2023年9月23日(土)に大阪府門真市ひえ島町にある堤根神社に行ってきました。堤根神社の境内には見事な大樹が並んでいますが、本殿右側にある御神木の大楠は一際大きく圧倒されます。
堤根神社の創建は不詳ですが、文禄3年(1594年)の検地帳には「山王宮(大己貴神)」、享保10年(1725年)の検地帳には「八剣大明神(素盞嗚神)」と記載されています。元文3年(1738年)の文書には天照皇大神を加えた3柱をお祀りしたと記されています。
明治41年(1908年)に式内社である「堤根神社」※に改称し神社合祀を免れようとしましたが、同年「三島神社」(門真市大字三ツ島1374)に合祀されます。昭和21年(1946年)に三島神社から独立し現在に至ります。
※式内社の堤根神社は門真市宮野町8-34に鎮座しています。
今回、実際に堤根神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
堤根神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎OsakaMetro長堀鶴見緑「門真南駅」下車、堤根神社まで350m、徒歩で約5分
自動車を利用
◎カーナビに堤根神社の住所「大阪府門真市ひえ島町422」を入力し検索
駐車場
堤根神社には参拝者専用の駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。
堤根神社の参拝と見どころ
堤根神社の参拝開始
堤根神社の入口には天保6年(1835年)に奉納された石燈籠が並んでいます。右の石燈籠の後方には明治41年(1908年)に建立された「堤根神社」の社号標があります。
社号標が建立された同年に三島神社に合祀され、昭和21年(1946年)に再度独立して現在に至ります。石造の明神鳥居は明治32年(1899年)に建立されたもので、鳥居の中央には「堤根神社」の扁額と大注連縄が掛かっています。
鳥居を潜ると参道が社殿まで真っすぐ伸びています。境内は入口の鳥居から社殿まで細長く、周囲には篤い信仰を感じる奉納玉垣に囲まれています。
参道をしばらく歩くと右側に手水舎、左側に社務所があります。社殿の周囲は大樹に囲まれており、住宅街の中であることを忘れます。境内は静寂で清々しい神域となっていました。
手水舎で心身をしっかり清めて参拝へ進みます。
石段を上り石柱に掛かった注連縄を潜り社殿へと進みます。
社殿(拝殿・本殿)、御祭神、ご利益
社殿の周りも奉納玉垣に囲まれ篤い崇敬を集めていると感じます。拝殿の前には昭和岡崎型の阿吽狛犬が神域を清浄に保っています。
御祭神は大己貴神・素盞嗚神・天照皇大神の3柱で、ご利益は大己貴神が縁結び・夫婦和合・病気平癒、素盞嗚神が厄除開運・病気平癒、天照皇大神が諸願成就などで知られています。
白龍大神
拝殿の右側の御神木近くには白龍大神がお祀りされています。白龍大神の御神徳は厄除開運・金運上昇・縁結びなどです。
御神木の大楠
本殿右側にある御神木の大楠は樹高19.0m、幹周6.1mにもなる見事な御神木です。
大注連縄が幹周りに掛けられています。間近で見ることが出来ますので是非パワーを頂きましょう♪
稗島の樟(大阪府天然記念物)
堤根神社の近くの民家にも「稗島の樟」と呼ばれる推定樹齢400年以上の大楠があります。樹高10.0m、幹周7.0mで昭和48年(1973年)に大阪府の天然記念物に指定されました。
御朱印
御朱印はありませんでした。
おわりに
堤根神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。堤根神社の境内は綺麗に維持・管理されており、多くの巨樹に包まれた心地の良い神域でした。本殿右にある御神木の大楠は特に見事な大木で、近づくとパワーを感じることが出来ます。神社合祀を免れるために造られたと思われる社号標や、江戸時代の石灯籠や明治時代の石造鳥居からは神社が歩んでいた歴史を感じることが出来ました。見どころいっぱいの堤根神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
堤根神社(つつみねじんじゃ) | |
住所 | 大阪府門真市ひえ島町422 |
電話番号 | 072-884-4040 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎OsakaMetro長堀鶴見緑「門真南駅」下車、堤根神社まで350m、徒歩で約5分 ■自動車を利用 ◎カーナビに堤根神社の住所「大阪府門真市ひえ島町422」を入力し検索 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |