【所要時間3時間】松前さくらまつりに行ってきました!桜の見頃や混雑を避けて見どころを見逃さないモデルルート、駐車場、料金を徹底解説!

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2023年4月22日(土)〜5月7日(日)に4年ぶりに行われた「第75回松前さくらまつり」に行ってきました。松前には桜の花を大切に守り育ててきた花守がおり、現在「松前さくらまつり」の会場となっている松前公園には250種1万本の桜が植えられ春になると満開の花を咲かせます。

今回、実際に「松前さくらまつり」に参加してきましたので、桜の見頃や混雑を避けて見どころを見逃さないモデルルート、駐車場、料金をご紹介したいと思います。

桜の見頃と松前桜3大名木

桜の見頃

松前には「早咲き」「中咲き」「遅咲き」の桜があり、さくらまつりの期間中(4月下旬~5月上旬頃)はいつでも楽しむことができます。

松前桜3大名木

松前には松前桜3大名木と呼ばれる桜があります。効率よく見どころを見逃さないようモデルルートでご紹介します。
龍雲院の蝦夷霞桜(開花時期:5月中旬)
光善寺の血脈桜(開花時期:4月下旬~5月上旬)
松前城天神坂門の夫婦桜(開花時期:4月下旬~5月上旬)

松前さくらまつりへのアクセス・駐車場

公共交通機関を利用

・北海道新幹線、道南いさりび鉄道「木古内駅」下車、函館バス「松前出張所行き」バスに乗車約1時間30分、「松城」バス停下車徒歩約3分

車を利用

・カーナビに道の駅「松前城資料館」の電話番号「0139-42-2216」を入力、または松前城の住所「北海道松前郡松前町松城144」を入力して検索

駐車場

駐車場松前城城内松前城周辺松前藩屋敷に無料駐車場がありますが、4月下旬から5月中旬にかけて開催されるさくらまつりの期間中は1回500円になります。松前城に近づくと駐車場の看板がたくさんありますので迷うことはないと思います。空きがあればどこに駐車しても問題ありません。
なお、松前城城内の駐車場はさくらまつり期間中は使用不可になりますのでご注意下さい。

渋滞・駐車場混雑状況、回避方法

渋滞・駐車場混雑時間帯

松前さくらまつりへは函館から車で行く方が多いと思いますが、1本道の海岸線を通って行くことになります。その為追い越しも出来ませんので時間帯によっては大変な混雑が発生します。また駐車場もすぐ満車になり駐車待ち行列が発生します。

回避方法

結論から言うと、渋滞や駐車場待ちが発生するのは午前8時頃からになりますのでそれまでに到着できていれば大丈夫です。松前駅周辺から向かう場合、午前6時に出発すると午前8時前には松前城公園に着きますので混雑や駐車場待ちを回避することが出来ます。

おすすめモデルルート

おすすめのモデルルートは松前城周辺に駐車し、①松前城天神坂門の夫婦桜、②松前城、③龍雲院の蝦夷霞桜、④光善寺の血脈桜、⑤松前藩屋敷の順で歩いて見学するのが一番効率が良いのでおすすめします。それぞれの所要時間と見頃・見どころは以下をご参照下さい。

No. 名前 所要時間 見頃・見どころ
天神坂門の夫婦桜 10分 桜の見頃は4月下旬~5月上旬
松前城 50分 松前城で唯一現存する本丸御門は重文
龍雲院の蝦夷霞桜 15分 桜の見頃は5月中旬。函館戦争で焼失を免れた建造物は重文
光善寺の血脈桜 15分 桜の見頃は4月下旬~5月上旬
松前藩屋敷 50分 江戸時代の松前の町並みを再現したテーマパーク

松前さくらまつりの見どころ

①天神坂門の夫婦桜

松前城周辺の駐車場から最初に向かうのは松前城の天神坂門にある夫婦めおとです。松前桜3大名木のひとつに数えられています。
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1本の幹から染井吉野と松前を代表する品種の南殿なでんが寄り添うような姿から名付けられました。南殿や染井吉野は早咲きの桜ですので4月下旬に訪れた際も満開の花を咲かせていました。
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②松前城

松前城日本100名城第3番に指定されています。松前城唯一の遺構で重要文化財である本丸御門の見学や日本100名城スタンプを押印するには入館する必要があります。松前城資料館(天守)の入館料は大人360円、小人240円です。松前藩屋敷との入館共通券がこちらで大人620円、小人420円で販売されており別々に購入する場合より大人100円、小人60円お得ですので共通券を購入しましょう!
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松前神社側から写真を撮ると、三重天守・お堀・桜が撮影できるので人気の撮影スポットとなっています。
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③龍雲院の蝦夷霞桜

函館戦争(明治元年〈1868年〉~明治2年〈1869年〉)で松前では多くの寺院が焼失しましたが龍雲院は焼失を逃れ、重要文化財に指定されている惣門・鐘楼・土蔵・庫裏・本堂は往時の伽藍の姿を見ることが出来ます。
龍雲院1

特に江戸時代の文政13年(1830年)に建立された本堂は町内で最古の木造建築です。彫刻が見事で、特に惣門、本堂、龍神堂に施されている龍の彫刻は必見です。
龍雲院4

本堂の右前方にある蝦夷霞桜の見頃は5月中旬で、4月下旬に訪れた際はまだ開花前でした。
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④光善寺の血脈桜

光善寺入口の仁王門、その先にある鐘桜門は江戸時代に建立されたもので函館戦争の戦災を免れた貴重な建造物です。参道沿いには満開の桜が咲き誇っています。
光善寺1

松前を代表する南殿の親木である血脈けちみゃくは推定樹齢300年以上で例年5月上旬に見頃を迎えます。4月下旬に訪れましたが満開の花を咲かせていました。血脈桜は、高さ約8m、幹回り5.5mで、松前を代表する桜の品種「南殿」の親木です。
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⑤松前藩屋敷

松前藩屋敷は江戸時代の松前の町並みを再現したテーマパークです。入館料は大人360円、小人240円ですが、松前城資料館で共通券を購入すると大人100円、小人60円お得になるのでおすすめです!
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幕末の頃、松前は大阪と北海道を結んだ北前船の交易で栄え、8,000戸、30,000人の人々が暮らす仙台以北最大の都市といわれました。松前藩屋敷では、その頃の松前を再現した14棟の建物が建ち、足を踏み入れると江戸時代へタイムスリップしたような体験ができます♪
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松前藩屋敷内にも美しい桜が咲き、江戸時代のような町並みと一緒に桜の写真を撮ることができます!ちょっと休憩したいときはお土産屋「あさみ商店」さんで軽食を頂くことができます。また手作りの松前漬けの試食や購入もできるのでおすすめです。
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おわりに

松前さくらまつりを渋滞や混雑を避けて見学するには午前8時位までに到着する必要があります。松前さくらまつりの見どころとモデルルートとして、①天神坂門の夫婦桜、②松前城、③龍雲院の蝦夷霞桜、④光善寺の血脈桜、⑤松前藩屋敷をご紹介しましたが、見学の合計所要時間は2時間20分です。移動時間の合計は40分程度ですので3時間あればさくらまつりを楽しむことができます。帰りの渋滞もありますが、お昼までに出発すれば渋滞に巻き込まれることもありません。ご参考になれば幸いです。