忍者寺とも呼ばれる金沢観光で必ず訪れたい人気スポット「妙立寺（みょうりゅうじ）」！予約方法や見どころをご紹介！

2018年9月25日（火）に石川県金沢市にある通称「忍者寺」と呼ばれる妙立寺（みょうりゅうじ）にいってきました。

創建は、寛永20年（1643年）に加賀藩3代藩主「前田利常（まえだとしつね）」が金沢城近くから移設建立しました。
山号は正久山で宗派は日蓮宗になります。

妙立寺が忍者寺と呼ばれるのは、実際に忍者がいたからではなく、敵の動きを監視する物見台・望楼、金沢城の逃げ道が続いているといわれる伝説の井戸、落とし穴としても利用できる仕掛け賽銭箱、外敵に対応するために作られた明かり取り階段、複雑な仕掛けがある階段群等がある為そのように呼ばれています。
外観は2階建てに見えますが、内部は4階建て7層、部屋数は23箇所、階段数は29箇所あります。

妙立寺へのアクセス

交通機関を利用したアクセス

・JR金沢の兼六園口（東口）バスターミナル⑧⑨⑩番のバスに約15分乗車後、「広小路」駅下車、徒歩約3分。

車を利用したアクセス

・カーナビにMAPCODE「41 498 247*86」を入力。

駐車場

妙立寺に専用駐車場はありません。
近辺にある有料の極楽寺駐車場を利用することになります。

妙立寺の予約方法・拝観時間

妙立寺の拝観は電話予約（受付は1ヶ月前から可能）が必要で、電話予約時間は午前8時から午後5時までです。
予約電話番号は「076-241-0888」になります。
インターネット予約はありません。

予約可能時間は以下の通りで、拝観料は大人1000円、小学生700円です。
・平日は午前9時～午後4時まで1時間間隔。
・土日祝日は午前9時～午後4時30分まで30分間隔。

今回前日に予約しましたが平日だったこともあり余裕で予約出来ました。
当日に社務所でも予約受付をしていましたので運が良ければ当日訪れても見学できるかもしれません。
予約時間の10分前から入場の呼び出しが開始されますので必ず10分前には集合場所の本堂前にいる必要が有ります。

妙立寺の見どころ

妙立寺の見どころは以下の通りになります。

・敵の動きを監視する為に本堂の屋根の突端部分がガラス張りになっている「物見台・望楼」
・金沢城まで続き逃げ道として確保されたと伝わる「伝説の井戸」
・本堂正面入口の落とし穴が仕掛けられた「仕掛け賽銭箱」
・堂内に設置されたお茶の水をくみ上げるための「風流な太鼓橋」
・明かりを取り外敵の足影を確認する為障子をはって作られた階段「明かり取りの階段」

妙立寺の所要時間

妙立寺は本堂入り口で拝観10分前に呼ばれ、堂内でいくつかのグループにわけられます。
その後お寺の案内係りの誘導に従って内部の見学することになりますが30分必要です。
その為妙立寺の所要時間ですが、ゆっくり拝観した場合で約45分でした。

 

妙立寺拝観

妙立寺の入り口は二か所あります。
こちらは元々は正面の入り口でしたが参拝者が増加し混雑するようになった為、正門としては使用されなくなりました。

風情があって美しい入り口と建築物ですね。

こちらが現在の正門です。
正門は兼六園内にあった竹澤御殿の正門が移築されました。

本堂前の景色です。
拝観案内10分前に本堂前に集合し、名前を呼ばれたら本堂の中に通された後グループ分けされ、グループ別に案内されます。
かなり混雑しているように見えますが、案内される方が慣れていてとくに混乱することもなくスムーズに内部拝観できました。

内部の写真撮影は禁止となっており内部の写真はありませんので、外部から見れるものをご紹介します。
外部から見ることのできるものとしては、「物見台・望楼」があります。
敵の動きを監視する為に本堂の屋根の突端部分がガラス張りになっているのがわかります。

「明かり取りの階段」も外部から見学することができます。
階段の白い部分に障子が張られており、外部から明かりを取ることにより外敵の足影を確認し槍などで刺し倒すことを想定して作られています。

おわりに

忍者寺と呼ばれる妙立寺を拝観してみて、実際に忍者はいなかったこと、また複雑な建築構造に驚きました。
外観からは想像できないような複雑な構造で、お寺の案内役の方がいなければ仕掛けにひっかかってしまうと思いました。
妙立寺は戦火にあわず現在にその姿をそのまま残しており、大変貴重な建築物だと思います。
予約も電話予約のみになりますが、予約がとりやすく、運がよければ当日予約も可能です。
金沢に訪れた際はとても見どころの多い妙立寺に是非一度拝観してみてはいかがでしょうか。