2019年1月27日(日)に東京都品川区大井にあり、大森貝塚遺跡庭園の近くにある「大井鹿嶋神社(鹿嶋神社)」に行ってきました。
推定樹齢200年の樹木に覆われた緑豊かな境内が特徴の神社で、江戸時内には渋谷氷川神社、世田谷八幡宮と共に江戸郊外の三大相撲の神社として知られていました。
創建は安和2年(969年)、常行寺(承応2年(1653年)に大井から現在の南品川に移転)の僧「尊栄法印」が御分霊を茨城県鹿島神宮より勧請し創建されたと伝わります。
また別当として来迎院が建立され、慈覚大師によってつくられた薬師如来像が安置されました。
明治元年(1868年)の神仏分離令により来迎院と分離しました。
ご祭神は「武甕槌神(タケミカズチノミコト)」で交通安全や旅行安全のご利益があります。
見所は江戸時代末期の1862年に造られた旧本殿や第二次世界大戦の戦火を免れた社殿一式、推定樹齢200年の樹木(タブノキ)です。
鹿嶋神社の滞在時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。
大井鹿嶋神社へのアクセス・駐車場
徒歩でのアクセス
・JR線「大森駅」下車、徒歩約10分(850m)
駐車場
境内に車が6台程度駐車可能な無料駐車場があります。
大井鹿嶋神社参拝
JR大森駅の交通量の多い道路を大森駅から約10分歩くと、道路沿いに表参道の鳥居が見えてきます。
周辺は都会の街並みが広がりますが、この神社周辺は緑豊かな都会のオアシスとなっています。
鳥居を通ってすぐに手水舎があり、直進すると拝殿があります。
右側に駐車場があります。
手水舎でしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
境内社殿一式は戦前建築の貴重な木造建築
手水舎奥にある神楽殿は戦前の昭和15年(1940年)に造られました。
手水舎を直進すると昭和6年(1931年)に建立された拝殿があります。
木造の拝殿と境内の緑と空の青さの調和が見事で美しいですね。
第二次世界大戦の戦火を免れた貴重な木造の拝殿です。
拝殿右側には社務所があり右側後方には旧本殿があります。
拝殿からは幣殿・本殿へと連結された権現造りとなっています。
幣殿・本殿も昭和6年(1931年)に建立されました。
本殿の千木は男神の武甕槌神であることから土地と垂直になった形をしています。
江戸時代建造の旧本殿と推定樹齢200年のタブノキ
こちらは文久2年(1862年)に造営された旧本殿です。
旧本殿近くには品川区指定天然記念物で推定樹齢200年のタブノキがあります。
幹の周りは2.5m、高さは約18mで現在も生命力にあふれ自然の姿を保っています。
タブノキは2本あり、もう一本は境内中央部にあります。
旧本殿の壁面には精巧な彫刻が施されており見ごたえがあるので必見です。
境内はこのように緑に覆われた自然のパワーが強く感じられる場所となっています。
また大きな道路が近くにありますが、とても静かで心落ち着ける境内です。
御朱印
御朱印は社務所で初穂料300円で頂くことができます。
今日の御朱印
東京都 品川区
鹿嶋神社 (かしま じんじゃ)
🚌東急バス 鹿嶋神社前 バス停からすぐ
大森駅、蒲田駅方向のバス停の目の前です
・品川駅、大井町駅~池上駅、蒲田駅の路線 pic.twitter.com/vVpNrJ4nQa— ふじけん (@fujiken1915) October 16, 2019
おわりに
大井鹿嶋神社に参拝してみて、境内は推定樹齢約200年の樹木等に覆われた緑豊かな境内で心が落ち着きました。
境内の社殿一式は第二次世界大戦の戦火を免れた貴重な木造建築の社殿で見ごたえがあります。
江戸時代に造られた旧社殿の壁面も見事な彫刻で見ごたえがあります。
JR大森駅からもアクセスしやすく、近くには大森貝塚遺跡庭園もありますので一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
大森鹿嶋神社(鹿嶋神社) | |
場所 | 東京都品川区大井6-18-36 |
電話 | 03-3775-0753 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
参拝時間 | 24時間参拝可能 |
駐車場 | 境内に無料駐車場あり |
交通 | JR線「大森駅」下車、徒歩約10分(850m) |