島城まで550m・徒歩約8分■駅」着⇒■■線「■駅」発⇒「■」着⇒徳島城まで1.0km・徒歩約12分 ■自動車の場合 カーナビにMAPCODE「56 262 390*67」を入力 |
駐車場 | 有料駐車場「徳島城東側駐車場」「徳島城西・南側駐車場」の2ヶ所 1回310円(「徳島城東側駐車場」が「徳島城」に近くておすすめ) |