2023年9月23日（土）に大阪府大阪市旭区清水にあり「不焼宮」の別名でも知られている八幡大神宮に行ってきました。
実際に八幡大神宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
八幡大神宮の概要
八幡大神宮の創建は天智天皇の御代（661年～671年）、現在地周辺に住んでいた藤原氏が祖神である「春日大神」を産土神としてお祀りしたのが起源と伝わります。
八幡大神宮は「不焼宮」の別称で呼ばれています。建武・延元（1334年～1339年）の頃、浄土宗本山来迎寺の開祖である誠阿上人が法明上人の遺命を受け、京都府八幡市の石清水八幡宮から宝物を預かって北河内佐太に寺院を建立するために帰る途中、それを妬んだ法明上人の兄弟弟子達に襲撃されました。
その時に八幡大神宮に身を隠しましたが見つ出され建物ごと火を放たれました。しかし火はすぐ消え誠阿上人は火難を免れました。追ってきた兄弟弟子達は誠阿上人の功徳に接し、改心して上人に帰依したと伝わります。上人は報恩の為、石清水八幡宮より分霊の「八幡大神」を八幡大神宮に勧請し奉斎しました。
その後、疫病が流行し村民が多く死亡したので誠阿上人に悪病退散の加持祈祷をお願いしたところ、村民の病が平癒したので従来の主神「春日大神」を相殿とし「八幡大神」を主神としました。
八幡大神宮へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎京阪本線「滝井駅」下車、八幡大神宮まで350m、徒歩で約5分
自動車を利用
◎カーナビに八幡大神宮の電話番号「06-6952-2125」を入力、または八幡大神宮の住所「大阪府大阪市旭区清水3丁目20-19」を入力し検索
駐車場
八幡大神宮には普通自動車が約10台駐車可能な無料駐車場があります。土曜日の午後に参拝に訪れましたが駐車場は混雑はありませんでした。駐車場の入口は本殿後方にあります。
駐車場は広く、参拝時は半分ほど空いていました。
八幡大神宮の参拝と見どころ
八幡大神宮の参拝開始
八幡大神宮の入口には「八幡大神宮」の社号標があり、その後方には天保10年（1839年）に奉納された石燈籠2基が並んでいます。石造の明神鳥居には「八幡大神宮」の扁額が掛かっています。
鳥居を潜ると参道の突き当りに社殿、左側に社務所、右側に手水舎があります。
手水舎でしっかりと心身を清浄にして参拝へ進みます。
社殿の前には石柱が建ち、注連縄が掛けられています。その後方には阿吽狛犬一対が神域を清浄に保っています。
狛犬には弘化3年（1846年）の銘が見られます。
社殿（拝殿・幣殿・本殿）、御祭神、ご利益
社殿は拝殿・幣殿・本殿から構成され、拝殿には御神燈と中央には大注連縄が掛けられています。
本殿は八幡造で室町時代末期の技法が蛙股・肘木・斗に用いられています。御祭神は主神に八幡大神、相殿に春日大神と蛭子大神がお祀りされています。八幡大神は由緒から火難除け・悪病退散、春日大神は縁結び・夫婦円満、蛭子大神は金運向上・商売繁盛のご利益で知られています。
不焼稲荷社
本殿の後方にある駐車場には境内社の不焼稲荷社が鎮座しています。御祭神は稲荷神で、五穀豊穣・商売繫盛のご利益で知られています。
遥拝所
不焼稲荷社の隣には遥拝所もありました。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。
大阪府大阪市旭区清水の八幡大神宮にお参りして御朱印頂きました。#御朱印#八幡大神宮 pic.twitter.com/nHeRLy5vqE
— HiroB (@HiroBhiro) January 23, 2024
おわりに
八幡大神宮の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。八幡大神宮は京都府八幡市の石清水八幡宮から勧請した八幡大神を主神とし、誠阿上人を火難から守ったことから不焼宮の別称で親しまれています。誠阿上人が村人を疫病から悪病退散の加持祈祷で救った伝説も残ります。本殿は八幡造で、入口の石燈籠と拝殿前の狛犬一対は江戸時代に奉納された貴重な建築物です。見どころいっぱいの八幡大神宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
| 八幡大神宮 | |
| 住所 | 大阪府大阪市旭区清水3丁目20-19 |
| 電話番号 | 06-6952-2125 |
| 営業時間 | 終日可能 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 拝観料 | 無料 |
| アクセス | ■交通機関を利用 ◎京阪本線「滝井駅」下車、八幡大神宮まで350m、徒歩で約5分 ■自動車を利用 ◎カーナビに八幡大神宮の電話番号「06-6952-2125」を入力、または八幡大神宮の住所「大阪府大阪市旭区清水3丁目20-19」を入力し検索 |
| 駐車場 | 普通自動車が約10台駐車可能な無料駐車場あり |
