2023年9月21日(木)に滋賀県栗東市荒張にある大野神社に行ってきました。大野神社は嵐のメンバーの大野智さんの苗字と同じで、参拝するとチケットが当選した参拝者が多くいたことからチケットが当選する神社としても信仰を集めています。
今回、実際に大野神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
大野神社の概要
創建は不詳ですが、社伝によると天徳3年(959年)に勧請したと伝わり、また古典・所伝によると元慶6年(882年)以前には社が存在していたとあります。当初は「天神社」と称されました。
寛平8年(897年)、菅原道真公が天神社に参拝された由縁や天神信仰の広まりから天徳3年(959年)に「於之宮天神」の隣に道真公をお祀りした「於之宮天満宮」が創建されました。これが現在の「大野神社」です。
その後、創建は不詳ですが「出雲大神・恵比寿大神・八幡大神」の3神を一体とした社殿が建立され現在に至ります。
主祭神は菅原道真公で、学問・農耕・天候・勝負事の御神徳で信仰を集めています。
明治2年(1869年)の神仏分離令によって社名を「大野神社」に改称しました。
大野神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎JR線「手原駅」下車、大野神社まで7.2km、タクシーで約14分
自動車を利用
◎カーナビに大野神社の電話番号「077-558-0408」を入力、または大野神社の住所「滋賀県栗東市荒張896番地」を入力し検索
駐車場
大野神社には普通自動車が30台駐車可能な参拝者専用の無料駐車場があります。木曜日の午後に参拝しましたが、駐車場は混雑もなく空いていました。
大野神社の参拝と見どころ
大野神社の参拝開始
大野神社の入口には「大野神社」と書かれた社号碑があり、参道沿いに並ぶ石燈籠の後方に石造の明神鳥居があります。山奥に鎮座する神社で、緑に包まれて静寂な境内はとても心地が良かったです。
滋賀県最古の楼門(国の重要文化財)
鳥居を潜り直進すると石段があり、その先に国の重要文化財に指定されている楼門が東向きに建っています。
楼門は平安末期の建築様式が見られる鎌倉時代初期の建物で、滋賀県で一番古い楼門といわれています。門は三間一戸で、屋根は入母屋檜皮葺となっています。
拝殿
楼門を潜ると正面に見えるのは拝殿です。拝殿は温かみを感じる木造建築で、拝殿の前には阿吽狛犬が神域を清浄に保っています。
手水舎
拝殿の右側に手水舎がありますのでこちらでしっかり心身を清めて参拝へ進みます。手水舎には干支である兎の大絵馬が掛けられています。その周囲は色鮮やかな花で彩られ、写真撮影スポットとなっています。
社務所
手水舎の左側に社務所がありますのでこちらで御朱印やお守りを頂くことが出来ます。社務所の左には軽食が食べられるお食事処があります。
御祭神の菅原道真公の梅鉢紋の入ったカラフルで様々なご利益があるお守りが並んでいます。
授与品の5色のダルマ
社務所に嵐ファンに有名な5色(青・黄・赤・紫・緑)のだるまがあります。元々は授与品ではありませんでしたが、メディアで取り上げられてからこのダルマ目当てに訪れれるファンが増え、授与品として作り頒布されるようになったそうです♪
天神の泉
社務所の前の参道を上に進むと「天神の泉」があります。
天神の泉では色鮮やかな鯉が泳いでおり、近くで鯉のえさ(100円)を購入すればえさやりを楽しむことが出来ます。えさを上げるとすごい勢いで鯉が集まってきました♪
幣殿・本殿、御祭神、ご利益
天神の泉と参道沿いに幣殿、その後方に本殿が鎮座しています。幣殿の前には赤白の御神燈が吊さげられ、中国風の感じを受けます。
幣殿の中央部分には昭和岡崎型の阿吽狛犬が鎮座しています。幣殿には大注連縄と御神燈が掛かり、本殿が正面に見えます。
本殿は流造向拝の檜皮葺となっており、御祭神に菅原道真公がお祀りされています。学問成就のご利益で有名ですが、農耕・天候・勝負事でも知られています。本殿の前方には道真公の神使である牛の石像が見られます。
チケット当選報告多数の絵馬掛処
幣殿の右前方に絵馬掛処があります。こちらには多くの嵐ファンの絵馬や、様々なコンサートのチケット当選を願う絵馬が掛けられています。チケットが当選したとの報告絵馬も多くみられますので競争率が高いコンサートチケットを狙う場合は絵馬を奉納してみてはいかがでしょうか♪
三社殿(栗東市指定文化財)・水分社
幣殿前の参道を直進すると境内摂社で檜皮葺屋根の「三社殿」(栗東市指定文化財)があります。出雲社(出雲大神)・八幡社(八幡大神)・恵比寿社(恵比寿大神)がお祀りされています。その隣に鎮座するのは境内末社の水分社で御祭神に天之水分神がお祀りされています。
三社殿・水分社から石段を下ると観音堂があります。
十一面観音立像・脇仏二体(栗東市文化財)
観音堂には「十一面観音立像・脇仏二体」(栗東市文化財)がおられます。神主の屋敷内にあったため廃仏毀釈を免れました。
御本尊の十一面観音立像は平安時代末期に造られました。
脇仏二体は左が不動明王立像 (江戸時代)、右が混沙門天立像 (室町時代)になります。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。通常御朱印以外にも特別御朱印も頒布されていました。
滋賀 大野神社
お誕生日御朱印を頂きました。3匹の動物の部分に名前を入れてくださいます。雨の中たくさんのちびっこが七五三のお詣りに来てました✨ pic.twitter.com/LD3BP6q5Nw— kei (@keinumako) November 13, 2022
おわりに
大野神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。大野神社の入口には滋賀県最古で鎌倉時代に建立された楼門があり、国の重要文化財に指定されています。境内は綺麗に維持・管理されており、色鮮やかな花や可愛い大絵馬、赤白の御神燈が吊るされ気持ちが明るく清浄になりました。絵馬掛処には嵐ファンの絵馬が多くかかり、チケット当選の奉納絵馬も多くみられました。三社殿(栗東市指定文化財)や十一面観音立像・脇仏二体(栗東市文化財)、5色のだるまも必見です。見どころいっぱいの大野神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
大野神社 | |
住所 | 滋賀県栗東市荒張896番地 |
電話番号 | 077-558-0408 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎JR線「手原駅」下車、大野神社まで7.2km、タクシーで約14分 ■自動車を利用 ◎カーナビに大野神社の電話番号「077-558-0408」を入力、または大野神社の住所「滋賀県栗東市荒張896番地」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が30台駐車可能な無料駐車場あり |