2022年5月2日(月)に奈良県高市郡明日香村にある石舞台古墳に行ってきました。
石舞台古墳は古墳時代後期の石室古墳で、蘇我馬子が埋葬者と推測されています。元々は盛土で覆われていましたが失われて露出した石の上面が平らなことから石舞台と呼ばれています。
今回、ゴールデンウィーク中に石舞台古墳を見学してきましたので見どころや料金、混雑状況、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
石舞台古墳へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎近鉄吉野線「飛鳥駅」下車、「橿原神宮前駅東口行」バスに乗車し約17分「石舞台」バス停下車、石舞台古墳まで200m、徒歩で約3分
自動車を利用
◎カーナビに石舞台古墳を検索、または石舞台古墳の住所「奈良県高市郡明日香村島庄254番地」を入力し検索
駐車場
【無料】石舞台地区駐車場
石舞台古墳には普通自動車が14台駐車可能な無料の「石舞台地区駐車場」があります。通常時はこちらに駐車可能ですがシーズンの時期はすぐに満車になりますので午前の早い時間でないと駐車は難しいです。
【有料】飛鳥観光協会石舞台駐車場
石舞台古墳近くには1日500円の「飛鳥観光協会石舞台駐車場」もあります。こちらは普通自動車が150台駐車可能ですのでシーズンの時期も駐車することができます。今回ゴールデンウィーク中に訪れましたのでこちらを利用しました。
石舞台古墳の見学と見どころ
石舞台古墳の見学開始
石舞台古墳の入口には料金所があり、大人(大学生以上)300円、高校生・中学生・小学生100円になります。ゴールデンウィーク中ですので多くの方が見学に来られていました。料金所を通り階段を上ると石舞台古墳があります。墳丘は1辺50mの方墳で、周囲には幅8.4mの濠が巡らされています。
石舞台
元々石室の上に土を盛りあげて作った墳丘にありましたが、盛土が失われて現在のような露出した状態となっています。石舞台の名前は石の上面が平らなことから名付けられました。
日本最大級の石室
石室は巨石30個を積み上げて作られた横穴式石室で、長さは19.1mにもなる日本最大級の石室です。埋葬者は不明ですが当時の権力者であった蘇我馬子が有力視されています。
玄室を見学
石室の玄室に入ることも可能です。シーズン中は混雑しますので写真のように左が入場者、右が出場者の流れが出来ていました。
石室に使われている石の総重量は2,300tと推定され、石室で最大の巨岩である天井石の北側が64t、南側が77tあるといわれます。玄室の高さは約4.7m、幅は約3.5m、奥行きは約7.6mにもなります。天井から入る木漏れ日が神秘的で古代のロマンを感じました。
復元石棺
玄室から出て道なりに進むと「復元石棺」があります。石舞台古墳からは石棺は見つかりませんでしたが石室から平らに加工した凝灰岩の破片が見つかりました。復元石棺は発掘調査の成果や飛鳥時代の古墳に施されている石棺の資料によって造られました。
石舞台古墳の近くで「農村レストラン 夢市茶屋」でランチ
近くにはテラス席から石舞台古墳が見える「農村レストラン 夢市茶屋」があります。夢市茶屋では稲の原生種である古代米を使った「古代米御前」と「古代米カレー」を頂けます。こちらの古代米御前は品数も多く、古代米はもちもちとした食感でおいしかったです。
古代米カレーもちょうどよい辛さでおいしくいただきました♪
おわりに
石舞台古墳の所要時間ですが、ゆっくり見学した場合で約20分でした。石舞台古墳は蘇我馬子が埋葬されていると推測される日本最大級の石室です。石室の玄室に入ることも可能で、玄室からは石舞台の名前の由来となった巨石を下から見上げることが出来ます。石舞台古墳を見学した後は近くにある夢市茶屋で古代人も食べた古代米を使った料理を楽しむことができます。見どころいっぱいの石舞台古墳に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
石舞台古墳 | |
住所 | 奈良県高市郡明日香村島庄254番地 |
電話番号 | 0744-54-4577・9200(一般財団法人明日香村地域振興公社) |
営業時間 | 午前9時~午後5時 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | ◎大人(大学生以上):300円 ◎高校生・中学生・小学生:100円 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎近鉄吉野線「飛鳥駅」下車、「橿原神宮前駅東口行」バスに乗車し約17分「石舞台」バス停下車、石舞台古墳まで200m、徒歩で約3分 ■自動車を利用 ◎カーナビに石舞台古墳を検索、または石舞台古墳の住所「奈良県高市郡明日香村島庄254番地」を入力し検索 |
駐車場 | ◎【無料】石舞台地区駐車場(14台) ◎【有料】飛鳥観光協会石舞台駐車場(150台) |