2023年9月23日（土）に大阪府門真市宮野町にある堤根神社に行ってきました。堤根神社は平安時代の延長5年（927年）に編纂された『延喜式』神名帳にも記載が見られる門真市で最古の神社です。
今回、実際に堤根神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
堤根神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎京阪本線「大和田駅」下車、北側出口より堤根神社まで190m、徒歩で約3分
自動車を利用
◎カーナビに堤根神社の電話番号「072-884-5188」を入力、または堤根神社の住所「大阪府門真市宮野町8-34」を入力し検索
駐車場
堤根神社には参拝者専用駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。
堤根神社の参拝と見どころ
一の鳥居
堤根神社は門真市の住宅街にある神社で、大和田駅から約3分歩くと到着します。入口には「式内堤根神社」の社号標と一の鳥居があります。鳥居の中央には「堤根神社」の扁額と大注連縄が掛かり、その前方には多くの御神燈が吊るされています。
境内は綺麗に整備・維持されており、一の鳥居から社殿まで真っすぐ参道が続いています。参道沿いには奉納された石燈籠が並び地域で篤い崇敬と信仰を集めていることが感じられます。
二の鳥居
参道を少し歩くと貞享3年（1686年）に建立された二の鳥居があります。二の鳥居を潜り左側に手水舎、右側に社務所があります。
参拝前に手水舎でしっかりと心身を清浄にして進みます。
運気上昇の神様と『ひょうたんの伝承』
手水舎の近くに「ひょうたん」のパネルがありますが、これは日本書紀に示される『ひょうたんの伝承』によるものです。ひょうたんの伝承は堤根神社や人々を神様と「浮かびひょうたん」で繋ぎ、神様がひょうたんを浮かべ、茨田連衫子が困難を乗り切り運気が上昇した伝説から運気上昇の神様がおられるといわれています。
拝殿
堤根神社の創建は不詳ですが、起源は仁徳天皇が茨田堤を築いた約1,600年前まで遡るといわれています。拝殿の前には文化年間（ 1804年～1818年）に奉納された阿吽狛犬が鎮座し、石燈籠は寛永6年（1629年）に奉納されたものです。拝殿は平入入母屋造・銅板葺で向拝が付いた木造建築です。
本殿、御祭神、ご利益
本殿には茨田堤と関係が深い茨田氏の祖先である彦八井耳命と、彦八井耳命の子孫である若宮大神が御祭神にお祀りされています。江戸時代の寛永年間（1624年～1645年）には当時の領主であった永井尚政公が菅原道真公を合祀しました。ご利益は、水害防災・大願成就・気象・学問成就で知られています。
茨田堤石碑と末社4社
本殿近くには「史跡茨田堤 顕彰」碑や、三宝宅神社（末社）が鎮座しています。三宝宅神社には一つの覆屋の下に三宝社と宅神社の石碑がお祀りされ、三宝社が火鎮め、宅神社がトイレや風呂の御神徳で知られています。
手水舎の隣に鎮座するのは稲荷社（末社）です。御祭神は末鷹大神・熊吉大神で、ご利益は家内安全・商売繁盛です。
その隣には蛭子社（末社）が鎮座しています。御祭神はえびす様の別称で知られる蛭子大神で商売繁盛のご利益で有名です。
蛭子社の右隣に鎮座するのは九頭八幡社です。御祭神は九頭大明神と八幡大菩薩でご利益は治水・厄除けです。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。
堤根神社の御朱印を頂きました(^-^) pic.twitter.com/xDpgaCTieB
— tomoyuki (@marchigon) February 17, 2020
おわりに
堤根神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。堤根神社は大和田駅から住宅街を通り約3分歩いた場所に鎮座する神社で、約1,600年前に創建された門真市で最古の神社です。境内は綺麗に整備・維持されており、江戸時代に奉納された鳥居や石燈籠、狛犬が現存しています。茨田堤の石碑や末社4社も鎮座しています。『ひょうたんの伝承』が残り、御祭神には運気上昇の神様がお祀りされています。見どころいっぱいの堤根神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
| 堤根神社（つつみねじんじゃ） | |
| 住所 | 大阪府門真市宮野町8-34 |
| 電話番号 | 072-884-5188 |
| 営業時間 | 終日可能 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 拝観料 | 無料 |
| アクセス | ■交通機関を利用 ◎京阪本線「大和田駅」下車、北側出口より堤根神社まで190m、徒歩で約3分 ■自動車を利用 ◎カーナビに堤根神社の電話番号「072-884-5188」を入力、または堤根神社の住所「大阪府門真市宮野町8-34」を入力し検索 |
| 駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |
