2016年3月18日に 京都府京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町にある落柿舎(らくししゃ)に行ってきました。
落柿舎は松尾芭蕉の門下の向井去来(むかいきょらい、1651年~1704年)の遺跡です。
松尾芭蕉は落柿舎に、元禄二年(1689年)を含めて3度訪れたそうです。
落柿舎の名前の由来は、向井去来が書いた落柿舎記(らくししゃのき)に記述があります。
落柿舎の庭に40本の柿木があり、商人が柿の実を買う約束をしたところ、一夜にして柿の実がすべて落ちてしまったことが名前の由来になっています。
落柿舎の見どころは、わらぶき屋根の建物や、庭にある樹齢300年の柿の木など、落柿舎の風情のあるたたずまいが見どころとなっています。
今回ゆっくり参拝して、所要時間は約15分でした。
落柿舎へのアクセス・駐車場
電車の場合、JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅から徒歩約15分で到着します。
京福電鉄・嵐山駅からは徒歩約20分で到着します。
車の場合は落柿舎に公式駐車場はありませんので、別途確保する必要があります。
おすすめは、落柿舎から徒歩約10分のところにある清涼寺の駐車場です。
こちらの駐車場は1日駐車して800円(周囲の駐車場は2時間500円位が相場)で土日もあいています。
下の写真は、清涼寺の駐車場ですが、かなり駐車スペースに余裕があり、紅葉の時期も駐車可能ですのでおすすめです!
また、清涼寺の駐車場管理人の方が清涼寺周りのお寺の回り方や道順、時間などとても丁寧に説明してくれて、迷うことなく参詣できました!
落柿舎入園
落柿舎の入り口です。
風情のある門構え、奥にはわらぶき屋根、庭には柿の木が見えます。
門をくぐって右側で入園料を支払います。
入園時間は午前9時~午後5時まで※で、入園料は250円です。
※1月、2月は午前10時~午後4時まで
落柿舎内部に上がることはできませんが、外からでも当時の生活を感じることができます。
炊事場ですね、お酒が多い気もしますが。。
生活に必要なものが手の届く範囲にそろっていて、無駄なものもなく、このような生活をおくりたいと思いました!
奥の丸窓、左側のひょうたん窓が風情があっていいですね♪
ひょうたん窓がとてもかわいくてアップで一枚!
風通しもよくて、開放感があります。
生け花や、落柿舎の看板がいいですね!
柿がところどころにおいてあって、風景に華を添えています。
少し離れて落柿舎をみたところです、風情あるわらぶき屋根がいいですよね。
落柿舎のまわりには畑や森が広がっていて心癒される風景が広がっています。
今も落柿舎の庭には柿の木を見ることができ、秋には多くの実をつけます。
ししおどしが庭にありました。
柿の実を鳥獣からまもるためでしょうか?音も見た目も風情があって、一石三鳥ですね♪
右手に落柿舎、左手にも内部を見学することはできませんでしたが、わらぶき屋根の家がありました。秋にはこの辺りは柿がたくさんなって、木々は色づき、大変美しい風景になります。
3月の落柿舎の庭には、美しい花が色とりどりに咲いていました。
落柿舎の徒歩圏内には、二尊院、清凉寺、常寂光寺、化野念仏寺、愛宕念仏寺、祇王寺もありますので、一緒に参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 京都市右京区嵯峨小倉山 緋明神町20 落柿舎 |
電話番号 | 075-881-1953 |
拝観料 | 大人250円 |
拝観時間 | 午前9:00〜午後5:00 |
休日 | 12/31、1/1 |
交通 | ・JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅より 徒歩約15分 ・京福電鉄・嵐山駅より 徒歩約20分 ・駐車場なし |
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