2023年9月19日(火)に大阪府堺市堺区宿院町東にある宿院頓宮に行ってきました。
宿院頓宮の創建は不詳ですが、住吉大社の御旅所として設置されました。
古来から8月1日の夏の大祓日に住吉大社から神輿を迎えて、境内にある飯匙堀で「荒和大祓神事」が行われてきました。
明治8年(1875年)には大鳥大社の御旅所にもなり、7月31日には大鳥大社からも神輿を迎えて祭礼が行われています。
今回、実際に宿院頓宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
宿院頓宮へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎阪堺電気軌道阪堺線「宿院駅」下車、宿院頓宮まで150m、徒歩で約2分
◎南海本線「堺駅」下車、宿院頓宮まで1.0km、徒歩で約15分
◎南海高野線「堺東駅」下車、宿院頓宮まで1.3km、徒歩で約19分
自動車を利用
◎カーナビに宿院頓宮の住所「大阪府堺市堺区宿院町東2丁1-6」を入力し検索
駐車場
宿院頓宮には参拝者専用駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。
宿院頓宮の参拝と見どころ
宿院頓宮の参拝開始
宿院頓宮の入口はフェニックス通り沿いにあります。入口には立派な石造鳥居が建ち、鳥居の中央のには「宿院頓宮」の扁額と注連縄が掛かっています。
鳥居を潜ると手水舎がありますのでこちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。境内は大通りに面していますが、一歩神域に足を踏み入れると静かで心が落ち着く神域となっています。
境内はとてもコンパクトで、手水舎を過ぎるとすぐ社殿があります。かつては東西84間、南北60間にも及ぶ広大な境内があったと伝わります。
社殿・御祭神・ご利益
社殿はかつて2社が並んでいましたが、昭和20年(1945年)の堺空襲で焼失しました。現在の社殿は昭和24年(1949年)に再建されました。御祭神は、住吉大神(底筒男命・中筒男命・表筒男命、息長足姫命)と大鳥井瀬大神(弟橘媛命)がお祀りされています。ご利益は厄除・交通安全・商売繁盛・家内安全・病気平癒などで知られています。
社殿の前にはギョロ目が特徴の阿吽狛犬が神域を清浄に保っています。
「白夜の兎」群像
狛犬の近くには「白夜の兎」群像があります。これは「うさぎ」が住吉大社のシンボル的な動物であることから獣医で動物彫刻家の岩田千虎氏により昭和38年(1963年)に造られました。
どんなに雨が降っても水が溜まらない「飯匙堀」
白夜の兎の近くにある堀は形が飯匙(ご飯を盛るしゃもじ)に似ていることから「飯匙堀」と呼ばれます。「海幸山幸」と呼ばれる神話で彦火火出見尊が海神から授かった「潮干珠」を埋めた場所と伝わり、どんなに雨が降っても水が溜まらないという伝説があります。8月1日にはこの場所で摂津・河内・和泉三国の大祭として有名な「荒和大祓神事」が行われます。
御朱印
御朱印は社殿の隣にある社務所で頂くことが可能です。
大阪府堺市 住吉大社 宿院頓宮の御朱印。神社手前で信号待ちをしていたら、神社から出ていく車が・・・😖。宮司さんとは入れ違いになりましたが、書き置きをいただけました。 pic.twitter.com/k6HqFxlcYM
— 社之烏 (@crow_in_shrine) November 5, 2019
おわりに
宿院頓宮の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。宿院頓宮は大通り沿いに鎮座していますが境内は静かで心が落ち着く神域でした。一之宮である住吉大社と大鳥大社の御旅所で、堺のパワースポットだと感じました。住吉大社のシンボルであるうさぎの「白夜の兎」群像や神話の伝説が残る「飯匙堀」も必見です。見どころいっぱいの宿院頓宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
宿院頓宮(しゅくいんとんぐう) | |
住所 | 大阪府堺市堺区宿院町東2丁1-6 |
電話番号 | 072-232-1029 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎阪堺電気軌道阪堺線「宿院駅」下車、宿院頓宮まで150m、徒歩で約2分 ◎南海本線「堺駅」下車、宿院頓宮まで1.0km、徒歩で約15分 ◎南海高野線「堺東駅」下車、宿院頓宮まで1.3km、徒歩で約19分 ■自動車を利用 ◎カーナビに宿院頓宮の住所「大阪府堺市堺区宿院町東2丁1-6」を入力し検索 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |