2018年9月25日（火）に石川県金沢市に旅行にいってきました。
金沢と言えは「ひがし茶屋街」「主計茶屋街」「にし茶屋街」の三大茶屋街が有名で、今回全て観光してきましたので茶屋街の違いや所要時間等をご紹介したいと思います。
三大茶屋街の概要・特徴・所要時間
三大茶屋街の概要・特徴・所要時間は以下の通りとなっています。
ひがし茶屋街
ひがし茶屋街は、1820年に町割を改めお茶屋が集められたことが始まりです。
美しい出格子がある古い町並みが現在も昔の面影を残して残っており、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
観光スポットやお食事処、お土産屋も多く、三大茶屋街の中で最も観光客が訪れる茶屋街です。
所要時間は40分は必要です。
主計茶屋街（かずえちゃやがい）
主計茶屋街（かずえちゃやがい）は、この辺り一帯が加賀藩士・富田主計（かずえ）の屋敷があったことから名付けられました。
主計茶屋街は1999年に全国で初めて町名が復活した場所で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
日中はお食事処やカフェもあまり空いておらず観光客は景色を楽しんで通り過ぎる茶屋街です。
所要時間は約20分です。
にし茶屋街
にし茶屋街もひがし茶屋街同様、1820年に成立した茶屋街です。
こちらも美しい出格子の茶屋建築が約100メートルほどの道に並んでいます。
現在も料亭が並び、格子戸の奥からは三味線や太鼓の音が聞こえてきます。
ひがし茶屋街に比べお食事処やお土産屋が少なく、観光客も少ないので茶屋街の雰囲気を感じながら観光するのにおすすめの茶屋街です。
所要時間は約20分です。
アクセス
ひがし茶屋街・主計茶屋街へのアクセス
・JR金沢の兼六園口（東口）バスターミナル⑦番のバスに約9分乗車後、「橋場町」駅下車すぐ。
にし茶屋街へのアクセス
・JR金沢の兼六園口（東口）バスターミナル⑧⑨⑩番のバスに約15分乗車後、「広小路」駅下車すぐ。
見学開始
主計茶屋街
バスの停留所「橋場町」から大正時代の面影が残る浅野川大橋を渡ると主計茶屋街があります。
浅野川大橋は登録有形文化財に登録されています。
主計茶屋街がある浅野川沿いの道には着物を着た観光客や人力車が通っており風情があって素敵でした。
主計茶屋街は昔ながらの料亭や茶屋が立ち並び、とても静かな場所ですのでゆっくり観光することができます。
平成20年（2008年）に重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
主計茶屋街はとても綺麗に整備されていて、どの場所からでも金沢の風情を感じられる場所となっています。
夕方になると三味線の音などが聞こえてくることもあります。
浅野川大橋から右側の主計茶屋街を歩き橋の上から撮影した写真です。
浅野川大橋も主計茶屋街もどちらも風情があって素敵ですね♪
ひがし茶屋街
ひがし茶屋街は主計茶屋街に比べ観光客がとても多いです。
理由としては景観が素敵なのもありますが、三大茶屋街の中でカフェや着物のレンタル、お土産屋等が一番充実しており、まずひがし茶屋街は観光ルートに組み込まれる場所だからです。
江戸時代末期の町屋も現存し、お洒落なカフェやショップが軒を連ねています。
ひがし茶屋街は平成13年（2001年）に重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
ひがし茶屋街には茶屋町創設当初の文政3年（1820年）に建築された茶屋建築「志摩（しま）」があります。
国の重要文化財に指定されており、茶屋建築の特徴である2階部分の客間が高く作られています。
志摩は見学が可能（一般500円、小・中学生300円）で、当時の茶屋建築を詳しく知ることのできる施設ですので是非見学をおすすめします。
1階から2階に上がったところです。
当時を偲ばせる非日常の空間が2階の客間には広がっています。
志摩の見学所要時間ですが約10分かかりました。
にし茶屋街
にし茶屋街はひがし茶屋街・主計茶屋街と離れていますので可能ならば別の日程にした方がよいと思います。
にし茶屋街はひがし茶屋街と異なり、日中でも落ち着いた雰囲気があります。
約100mあるにし茶屋街の道の両端にはカフェやお土産屋さんが並んでいます。
にし茶屋街は忍者寺として有名な妙立寺と一緒にまわると良いと思います。
おわりに
三大茶屋街を散策してみて、金沢観光で絶対外せないのはひがし茶屋街です。
理由は江戸時代から残る建物は金沢情緒を強く感じられ、道沿いにはおしゃれなカフェ、お土産屋さんが並んでいるからです。
ひがし茶屋街の近くにあり歩いていける主計茶屋街は金沢情緒を静かに感じることのできる茶屋街で一緒にまわると良いと思います。
にし茶屋街はひがし・主計茶屋街から離れているので、忍者寺として有名な妙立寺と一緒にまわると良いと思います。
それぞれ特徴があり金沢情緒感じる茶屋街ですので、金沢観光の際は是非全て回ってみてくださいね。
