【東京都台東区】千貫神輿を担ぐ例大祭の『鳥越祭』が有名な鳥越神社!見どころや御朱印、アクセス・駐車場をご紹介

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2023年6月5日(月)に東京都台東区鳥越にある千貫神輿を担ぐ例大祭の『鳥越祭』が有名鳥越神社とりこえじんじゃに行ってきました。

千貫神輿といわれる大神輿を担ぐ『鳥越祭』は毎年6月9日前後の日曜日に行われます。

今回、実際に鳥越神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

鳥越神社の概要

鳥越神社創建は社伝によると白雉2年(651年)、東国平定の際に白鳥村と呼ばれていたこの地を訪れた日本武尊やまとたけるのみことを「白鳥明神」としてお祀りしたのが起源と伝わります。

平安時代、前九年の役(1051年~1062年)で源義家八幡太郎)が陸奥の有力豪族の安倍氏討伐へ向かう途中に河口越えで難儀していました。そこに白鳥が飛来して渡れる浅瀬を伝えたので無事対岸へ渡ることが出来ました。義家は白鳥明神の御加護であると本社に参拝し「鳥越大明神」と名付けました。

江戸時代までは一帯の約2万坪の広大な社地を所領しており、「鳥越三所明神」と呼ばれた「熱田明神」「第六天神(第六天榊神社)」「鳥越大明神」の3社が鳥越山(白鳥山)の上に鎮座していました。しかし江戸時代の再開発により鳥越山は切り崩され、熱田神社は今戸へ、第六天神(第六天榊神社)は森田町へ遷座し、鳥越大明神のみ現在地に残りました。

明治時代の神仏分離によって明治5年(1872年)、「鳥越神社」へ改称し村社に列しました。

大正14年(1925年)、関東大震災で蔵前の徳川家康をお祀りしていた「松平神社」が焼失したため合祀されました。

昭和20年(1945年)、東京大空襲で社殿を焼失し、翌年の昭和21年(1946年)に社殿が再建され現在に至ります。

御祭神は、日本武尊やまとたける天児屋根命あめのこやねのみこと・徳川家康です。

日本武尊は勝負運・出世開運、藤原家の祖神である天児屋根命は出世開運、徳川家康は出世開運・子孫繁栄・良縁祈願のご利益で知られています。

鳥越神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎都営浅草線「蔵前駅」下車、鳥越神社まで400m、徒歩で約6分
◎JR中央・総武線各停/都営浅草線「浅草橋駅」下車、鳥越神社まで550m、徒歩で約7分
◎都営大江戸線・つくばエクスプレス「新御徒町駅」下車、鳥越神社まで700m、徒歩で約9分

自動車を利用

◎カーナビに鳥越神社の電話番号「03-3851-5033」を入力、または鳥越神社の住所「東京都台東区鳥越2丁目4-1」を入力し検索

駐車場

鳥越神社には駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。

鳥越神社の参拝と見どころ

鳥越神社の参拝開始

鳥越神社は蔵前橋通り沿いに鎮座しており、入口の明神鳥居は昭和7年(1932年)に奉納されました。社殿の前には「鳥越神社」と書かれた社号碑が立っています。鳥居前には創建時に白鳥明神と称されたことにちなんで名づけられた白鳥橋が架かっています。
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鳥居を潜ると境内は綺麗に整備・維持されており緑豊かで心地のよい空間です。たくさん掛かっている提灯には社紋である七曜紋が描かれています。左に手水舎があり、右に福寿神社が鎮座しています。
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鳥居を潜り左に進むと手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
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福寿神社(境内社)

福寿神社の御祭神は倉稲魂命うかのみたまのみこと・大国天神・恵比寿神・菅原道真公です。ご利益は、倉稲魂命が福徳開運、大国天神・恵比寿神が福徳開運・延寿・医療・智恵・善心、菅原道真公が学問成就の御神徳で知られています。御神木の下は灯りに照らされたお狐様や鳥居が並ぶ神秘的な空間となっています。

紫陽花と『鳥越祭』

手水舎から社殿を見た光景です。6月に参拝しましたので紫陽花が美しい花を咲かせていました。また毎年6月9日前後の日曜日に行われる例大祭『鳥越祭』に向けて準備が進められていました。
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社殿の前には昭和7年(1932年)に奉納された招魂社系の狛犬が社殿を悪い気から守っています。招魂社系の狛犬は、前足は直立に立たせて大きく胸を張り、長い手足を持っているのが特徴です。

社殿・御祭神・ご利益

社殿は昭和20年(1945年)の東京大空襲で焼失し、翌年の昭和21年(1946年)にコンクリート造りで再建されました。白を基調とした美しい社殿で至る所に社紋の七曜紋が見られます。参拝中も途切れることなく参拝者が訪れており篤い崇敬と信仰を集めていることが分かります。
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御祭神には、日本武尊やまとたける天児屋根命あめのこやねのみこと・徳川家康がお祀りされています。日本武尊は勝負運・出世開運、藤原家の祖神である天児屋根命は出世開運、徳川家康は出世開運・子孫繁栄・良縁祈願のご利益で知られています。男神がお祀りされていますので屋根の上の千木は先端を垂直に切り落としてある外削ぎになっています。鳥越神社3

志志岐神社(境内社)

社殿の左には対馬より勧請された志志岐神社ししきじんじゃ(境内社)が鎮座しています。御祭神は、豊玉姫命とよたまひめのみことで縁結び・安産・子育てのご利益で知られています。
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志志岐神社の向かいにあるのは祖霊舎で、社殿の前には石碑があります。
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御朱印

御朱印は福寿神社の隣にある社務所で頂くことが可能です。御朱印は「鳥越神社」と境内社の「福寿神社」「志志伎神社」の3種類で、初穂料は各500円となります。

おわりに

鳥越神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。境内は綺麗に整備・維持されており、緑に包まれた心地の良い空間でした。6月に参拝しましたので紫陽花の花も素敵でした。福寿神社は神秘的な雰囲気がある境内社で、社殿の周りでは例大祭『鳥越祭』の準備が行われていました。白を基調とした美しい社殿には参拝者が途切れることなく訪れ、篤い崇敬と信仰を集めていることを感じました。見どころいっぱいの鳥越神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

鳥越神社(とりこえじんじゃ)
住所 東京都台東区鳥越2丁目4-1
電話番号 03-3851-5033
営業時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎都営浅草線「蔵前駅」下車、鳥越神社まで400m、徒歩で約6分
◎JR中央・総武線各停/都営浅草線「浅草橋駅」下車、鳥越神社まで550m、徒歩で約7分
◎都営大江戸線・つくばエクスプレス「新御徒町駅」下車、鳥越神社まで700m、徒歩で約9分
■自動車を利用
◎カーナビに鳥越神社の電話番号「03-3851-5033」を入力、または鳥越神社の住所「東京都台東区鳥越2丁目4-1」を入力し検索
駐車場 駐車場なし、近隣のパーキングを利用

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