2023年6月18日(日)に神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央にある川崎・横浜間最古の神社で鶴見のパワースポット鶴見神社に行ってきました。
鶴見神社は社伝によると推古天皇の御代(593年~628年)に創建されたと伝わり、平安時代の延長5年(927年)に編纂された『延喜式神名帳』にも記載されている古社です。当初は「杉山大明神(杉山神社)」と称されました。
鎌倉時代の仁治2年(1241年)、鎌倉幕府の第4代将軍・藤原頼経が参詣して欅を奉納したと伝わります。
室町時代の元亀3年(1572年)、兵乱の為に社殿を焼失し古文書類の多くも失われました。
江戸時代の宝暦3年(1753年)に社殿が再建され、嘉永6年(1853年)に佐久間権蔵によって社殿が改築されました。
明治44年(1911年)、火災によって社殿を焼失し、大正4年(1915年)に再建されました。
大正9年(1920年)、社名を「鶴見神社」に改称し現在に至ります。
御祭神は、五十猛命と素盞鳴尊です。
ご利益は、五十猛命が植林・成長の神・子供の守護神、素盞鳴尊が安全守護・厄除けの御神徳で知られています。
今回、実際に鶴見神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
鶴見神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎JR(京浜東北・鶴見)線「鶴見駅」下車、東口より鶴見神社まで250m、徒歩で約3分
◎京急本線「京急鶴見駅」下車、西口より鶴見神社まで350m、徒歩で約4分
自動車を利用
◎カーナビに鶴見神社の電話番号「045-501-4122」を入力、または鶴見神社の住所「神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-14-1」を入力し検索
駐車場
鶴見神社には普通自動車が2台駐車可能な無料駐車場があります。駐車場は鶴見神社入口鳥居の右にあります。日曜日の午後に参拝に訪れましたが満車でした。
鶴見神社の参拝開始
鶴見神社の入口には昭和10年(1935年)に建立された石造の明神鳥居が立ち、「鶴見神社」の扁額が掛かっています。鳥居の前には「鶴見神社」の社号碑があり、社号碑の右に参拝者専用の無料駐車場があります。
鳥居を潜ると左に社務所、正面に社殿、右に手水舎があります。
手水舎でしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。手水舎の龍の吐水口は自動水栓となっており、龍の口の前に手を近づけると水が出るようになっています。
社殿の前には獅子山があり、阿吽の狛犬が境内を悪い気から守っています。阿形が玉持ち、吽形が子持ちとなっています。
茅の輪くぐり
6月に参拝に訪れましたので、「夏越の祓」の為の「茅の輪」がありました。今年1年の前半を無事過ごせたことに感謝し、前半の罪や穢れを清め、後半も清らかに過ごせるように潜らせてもらいました。
社殿・御祭神・ご利益
社殿は大正9年(1915年)に再建されたものです。社殿の西側にはJRの電車が走っていますが、かつては鶴見神社の社地で約5,000坪ありました。社殿の右には境内社が並んでいます
本殿の周囲は透塀と火山岩で囲まれており、本殿は杉山大明神と天王宮の二社相殿で、御祭神の五十猛命(杉山大明神)と素盞鳴尊(天王宮)がお祀りされています。ご利益は、五十猛命が植林・成長の神・子供の守護神、素盞鳴尊が安全守護・厄除けの御神徳で知られています。
境内社
社殿の横には境内社が並んでいます。
社殿の前方から後方にかけて、大鳥神社・稲荷神社・秋葉神社・関神社・祖霊社・寿老人・護国神社・清明宮と境内社が並んでいます。清明宮には作家の三島由紀夫が祀られています。
「寺尾稲荷道」道標
祖霊社と護国神社の間にある「寺尾稲荷道」道標は、江戸時代の寛永2年(1705年)に鶴見橋に建立された寺尾稲荷への道標です。平成18年(2006年)に横浜市登録地域有形民俗文化財に登録されました。
富士塚と浅間神社
本殿の後方には富士塚があり、頂上に浅間神社が鎮座しています。かつて境内の西側にありましたが、線路を敷くために現在地に遷されました。富士塚の入口には水盤や五重の塔、頂上入口には鳥居と狛犬一対があります。
山頂には石祠の浅間社があり、木花開邪媛命がお祀りされています。その隣には昔から富士山にお祀りされている「蛙」があり、蛙の頭を撫でて祈願すると無事「帰る」ことが出来るといわれています。
浅間社の近くにはかなり歴史を感じる「角行像」や「弥勒菩薩像」がおられます。富士塚と共に当地に遷されました。
御朱印
御朱印は境内の社務所で書置きのものを頂くことが可能で、初穂料は300円となっています。
御朱印巡り(7月)
横浜市 鶴見神社
「京急夏詣」 pic.twitter.com/YWQeAshEQB— smile (@thank_you_smile) August 2, 2023
おわりに
鶴見神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。創建は推古天皇の御代とも伝わる古社で、境内は綺麗に整備・維持されており心地のよい神域でした。大正時代に再建された社殿は二社相殿となっており、社殿の右には多くの境内社が鎮座しています。三島由紀夫をお祀りする清明宮や、境内社の間には横浜市登録地域有形民俗文化財の「寺尾稲荷道」道標があります。社殿後方の富士塚や浅間神社も必見です。見どころいっぱいの鶴見神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
鶴見神社 | |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-14-1 |
電話番号 | 045-501-4122 |
営業時間 | 午前9時~午後4時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎JR(京浜東北・鶴見)線「鶴見駅」下車、東口より鶴見神社まで250m、徒歩で約3分 ◎京急本線「京急鶴見駅」下車、西口より鶴見神社まで350m、徒歩で約4分 ■自動車を利用 ◎カーナビに鶴見神社の電話番号「045-501-4122」を入力、または鶴見神社の住所「神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-14-1」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が2台駐車可能な無料駐車場あり |