【和歌山県】鈴木姓の発祥の地でクスノキの大木群はパワースポット藤白神社!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2023年9月15日(金)に和歌山県海南市藤白にある鈴木姓の発祥の地でクスノキの大木群はパワースポット藤白神社ふじしろじんじゃに行ってきました。藤白神社は京都から熊野三山への巡礼路の入口と呼ばれ、後鳥羽上皇は熊野御幸の際は必ずこの地で宿泊し、その数は延べ29回にもなるといわれます。

今回、実際に藤白神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

藤白神社の概要

藤白神社創建は不詳ですが、景行天皇の御代(71年~130年)に創建されたと伝わります。社殿は
斉明天皇(655年~661年)が牟婁の湯(白浜温泉)に行幸の際に建立されました。

御祭神主祭神には藤白鈴木氏の氏神である饒速日命にぎはやひのみことがお祀りされ、天照大神・熊野坐神・熊野速玉神・熊野夫須美神・祓戸大神が配祀されています。

平安時代から盛んになった熊野詣では熊野九十九王子くまのくじゅうくおうじ(王子とは熊野権現の御子神で紀伊路・中辺路に組織された神社群)の中でも特に格式の高い五体王子(藤代王子・切目王子・稲葉根王子・滝尻王子・発心門王子)の一つとして崇敬されました。

中世の熊野御幸の際は藤白神社が宿泊所となり法楽の為に歌会・里神楽・相撲などが催されるのが通例となりました。藤原定家ふじわらのていかの『熊野御幸記』によると建仁元年(1201年)に後鳥羽上皇は藤白王子和歌会わかえを開催したと記載され、その時の歌を書き留めた「熊野懐紙くまのかいし」は国宝に指定されています。

戦国時代の兵乱により社殿を焼失しますが、江戸時代の寛文3年(1663年)に社殿が再建されました。明治時代になると新政府により廃仏毀釈が行われますが平安時代末期に造られた「木造熊野三所権現本地仏坐像」3躯(和歌山県指定有形文化財)は被害を免れ現存しています。

藤白神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎JRきのくに線「海南駅」下車、藤白神社まで1.3km、徒歩で約19分

自動車を利用

◎カーナビに藤白神社の電話番号「073-482-1123」を入力、または藤白神社の住所「和歌山県海南市藤白466」を入力し検索

駐車場

藤白神社には普通自動車が約20台駐車可能な無料駐車場があります。金曜日の午前中に訪れましたが混雑もなく空いていました。
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藤白神社の参拝と見どころ

藤白神社の参拝開始

藤白神社の入口左には「三熊野一の鳥居 これより熊野路のはじめ」と書かれた石碑があります。藤白神社は京都から熊野三山への巡礼路の入口と呼ばれました。鳥居の近くにはクスノキの巨木が参道を包み込んでいます。
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石碑の近くに手水舎がありますのでこちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
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推定樹齢1,000年以上のクスノキ群

藤白神社のクスノキは本殿前1本、子守楠木神社の南側1本、背後3本の合計5本あります。推定樹齢は1,000年以上といわれ、こちらのクスノキには触れられるよう周囲にはスロープがあるので是非パワーを頂きましょう。
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境内社の子守楠木神社

子守楠木神社からクスノキを見た光景です。子守楠木神社は古来より「子守の宮」として信仰されてきました。この周辺では昭和の中頃まで子供に「楠」「熊」「藤」などを入れて名前をつけることが多く、博物学者として有名な南方熊楠みなかたくまぐすもその一人です。
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末社の塩甕神社・住吉神社・秋葉神社・祇園神社

参道左には入口に近い方から末社の「塩甕神社」「住吉神社」「秋葉神社」「祇園神社」がお祀りされています。建物の中央付近には木造の神馬も安置されています。
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御歌塚・聖皇三代重石

子守楠木神社の前方にあるクスノキの根元には「聖皇三代重石」があります。白壁の左にあるのは「御歌塚」で、建仁元年(1201年)に後鳥羽上皇が行った藤白王子和歌会の「熊野懐紙」が書かれています。
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聖皇三代重石は平安時代に宇多・花山・白河3上皇の熊野御幸を記念して建てられた貴重な記念塔です。
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御歌塚から社殿の方を見たところです。正面の建物は社務所で、通り抜けると社殿が現れます。
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鈴木さんは社務所で記念品が頂けます

社務所の天井には「藤白権現」の扁額が掛かっています。椅子も用意されているので休憩することも出来ます。ガラス越しに千年楠御守や鈴木家のお守りが陳列され、御朱印もこちらで頒布されています。
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藤白神社は全国に約200万人以上いるといわれる鈴木姓発祥の神社で、鈴木さんは社務所で記念品を頂けますよ♪藤白神社に参拝に訪れた鈴木さんの集計ボードがあり、①大阪②愛知③東京の順で鈴木さんが訪れていました。藤白神社21

拝殿・本殿・御祭神・ご利益

社務所を直進すると拝殿があり、その後方に本殿が鎮座しています。御祭神主祭神には饒速日命にぎはやひのみこと、御配神に天照大神・熊野坐神・熊野速玉神・熊野夫須美神・祓戸大神がお祀りされています。藤白神社は古来より子授け・安産・子育てご利益で信仰されています。
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境内社の恵比須神社・巳神社

拝殿の左には境内社の恵比須神社巳神社が鎮座しています。巳神社の手前にある亀に似た形の石は円座石わらうだいしと呼ばれ、この石に酒を飲ませて祈願すれば酒嫌いになるといわれています。

パワースポット公孫樹

拝殿の右にある公孫いちょうじゅは、たくましい形の樹根から健康・長寿・安産・夫婦和合のパワースポットといわれています。
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境内社の有馬皇子神社

拝殿から右奥へ進むと見えるのは境内社の有馬皇子ありまのみこ神社です。今から約1,300年前、孝徳天皇の皇子であった有馬皇子は皇位継承の争いに巻き込まれ、中大兄皇子(天智天皇)に藤白坂で絞殺されました。ここから200m西にある藤白坂に有馬皇子のお墓があり、その御霊をお祀りしています。藤白神社36

藤白王子権現本堂

藤白王子権現本堂には平安時代末期に造られ明治時代の廃仏毀釈を免れた「木造熊野三所権現本地仏坐像」」3躯(和歌山県指定有形文化財)がお祀りされています。熊野路で唯一現存する最古の造像といわれ、熊野の入口を護る毘沙門天と不動三尊もお祀りされています。
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御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。

おわりに

藤白神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。藤白神社の境内は推定樹齢1,000年のクスノキ群に包まれていて境内全体からパワーが頂けました。クスノキは触れることも可能です。藤白神社や境内社の子守楠木神社は古来より子授け・安産・子育てのご利益で信仰されています。神仏習合が残る藤白王子権現本堂には、平安時代末期に造られ熊野路で唯一現存する木造熊野三所権現本地仏坐像が安置されています。また多くの境内社や末社が鎮座しています。見どころいっぱいの藤白神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

藤白神社
住所 和歌山県海南市藤白466
電話番号 073-482-1123
営業時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎JR紀州本線「海南駅」下車、藤白神社まで1.3km、徒歩で約19分
■自動車を利用
◎カーナビに藤白神社の電話番号「073-482-1123」を入力、または藤白神社の住所「和歌山県海南市藤白466」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約20台駐車可能な無料駐車場あり

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