2024年8月12日(月)に大阪府枚方市渚本町にある御殿山神社に行ってきました。
御殿山神社の場所には平安時代の皇族である惟喬親王(844年~897年)が交野遊猟に用いた別荘「渚院」がありました。平清盛以降の武家政治となり渚院が荒廃すると「観音寺」と呼ばれる寺院が建立されました。
元和2年(1616年)、観音寺の境内に隣接して造営された粟倉神社の御旅所に御祭神の八幡大神(品陀和気命)を勧請し、小倉・渚両村の産土神社として「西粟倉神社」を建立しました。
明治時代の神仏分離令によって西粟倉神社は御殿山に遷宮され「御殿山神社」と改称されました。
今回、実際に御殿山神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
御殿山神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎京阪本線「御殿山駅」下車、御殿山神社まで260m、徒歩で約4分
自動車を利用
◎カーナビに御殿山神社の住所「大阪府枚方市渚本町12-55」を入力し検索
駐車場
御殿山神社には入口の社号標の前に普通自動車が約2台駐車可能な無料駐車場があります。月曜日の午前中に参拝に訪れましたが駐車場は混雑もなく空いていました。
御殿山神社の参拝と見どころ
御殿山神社の参拝開始
御殿山神社は御殿山駅から傾斜のある坂道を登ったところにあります。「御殿山」に地名は江戸時代にこの地域2万石を統治した永井尚庸が領地支配の陣屋を設けたことに由来しています。幕末期には「御殿山」と呼ばれていたといわれています。
境内入口には石造の明神鳥居があり、鳥居の中央には「御殿山神社」の扁額と大注連縄が掛かっています。
鳥居を潜り左側に手水舎がありますのでこちらで心身を清めて参拝へ進みます。
参道を直進すると御殿山神社の社殿があります。参道沿いには貴船神社を連想する朱塗りの灯籠が並んでいます。参道の左側には社務所があります。
社殿(拝殿・本殿)、御祭神、ご利益
社殿の前には昭和岡崎型の阿吽狛犬が鎮座し、社殿中央には「御殿山神社」の扁額や御神燈、注連縄が掛かっています。御祭神は八幡大神(品陀和気命)で、勝負運向上・出世開運・仕事運・厄除等のご利益で知られています。
稲荷社(末社)
社殿の左隣には2つの石造鳥居と狛狐の奥に稲荷社が鎮座しています。稲荷社は五穀豊穣・商売繁盛のご利益が有名です。
貴船神社(末社)
参道の右側に鎮座するのは貴船神社です。大きな石燈籠や狛犬に比べてコンパクトな社殿で、屋根は銅板葺となっています。貴船神社には水の神様がお祀りされ、運気向上や縁結びのご利益で知られています。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能で、呼び鈴を押すとご対応していただけます。
大阪府枚方市渚本町の御殿山神社にお参りして御朱印頂きました。#御朱印#御殿山神社 pic.twitter.com/brcvi7fx3P
— HiroB (@HiroBhiro) March 27, 2020
おわりに
御殿山神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。御殿山神社は小高い山の上に鎮座する神社で、御殿山の名前の由来はかつてこの地を統治した領主が陣屋を置いたことに由来しています。境内全域に緑が生い茂り、高台に位置する境内からは枚方の市街を一望することができます。綺麗に整備・維持された社殿には八幡大神がお祀りされ、末社には稲荷社と貴船神社の2社が鎮座しています。見どころいっぱいの御殿山神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
御殿山神社 | |
住所 | 大阪府枚方市渚本町12-55 |
電話番号 | 072-847-6665 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎京阪本線「御殿山駅」下車、御殿山神社まで260m、徒歩で約4分 ■自動車を利用 ◎カーナビに御殿山神社の住所「大阪府枚方市渚本町12-55」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約2台駐車可能な無料駐車場あり |