【東京都千代田区】江戸城を築城した太田道灌が崇敬した太田姫稲荷神社!歴史や見どころ、御朱印、アクセス・駐車場をご紹介

太田姫稲荷神社12
2024年3月14日(木)に東京都千代田区神田駿河台にある江戸城を築城した太田道灌おおたどうかんが崇敬した太田姫稲荷神社おおたひめいなりじんじゃに行ってきました。

今回、実際に太田姫稲荷神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

太田姫稲荷神社の概要

創建は長禄元年(1457年)、太田道灌の最愛の娘が重い疱瘡をかかり生死の境をさまよっていたところ、人伝に小野篁おののたかむらにまつわる縁起により京都府一口稲荷神社いもあらいいなりじんじゃが霊験があると聞きました。道灌が急ぎ使者を遣わして娘の病の回復を祈願したところ疱瘡が癒えたので、感謝と崇敬より一口稲荷神社いもあらいいなりじんじゃより御祭神を勧請して江戸城内の本丸に社殿を建立したと伝わります。後にこの城の鬼門を守るよう神託があったため鬼門に移し「太田姫稲荷大明神」と称しました。

慶長8年(1603年)に徳川家康公が江戸城に入城すると、慶長11年(1606年)に行われた江戸城の大改修の際に西丸の鬼門にあたる神田駿河台東側に移されました。この坂は一口坂いもあらいざかと呼ばれ、後に鈴木淡路守の屋敷があったので淡路坂とも呼ばれました。徳川歴代将軍から崇敬を集め、修理造営は徳川家によって行われました。

大正12年(1923年)の関東大震災で類焼しますが、御神体のみ無事に湯島天神に避難しました。大正14年(1925年)に仮社殿が落成し、昭和3年(1928年)には氏子の寄進によって本社殿・神楽殿・御水舎・神輿庫・社務所・鳥居などが新築されました。

昭和6年(1931年)、御茶ノ水駅~両国駅間の総武線建設のため社地の大半を収用され、代わりに現在地を神社敷地として全ての建築物をそのまま移転して現在に至ります。

太田姫稲荷神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎都営新宿線「小川町駅」下車、太田姫稲荷神社まで400m、徒歩で約6分
◎JR線/東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」下車、太田姫稲荷神社まで450m、徒歩で約6分
◎都営新宿線/都営地下鉄三田線/東京メトロ半蔵門線「神保町駅」下車、太田姫稲荷神社まで500m、徒歩で約7分

自動車を利用

◎カーナビに太田姫稲荷神社の住所「東京都千代田区神田駿河台1-2」を入力し検索

駐車場

太田姫稲荷神社には駐車場がありませんので近隣のパーキングを利用します。

太田姫稲荷神社の参拝と見どころ

太田姫稲荷神社の参拝開始

太田姫稲荷神社は周囲をビルに囲まれた神社で、お昼に訪れた時は多くのサラリーマンの方が途切れることなく参拝に訪れていました。神社の入り口の前には緑が生い茂る御神木があり、都会の中でほっと一息つけるオアシスのような神域となっています。
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入口の鳥居は平成25年(2013年)に建立されたもので、中央には「太田姫稲荷神社」の扁額と注連縄が掛かっています。境内を囲む玉垣も同年に造られました。
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手水舎の可愛らしい鯉の吐水口

鳥居を潜ると左側に手水舎がありますのでしっかりと心身を清めます。
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手水舎には可愛らしい鯉の吐水口があり、清らかな水が水盤に満ちていました。

大切に保管されている阿吽狛犬

鳥居を潜り右側には歴史を感じる阿吽狛犬がいます。状態は良くありませんが、今も大切に保管・展示されていて嬉しくなります。吽形狛犬は精緻な彫刻と躍動感ある姿が確認できます。阿型狛犬も精緻な彫刻が施されているのは確認できますが、残念ながら顔が破損しており表情まではわかりませんでした。

神社の全景です。左の鳥居を潜るとすぐに手水舎、その隣に社殿があります。境内は綺麗に維持・管理されており心地の良い神域です。
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社殿、御祭神、ご利益

旧社殿が大正12年(1923年)の関東大震災で焼失した為、昭和3年(1928年)に御茶ノ水駅付近に現在の社殿が再建されました。昭和6年(1931年)に御茶ノ水駅から両国駅間の総武線建設のため現在地に建物をそのまま移転しました。社殿の御神灯などには太田道灌家紋である『丸に細桔梗ほそききょう』が見られます。
太田姫稲荷神社7

御祭神には宇迦之御魂神うかのみたまのかみ菅原道真公すがわらみちざねこう徳川家康公とくがわいえやすこう金山彦命かなやまひこのかみがお祀りされ、病気平癒・商売繁盛ご利益で有名です。社殿の右側には社務所と神輿庫があります。
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御朱印

御朱印は拝殿にスタンプが置いてありますので自分で押します。初穂料はお気持ちを隣の賽銭箱に納めます。
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おわりに

太田姫稲荷神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約5分でした。太田姫稲荷神社は千代田区神田駿河台に鎮座する神社で、戦前に旧社地に建立された社殿が今も残っています。境内の建築物は改修や修理を経て現在も綺麗に維持・管理されています。また多くの緑が生い茂り、都会のオアシスのような癒される空間でした。ちょうどお昼に訪れた際は多くのサラリーマンが途切れることなく参拝に訪れていました。歴史と見どころいっぱいの太田姫稲荷神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

太田姫稲荷神社(おおたひめいなりじんじゃ)
住所 東京都千代田区神田駿河台1-2
電話番号 03-3291-8228
営業時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎都営新宿線「小川町駅」下車、太田姫稲荷神社まで400m、徒歩で約6分
◎JR線/東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」下車、太田姫稲荷神社まで450m、徒歩で約6分
◎都営新宿線/都営地下鉄三田線/東京メトロ半蔵門線「神保町駅」下車、太田姫稲荷神社まで500m、徒歩で約7分
■自動車を利用
◎カーナビに太田姫稲荷神社の住所「東京都千代田区神田駿河台1-2」を入力し検索
駐車場 駐車場なし、近隣のパーキングを利用