2023年9月20日(水)に大阪府摂津市一津屋にある味生神社に行ってきました。味生神社は淀川堤防沿いに鎮座する神社で、時々前の道路を通っていて気になっていた神社でした。
味生神社の創建は不詳ですが、7世紀頃に難波宮が造営されるまでの間、孝徳天皇(596年~654年)の仮宮「味経宮」が置かれました。その後、味経宮があった場所に鯵生神社が建てられたと伝わります。更に延暦4年(785年)に淀川と安威川をつなぐ大工事が行われ、その際に鯵生神社は一津屋の味生神社、別府の味府神社、新在家の八幡宮に3分割されました。
今回、実際に味生神社に参拝してきましたので由緒や御朱印の有無、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
味生神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎大阪モノレール線「南摂津駅」下車、味生神社まで900m、徒歩で約13分
自動車を利用
◎カーナビに味生神社の住所「大阪府摂津市一津屋2丁目18-12」を入力し検索
駐車場
味生神社には普通自動車が約2台駐車可能な駐車スペースがありました。
味生神社の参拝と見どころ
味生神社の参拝開始
味生神社は淀川堤防沿いに鎮座する神社で、神社の前の道路(正雀一津屋線)はかなり交通量が多いので参拝時はご注意ください。入り口には江戸時代に奉納された石灯籠が並んでいます。その後方に「味生神社」と書かれた社号碑と石造の明神鳥居があります。鳥居の中央には「若一王 味生神社」の扁額が掛かっています。若一王子は神仏習合の神で味生神社の御祭神である天照大神と同一視されています。
鳥居を潜ると参道沿いに緑が茂り、参道をまっすぐ進むと味生神社の社殿があります。
参道右側に手水舎がありますのでこちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
参道の左側には木造2階建てのとても雰囲気の素敵な建物があります。こちらは大正2年(1913年)に芝居小屋として建築された建物で、かつては旅回り一座の公演や地元青年団の芝居などが行われました。現在も摂津市第六集会所として利用されています。
社殿(拝殿・本殿)、御祭神、ご利益
参道を真っすぐ進んだところに味生神社の社殿(拝殿・本殿)があります。御祭神には天照大神・素盞男命・八幡大神がお祀りされており、明治5年(1872年)には村社に列しました。ご利益は、天照大神が諸願成就、素盞男命は厄除け・縁結び、八幡大神は勝運向上・厄除開運で知られています。
社殿の前には平成9年(1997年)に奉納された阿吽狛犬が神域を清浄に保っています。くりくりした目と丸みを帯びだフォルムが可愛い狛犬です♪
拝殿の建物内にも阿吽の狛犬がいました。こちらはかなり歴史を感じる狛犬で、平成9年(1997年)に奉納された狛犬の場所にかつて鎮座していたと思われます。
豊受皇大神社
社殿の右側にある社殿は豊受皇大神社で、御祭神には豊受皇大神がお祀りされています。豊受皇大神は開運招福・厄除け・農業漁業の守護・産業振興など幅広い御神徳で知られています。
御朱印
社務所は味生神社の社殿左側にありますが御朱印は頒布されていません。御神符の授与のみ12月31日~1月3日の期間限定で行われています。
おわりに
味生神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。味生神社は約1,300年前には創建されたと考えられている古社で難波宮と関連がある重要な神社でした。境内は現在も綺麗に維持・管理されており地元で篤い崇敬と信仰を集めていることがわかります。大阪府摂津市一津屋に訪れた際は味生神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
味生神社(あじふじんじゃ) | |
住所 | 大阪府摂津市一津屋2丁目18‐12 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎大阪モノレール線「南摂津駅」下車、味生神社まで900m、徒歩で約13分 ■自動車を利用 ◎カーナビに味生神社の住所「大阪府摂津市一津屋2丁目18-12」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約2台駐車可能な無料駐車場あり |