2023年4月7日(金)に鹿児島県指宿市山川岡児ケ水にあるさつまいもの発祥の地で普及させた前田利右衛門を祀る徳光神社に行ってきました。別名「からいも神社」と呼ばれ親しまれています。
今回徳光神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
徳光神社の概要
徳光神社はさつまいもを沖縄から鹿児島に持ち帰り広めた前田利右衛門(~1719年)を御祭神に創建されました。御祭神の玉蔓大御食持命は前田利右衛門の神名です。
当時この辺りは開聞岳の度重なる噴火により火山灰土壌となりアワやソバの雑穀しか育ちませんでした。また台風の常襲地のため雑穀類も痛み被害を受けてきました。
前田利右衛門が鹿児島にもたらしたさつまいもは火山灰や台風に強く、江戸時代に幾度となく発生した飢饉からこの地の人々を飢えと死から守りました。
その後さつまいもは薩摩藩から鹿児島全体、そして江戸幕府の命を受けた青木昆陽により日本全国へと広まっていきました。青木昆陽も千葉県千葉市花見川区幕張町に鎮座する昆陽神社に御祭神としてお祀りされています。
徳光神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR指宿枕崎線「西大山駅」下車、龍宮神社まで1.4km、徒歩で約17分
自動車を利用
・カーナビに徳光神社の住所「鹿児島県指宿市山川岡児ケ水396」を入力し検索
駐車場
徳光神社には普通自動車が20台駐車可能な無料駐車場があります。駐車場には「さつまいも発祥の地」の記念碑があります。
徳光神社の参拝と見どころ
徳光神社の参拝開始
徳光神社の入口の一の鳥居を潜って境内に進みます。鳥居の近くには「徳光神社」の社号碑がたっています。
境内は綺麗に整備・維持されており参道沿いにしっかり手入れされた木々が並びます。
二の鳥居
参道を直進すると二の鳥居が見えてきます。鳥居周辺は花に彩られており癒されます。
甘藷翁頌徳碑
二の鳥居近くに「甘藷翁頌徳碑」があります。さつまいもを広めた前田利右衛門は甘藷翁と呼ばれ、その功績を頌徳(称えること)している碑です。
御祭神「玉蔓大御食持命」の石碑
御祭神で前田利右衛門の神名である「玉蔓大御食持命」と刻まれた石碑も二の鳥居近くにたっています。
社殿(拝殿・本殿)近くに手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
拝殿・本殿
手水舎から石段を上ると石燈籠があり、その先に拝殿があります。社殿の周囲は木々に包まれているので落葉がすぐ積もるのですが、掃除に来られた氏子さんにお話を伺うと頻繁に掃除に来られて綺麗に維持管理しているそうです。
社殿はコンクリート造りではなく木造建築で温かさと歴史を感じる建物です。台風の多い場所で瓦葺、木造建築は維持が大変だと思いますが地域の篤い崇敬と信仰を感じることが出来ます。
本殿の千木はお祀りしている御祭神が男神ですので先端を垂直に切り落とした外削ぎになっています。
「さつまいも発祥の地」の記念碑
「さつまいも発祥の地」ですので龍宮神社近くにある「にしき屋」さんで焼き芋を買ってきてこちらでおいしくいただきました♪天気にも恵まれ、ここから望む開聞岳は絶景でした!
御朱印
御朱印は頒布されてないそうです。
おわりに
徳光神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。さつまいもを広めた人物として青木昆陽が有名ですが、その前に琉球から薩摩に持ち込み普及させた前田利右衛門を祀る神社です。境内は綺麗に維持・管理されており、地域の住民から篤い崇敬と信仰を集めていると感じました。境内にある「さつまいも発祥の地」の記念碑からは開聞岳が綺麗に見えます。見どころいっぱいの徳光神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
徳光神社 | |
住所 | 鹿児島県指宿市山川岡児ケ水396 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR指宿枕崎線「西大山駅」下車、龍宮神社まで1.4km、徒歩で約17分 ■自動車を利用 ・カーナビに徳光神社の住所「鹿児島県指宿市山川岡児ケ水396」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約20台駐車可能な無料駐車場あり |